マゼックスの農業用ドローン『飛助J10』、2026年11月発売。液剤10L・粒剤10kg対応

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マゼックス新型農業用ドローン「飛助J10」の告知ビジュアル。黄色い機体

株式会社マゼックスは10月30日、新型農業用ドローン『飛助J10』を2026年11月に発売すると発表しました。

『飛助J10』は、液剤10L・粒剤10kgに対応した農業用ドローンです。軽トラックへの積載や圃場での取り回しに配慮したコンパクトな10Lクラスとして設計したとのことです。

飛助J10 橙色の機体カバーと白いタンクを備えた農業用ドローン
目次

機体と飛行機能

アームは1本を約0.5秒で展開・収納できるワンタッチ機構です。アタッチメントは国内の機構部品メーカー「栃木屋」と共同開発しました。

フライトコントローラーには産業用レベルセンサーを搭載しています。自動校正アルゴリズムとあわせて、従来必要だった飛行前のキャリブレーション作業を自動化する機能です。機体を持ち上げて回転させるといった準備作業を減らし、現場到着後から散布開始までの負担軽減を図っているとのことです。

衛星測位は、準天頂衛星システム「みちびき(QZSS)」を含む5種類に対応しています。複数の測位システムを組み合わせることで、山間地などでも安定した位置情報の取得をサポートするとのことです。高度維持レーダーと障害物レーダーは標準搭載で、各種設定はアプリから変更できます。

送信機とアプリ

操縦には、大きな画面を備えたスマート送信機を使います。アプリでは、飛行速度、高度維持レーダー、障害物レーダーなどの設定のほか、作業履歴、次回点検時期、バッテリー状態を確認できます。バッテリー残量や機体エラーは、画面表示と音で操縦者に通知します。

超広角魚眼レンズのジンバルカメラも搭載しており、飛行中の周囲状況を確認できます。

アプリは更新に対応しています。ソフトウェアの更新を通じて、購入後も機能を順次追加できる設計です。

散布機能

飛行速度に合わせて農薬の吐出量を自動調整する「速度連動散布」に対応しています。機体が減速した場合は吐出量を抑え、農薬のかかりすぎや散布ムラを抑える仕組みです。

1haあたりの散布量、散布幅、飛行速度、飛行高度、ノズルチップなどの条件を入力すると、必要な吐出量に合わせたポンプ出力をアプリが自動計算します。手計算や、液体を吐出しながらポンプ出力を何度も調整する作業を軽減する機能です。設定した散布条件には名称を付けて保存でき、次回以降に呼び出せます。

ポンプは最大流量5L/分のブラシレスウォーターポンプです。ノズルには、ポンプ圧力で薬液を狙った方向へ吐出する加圧式ノズルを採用しました。

粒剤・肥料向けの粒剤散布装置は、国内メーカーと共同開発しました。攪拌機能、残量センサー、細かな散布量調整、大開口の投入口を備えています。

バッテリーと運用

バッテリーは、BMS(バッテリーマネジメントシステム)を搭載したスマートバッテリーです。温度・電圧・セル状態などをリアルタイムに監視し、異常検知、過充電・過放電保護、温度管理、セルバランス制御を行います。

200V環境では約12分の急速充電に対応します。約12分は200V充電時の目安値です。100V電源を使う場合は充電時間が異なります。実際の充電時間は、電源環境、バッテリー残量、温度、使用状況などによって変動します。

同社は、スマートバッテリー、急速充電器、200V発電機を組み合わせた運用も提案しています。作業中に充電しながらバッテリーをローテーションし、予備バッテリーを必要以上に持たずに連続作業を行う想定です。

発売時期とサポート

発売は2026年11月の予定です。保守・修理対応は、販売開始からではなく、製品の販売終了後から5年間提供します。販売期間にくわえて、終売後さらに5年間、保守・修理対応を継続するとのことです。

製品の詳細は、同社の製品ページで案内されています。

マゼックス新型農業用ドローン「飛助J10」の告知ビジュアル。黄色い機体

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