
Sonosは2026年9月2日、次世代オーディオ・オペレーティングシステム『Sonos 27』を発表しました。AIコントロール機能によるオープンプラットフォームの拡張や新しいアプリ『Sonos 27app』の提供にくわえ、新製品『Sonos Beam Ultra』(サウンドバー)と『Sonos Ace Ultra』(ヘッドフォン)も発表されました。
『Sonos 27』は、20年以上にわたり開発が続けられてきたオーディオ・オペレーティングシステムの最新バージョンです。これまでSonosが構築してきたシステムを正式に名称化するとともに、オープンプラットフォームと適応性をさらに拡張する新機能が導入されます。
AIをオープンに活用するアプローチ
『Sonos 27』では、ユーザーが好みのAIを使ってSonosシステムを操作できるようになります。音楽やその場の雰囲気に合わせた選曲に特化した独自のアシスタント『Sonos 27voice』と、OpenAIのChatGPTを含む外部のAIアシスタントやエージェントをSonosシステムにつなぐことができる『Sonos 27mcp』が導入されます。
OpenAIのChatGPT Voice製品責任者、アティ・エレティさんは「今回のSonosとの連携により、スマートフォンやパソコンでChatGPTとの会話を続けながら、家の好きな場所で音楽を再生できるようになります。会話の流れを止めることなく、その瞬間を楽しめるシンプルな体験を、世界中のSonosユーザーの皆さまにお届けできることを楽しみにしています」と述べています。
またSonosは、オープンプラットフォームの次の展開として『Sonos Custom Agents』も発表しました。ユーザーはSonosシステム上で、それぞれ異なるAIモデル、個性、音声を持つ、自分専用のエージェントを作成できるようになります。
Sonos Chief Innovation Officerのニック・ミリントンさんは「本当にスマートな家とは、ひとつの万能なアシスタントにすべてを任せることではありません。用途や目的に応じて自分に合ったエージェントを選んだり、作ったりできることが大切だと考えています。Sonosのオープンプラットフォームは、それを可能にします」と述べています。
Sonos Fabricによる新機能
「Sonos Fabric」は、Sonos製品同士が互いの位置や状態を認識し、その状況に応じて最適に動作できるようにするシステム機能です。このSonos Fabricを活用した2つの新機能が2026年秋に登場します。
「ヘッドフォンリンキング(Headphone Linking)」は、先行アクセス機能として『Sonos Ace Ultra』をSonosシステムに直接接続し、近くのスピーカーで再生しているサウンドをヘッドフォンへ移したり、ヘッドフォンから再びスピーカーへ戻したりできる機能です。
「Sonos Positioning Technology」は、高周波の音を使ってスピーカーの位置を認識し、その場所に応じてシステム内での役割を自動的に切り替える技術です。対応するポータブルスピーカー『Sonos Play』を所定の位置に移動するだけで、その場でリアサラウンドとして使用できる新機能「Portable Surrounds」が実現します。
新しい『Sonos 27app』で操作性が向上
Sonosは、コミュニティとともに数か月にわたって改良とテストを重ねて開発した『Sonos 27app』を発表しました。新しいアプリでは、より直感的に操作できる新機能や改善が取り入れられ、これまで以上に簡単かつスムーズに使えるようになるとのことです。

Sonosシステムは、『Sonos 27app』のほか、『Sonos 27voice』や『Sonos 27web』など、さまざまな方法でコントロールできます。
新製品『Sonos Beam Ultra』と『Sonos Ace Ultra』
『Sonos 27』の発表にあわせて、拡張するシステムの機能を活用できるよう設計された2つの新製品も発表されました。
『Sonos Beam Ultra』は、真の7.1.2 Dolby Atmosを実現するミドルサイズのサウンドバーです。コンパクトなサイズながら、より没入感のあるホームシアターサウンドを届けるとのことです。
『Sonos Ace Ultra』は、Sonosのヘッドフォンラインアップをさらに進化させた製品です。先行アクセスとして提供されるヘッドフォンリンキングをはじめ、Sonosシステムとより深く連携できるよう設計されたハードウェアが搭載されています。
提供時期と価格
『Sonos 27』は、ソフトウェアアップデートを通じて、すべてのSonos S2対応製品で利用できるようになる予定です。ただし、一部の機能は対応製品が限定されます。
新しいアプリナビゲーションと『Sonos 27mcp』は、先行アクセスとして2026年9月8日から提供が予定されています。「Portable Surrounds」も同日から、『Sonos Play』のオーナー向けに順次提供が予定されています。ヘッドフォンリンキングは、先行アクセス機能として『Sonos Ace Ultra』で9月29日から利用できる予定です。
『Sonos 27voice』は英語(米国)から対応し、その他の地域および言語にも順次対応が拡大される予定とのことです。
『Sonos Beam Ultra』(99,800円、税込)は、9月25日に先行予約の開始が予定されており、10月9日から販売が開始される予定です。『Sonos Ace Ultra』(69,800円、税込)は、10月16日に先行予約の開始が予定されており、10月30日から全国の提携店舗(オンライン含む)で販売が開始される予定です。
- Sonos公式サイト:https://www.sonos.com/ja-jp/shop
