
生活関連用品の企画・開発・販売を手がける株式会社ドウシシャは、2026年9月16日、クマに自分の存在を知らせるためのBluetooth®搭載スピーカー『くまようじん』を発表しました。『くまようじん』は、2026年10月上旬より、同社の公式オンラインストア『ドウシシャマルシェ』のほか、全国のホームセンターや家電量販店などで発売される予定です。
『くまようじん』は、クマに自分の存在を知らせるための音源を内蔵した、大音量再生に対応するポータブルスピーカーです。Bluetooth®機能を搭載しており、内蔵音源に加えてスマートフォンの音源も再生できます。登山やハイキング、山菜採りなど山に入る際の、クマとの不意の遭遇に備えるアイテムとして位置付けられています。
音でクマに自分の存在を知らせることを目的とした製品であり、クマの撃退やクマとの遭遇の防止を保証するものではありません。クマが出没する可能性のある場所では、十分な注意が必要です。
開発の背景
近年、クマが市街地や人里へ出没する事例や人身被害が報じられる機会が増えており、クマ対策への関心が高まっています。クマとの不意の遭遇を避ける対策の一つとして、音を出して自分の存在をクマに知らせる方法があり、従来からクマ鈴やホーンなどのアイテムが使われてきました。
同社は、複数の音を使い分けることでより幅広い状況に対応できると考え、7種類の音源を内蔵したBluetooth®機能搭載の『くまようじん』を開発したとのことです。登山やハイキング、山菜採りのほか、仕事で山間部に立ち入る際にも携帯しやすい、軽量でコンパクトなスピーカーとして設計されています。
7種類の音源を搭載
『くまようじん』には、クマが警戒することを想定した7種類の音源が内蔵されています。犬の鳴き声や高低周波音、「くまようじん!」の掛け声など、異なる音をボタン操作で簡単に再生できる仕様です。内蔵されている音源は次の通りです。

- 犬の鳴き声
- 散弾銃の発砲音
- 爆竹の音
- アメリカパトカーのサイレン音
- 高周波音
- 低周波音
- 「くまようじん!」の掛け声
これらの音源は、山に入る際や、登山道などでクマ出没注意の看板を見かけた際など、クマとの不意の遭遇に備えたい場面での使用が想定されています。音源はクマの撃退や遭遇防止を保証するものではなく、周囲の状況を確認したうえで、各自治体や関係機関が案内するクマ対策と併用することが求められています。
最大約94dBの音量とBluetooth®機能
『くまようじん』は5Wアンプを搭載し、無響音室内で本体から1mの距離から高周波音を再生した場合に、最大約94dBを記録しています。屋外での登山やハイキングでも、音によってクマに自分の存在を知らせることができるとしています。

Bluetooth®機能も搭載しており、内蔵音源だけでなく、スマートフォンで再生する音楽や音声コンテンツをワイヤレスで再生できます。内蔵音源以外の任意の音源を再生することも可能で、用途に合わせて活用できる仕様です。


軽量設計と乾電池駆動
本体重量は約82gと軽量で、背面クリップとハンドストラップを備えています。腰ベルトやリュックへの取り付けのほか、手首にストラップを通して携帯することもでき、使用シーンに合わせた持ち運び方を選べます。

電源には単4形アルカリ乾電池3本(別売)を使用し、充電が不要です。充電環境を確保しにくい山間部などでも手軽に使用できるとしています。なお、公表されている連続再生時間は新品の単4形アルカリ乾電池を使用した場合の数値で、長時間使用する場合は予備の乾電池を用意することが推奨されています。


使用上の注意
『くまようじん』は、音によってクマに自分の存在を知らしめ、クマに忌避を促すことを目的とした製品であり、クマの完全な忌避を保証するものではありません。また、すでに人間を見つけて突進や攻撃をしてくるクマを抑止するためのものではないとされています。クマが出没する可能性のある場所での行動には十分な注意が必要で、クマ鈴との併用が推奨されています。
発売情報
『くまようじん』は、2026年10月上旬より、『ドウシシャマルシェ』や全国のホームセンター、家電量販店などを通じて発売される予定です。
- 『くまようじん』特設ページ:https://www.doshisha-av.com/safety/kuma-1.html
※Bluetooth®のワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標です。
