
株式会社ユリカは2026年8月18日、iOS/watchOS向けメモアプリ「Obsidian連携『シンプルメモ』」(旧:Captio式シンプルメモ)に、Siriを使ったハンズフリー送信機能を追加したと発表しました。
初期設定後、Siriが利用できる環境でAirPodsを接続していれば、iPhoneを取り出さずに音声でメモを記録できます。内容は自分宛メールへ送られ、Obsidian連携がオンになっている場合はObsidianのノートにも記録されます。

Siri経由でAirPodsから話すだけでメモを送信
これまでメモを残すには、iPhoneを取り出し、ロックを解除し、アプリを探し、メモを入力して送信するという操作が必要でした。Siri送信に対応したことで、ユーザーが行うのは2回の発話だけになります。
「Hey Siri、シンプルメモで残す」とAirPodsに呼びかけると、Siriが「何をメモしますか?」と聞き返します。ここで「週末に確定申告の書類をまとめる」のように内容を話すと、Siriが「メモを送信しました」と応答し、送信が完了します。

AirPodsのボタン操作だけでは送信されず、送信には必ずSiriを経由する必要があります。AirPodsのステムを長押しするか、「Hey Siri」でSiriを呼び出す形になります。
開発中に手元の端末(iOS 26/AirPods Pro)で検証した結果、「Hey Siri、シンプルメモで残す」は比較的安定して届き、話した内容がそのまま本文になるとのことです。一方、「シンプルメモにメモ」という言い方は、iPhone標準のメモAppへの指示として解釈されることがあるとのことです。
合言葉は「〜にメモ」ではなく「〜で残す」になります。認識結果はOS・端末・Siri設定・環境音により変わるため、動作を保証するものではないとのことです。

特集ページでは、このほかに「シンプルメモに送信」という言い方や、反応しないときの確認手順も案内されています。
- 設定手順・Siriで使える呼びかけ方・トラブル対処をまとめた特集ページ:https://simplememofast.com/siri/
声のメモの入り口は5つ
シンプルメモは、声でメモを残すための入り口を5つ用意しています。ひとつがSiri送信で、残り4つは以下の通りです。
- Siri送信(iOS 16.4以降):声だけで完結し、iPhoneはポケットに入れたまま使えます。
- アクションボタン(iPhone 15 Pro/15 Pro Max、iPhone 16シリーズ以降):本体側面のボタンを1回押します。
- 背面タップ(iPhone 8以降):本体の背面を2回たたきます。
- コントロールセンター/ウィジェット(iOS 18以降):1タップで音声メモを起動します。
- Apple Watch(watchOS 26.5以降):腕から2タップで操作します。
Siri送信以外は、アプリを起動する操作が1回必要です。ショートカットAppを使えば、呼びかけの合言葉や自動化を自分で組み替えられます。
設定手順とAirPodsのSiri呼び出し設定
設定は3ステップです。まず、アプリの初期設定を済ませ、送信先メールアドレスを登録・認証してアプリから送信できる状態にします。次に、Obsidianにも残す場合は「詳細設定」から連携をオンにして保管庫フォルダを選びます。

ショートカットAppで「シンプルメモ」のSiri設定を確認したら、AirPodsを接続してSiriに呼びかけてください。「何をメモしますか?」と聞かれたら、残したい内容を話します。
AirPods ProとAirPods 4は、ステムを長押ししたときの初期設定が「ノイズコントロールの切り替え」になっています。機種による違いのない「Hey Siri」から試すことがすすめられています。長押しの操作を変更する場合は、設定からBluetoothを開き、AirPodsの「i」アイコンから「長押ししたときの操作」でSiriに切り替えることが可能です。

利用時の注意点
AirPodsは音声の入出力に使い、メモの作成・保存・送信の処理はiPhone側で行われます。通信環境や端末・OS・Siriの設定によって、認識・表示・応答に差が生じるとのことです。
オフライン時は送信内容を暗号化してキューに保存し、オンラインに復帰したときに自動で送信されます。運転中・走行中は安全を最優先し、安全ガイドの確認がすすめられています。

- ハンズフリー機能の詳しい注意点をまとめたページ:https://simplememofast.com/hands-free/
高音質録音も選択可能に
アプリ内の音声入力では、iOS 26以降かつH2チップ搭載AirPods接続時に、AirPodsのマイクを使う「高音質録音」を選べるようになりました。
音質と距離の自由度が上がる一方、認識開始が約0.7秒遅くなる(開発中の手元環境での計測値)ため、既定はオフ(速さ優先)になっています。「詳細設定」からオンに切り替えられます。
なお、Siri経由の送信では、この設定に関係なくAirPodsのマイクが利用されます。
料金プランと対応環境
ダウンロードは無料です。Freeプランは1日3通まで、期限なく利用できます。Premiumプランは月額500円・年額5,000円(いずれも税込)で送信が無制限になり、Siri経由の送信もアプリ内送信と同じ1日の送信枠を共有します。
アプリ本体は、iPhoneがiOS 16.0以降、Apple WatchがwatchOS 26.5以降に対応しています。Obsidian連携は、アプリの「詳細設定」から連携をオンにし保管庫フォルダを選択するだけで利用でき、プラグインは不要です。
記載時点のバージョンは、2026年8月12日公開の5.7.5とのことです。価格は日本のApp Storeのもので、地域により異なる場合があります。
ダウンロード情報
「シンプルメモ」は、話した内容や書いたメモを自分宛てメールに送信し、設定に応じてObsidianの保管庫にもプラグイン不要で自動追記する、株式会社ユリカ開発のiOS/watchOS向けメモアプリです。Siriを経由すれば、AirPodsから声だけでメモを送れます。
シンプルメモ側がObsidianを利用するワークフローに対応しており、Obsidianの公式・関連サービスではないとのことです。
- App Storeで無料ダウンロード:https://apps.apple.com/jp/app/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%A2-obsidian%E9%80%A3%E6%90%BA-%E9%AB%98%E9%80%9F%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E5%85%A5%E5%8A%9B/id6758438948
- 公式サイト:https://simplememofast.com
※「Obsidian」は Dynalist Inc.(Obsidian.md)の商標です。本サービスはObsidianの公式・関連サービスではありません。
※Apple、AirPods、Apple Watch、iPhone、Siriは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
※Siriの認識結果は、環境音や話す速さによって変動する場合があります。
※記載の仕様・対応状況は配信時点のものです。