
アドビ株式会社は2026年9月10日、Adobe Acrobatの新機能「チャットによるPDF操作」と「ポッドキャストを生成」の日本語版を提供開始したことを発表しました。チャットベースのAIアシスタントを搭載し、PDFの基本操作を自然言語による指示で行えるほか、ドキュメントをポッドキャスト形式の音声コンテンツとして生成できるようになります。
「チャットによるPDF操作」で自然言語による指示が可能に
「チャットによるPDF操作」は、Adobe Acrobatに新たに搭載されたチャットベースのAIにより、自然言語による簡単な指示でPDFの基本操作を行える機能です。
ページの削除、テキストの置換、署名の追加、パスワードの追加、変換、保護、共有、ページの抽出など、さまざまな操作をチャットでの指示によって実行できます。従来は複数の手順が必要だったPDF操作も、自然言語での指示によって進められるようになります。
- チャットによるPDF操作:https://www.adobe.com/jp/acrobat.html
「ポッドキャストを生成」でドキュメントを音声コンテンツに変換
「ポッドキャストを生成」は、Adobe Acrobatで開いているPDFから、ボタン一つでポッドキャスト形式の音声ファイルを生成できる機能です。生成された音声は、ドキュメント内の主要な情報を整理してわかりやすく説明する内容になっています。
これにより、通勤中などの移動時間にも複数のドキュメントから必要な情報を音声ベースで把握したり、音声コンテンツとして他者と共有したりすることができるようになります。
AIとのチャットによるPDF操作への利用意向
アドビが2026年に実施した、普段PDFを利用している18~59歳の158名を対象とした調査によると、約8割(79%)がAIとのチャットによるPDF操作に利用意向を示したとのことです。
具体的な操作では、「スキャンしたPDFをOCRして検索可能にする」が84%、「PDFをWordに変換する」が82%と、利用意向の高さが示されたとのことです。
Acrobat AI アシスタントを活用したドキュメントワークフロー
Adobe Acrobatでは、今回日本語で提供が開始された「チャットによるPDF操作」や「ポッドキャストを生成」にくわえ、ドキュメントの要約や質問への回答、インテリジェントな引用など、Acrobat AI アシスタントを活用したさまざまな機能が提供されています。
アドビ株式会社製品マーケティング本部プリンシパルプロダクトマーケティングマネージャーの立川太郎さんは、次のように述べています。
「アドビは、AIによってPDFとの関わり方を進化させています。これまで機能を探し、使い方を覚えて操作していたPDFを、やりたいことをチャットで指示するだけで、より直感的かつ効率的に扱えるようにする。そして、これまで画面で読むことが中心だったPDFに、耳で聴くという新しい選択肢を加える。今回の進化を通じて、Acrobatの豊富な機能をより使いやすくするとともに、PDFを活用できる時間や場所をさらに広げていきます。」
価格と提供時期
「チャットによるPDF操作」は、Acrobat Standard、Acrobat ProおよびAcrobat Studioのサブスクリプションプランで2026年9月10日より提供が開始されています。個人向けプランは、Acrobat Standardが1,980円、Acrobat Proが月額2,530円、Acrobat Studioが月額3,300円から購入できます。
「ポッドキャストを生成」は、Acrobat AI アシスタント Plusの新機能として2026年9月10日より提供が開始されています。Acrobat AI アシスタント Plusは、月額680円からのアドオン、もしくはAcrobat Studioのサブスクリプションプランで利用できます。
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