Mobitect、USMと『Modular house』を共同開発。可変型モバイル建築を2027年に発表へ

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Modular houseの外観イメージ。青い外壁の建物とウッドデッキ

株式会社Mobitectと、スイス生まれのモジュラーファニチャー『USMハラー』を展開するUSM U. シェアラー・ソンズ株式会社は、2026年9月8日、両社のモジュール思想を融合させた可変型モバイル建築『Modular house』の共同開発に着手したと発表しました。

Mobitectは住宅や店舗をクルマや家具のように「持ち運び可能なプロダクト」としてリデザインする建築会社です。USMは半世紀以上にわたり「Form follows function(形態は機能に従う)」という設計理念を貫いてきたスイスのシステムファニチャーブランドで、日本ではUSM U. シェアラー・ソンズ株式会社が家具の輸入・販売を手がけています。

『Modular house』は、USMが培ってきたモジュール思想と、Mobitectが推進する建築のモバイル化というアプローチを融合させ、両者のモジュール思想を建築スケールで結実させる取り組みとのことです。本格的な発表と一般公開、一般受注の開始は2027年を予定しています。

目次

協業の背景にある1961年からの歴史

今回のコラボレーションの原点は、約65年前にさかのぼるとのことです。1961年、USMのポール・シェアラー・Jr.は建築家フリッツ・ハラーとともに、拡張性と柔軟性を備えた鉄骨モジュラー建築システムを用いた工場とオフィス棟を開発しました。

この建築におけるモジュール化の成功が、後に革新的なモジュール式システムファニチャー『USMハラー』の誕生へとつながったとのことです。USMが持つ「建築から家具へと昇華したモジュラー思想」と、Mobitectが掲げる「建築を再びモバイル可能なプロダクトへと再定義する」という考え方が、時を経て共鳴したことが今回の協業のきっかけになったとしています。

両社は「用途に合わせて形を変え、何世代にもわたり使い続けられる」という共通の価値観のもと、建築とインテリアがシームレスに調和する新しい住環境の創造を目指すとのことです。

可変型モバイル建築『Modular house』の特徴

『Modular house』は、スケルトン(建築躯体)からインフィル(内装・空間・家具)にいたるまで、すべてが緻密なモジュールによって構成された建築です。

Modular houseの構造イメージ。USMハラーの球状ジョイントと青いパネルが組み合わされたモ

Mobitectの柔軟なモジュール型建築ユニット『most-Two storied』に、USMのシステムファニチャー『USMハラー』のモジュールが組み合わされる構造で、空間のサイズや用途に応じて壁面収納から間仕切り、ワークスペース環境までがシームレスに連動する仕組みです。

Modular house 内装イメージ

家族構成やライフスタイルの変化に合わせ、住まいの広さをユニット単位で拡大・縮小できるほか、内部のUSM家具もパーツの追加・交換、解体・組み替えが可能とのことです。

サステナビリティーの面では、両社が重視する「高精度で耐久性の高い素材」と「流行に左右されないタイムレスなデザイン」を組み合わせ、引越しの際には建物ごと移動させて継続利用できるほか、部材の改修・再生を通じて資産価値を維持する「建物のアップサイクル」を掲げています。

USMが大切にする「用途に合わせて形を変え、何世代にもわたり再構築して使い続けられる」というサステナビリティーの考え方(Rethink、Redesign、Revalue)を融合させたとしています。

Modular houseのサステナビリティを示すモジュール再構築サイクル図
Modular house 外観イメージ。黒い外壁の2階建て建物と植栽

展示会でUSM家具をコーディネートした特別モデルを初公開

2027年の本格発表に先駆け、Mobitectが展開するモバイル住宅『most-Trailer』にUSMの家具をコーディネートした特別モデルが、以下3つの展示会で初公開されます。

most-Trailer展示会

代官山T-SITEで、2026年11月9日(月)から15日(日)まで開催される予定です。『most-Trailer』の実機を展示し、日常の中に溶け込む「移動可能な住まい」と『USMハラー』の機能美が調和した空間を提案するとしています。

全国賃貸オーナーズフェスタ2026

東京国際フォーラムで、2026年11月22日(日)に開催される予定です。株式会社エイブルが主催するイベントにブース出展し、賃貸オーナーや不動産投資家向けにMobitectの可変建築技術と空間活用ソリューションを提案するとしています。

第5回 東京トレーラーハウスショー

東京ビッグサイトで、2026年11月25日(水)から27日(金)まで開催される予定です。『most-Trailer』の実機を展示し、建築業界の専門家や事業者向けに、Mobitectの可変建築技術と『USMハラー』のモジュール思想が融合した空間活用を提案するとしています。

加盟工務店の先行予約を受け付け

Mobitectは、2027年の『Modular house』本格発表および一般受注開始に先駆けて、日本全国で本プロジェクトを共に推進する「加盟工務店」の先行予約受付を2026年9月7日から開始しています。

『Modular house』は緻密なモジュール構造により高い施工精度と現場の省力化を実現する建築プロダクトとしており、デザイン感度の高い顧客層へのアプローチや、サステイナブルな建築ビジネスへの参入を検討する工務店・ビルダーを対象に募集しています。対象は全国の工務店、ビルダー、設計事務所、不動産開発事業者です。

なお、11月に開催される上記3つの展示会の会場では、加盟を検討する事業者向けの個別相談会も実施される予定です。

Modular houseの外観イメージ。青い外壁の建物とウッドデッキ

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