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TERRAMASTER、家庭向けにm.2 SSDのみの4ベイNAS『F4 SSD』を発売! 5G LAN搭載で高速データ転送を実現

 データストレージ製品を展開するTERRAMASTER(テラマスター)は6月24日、次世代の家庭向けオールフラッシュNAS『F4 SSD』を発表しました。

 『F4 SSD』は現代の家庭用ニーズに対応した設計で、オールフラッシュ構成、同社のスマートOS「TOS 6」、および法人レベルのセキュリティ機能にくわえ、静音性にも優れた設計です。

 また、家庭のネットワーク環境における通信速度・安定性・静音性の3つに重点が置かれており、とくに通信面では、次世代対応の5G LANポートを搭載し、従来のギガビットLANに比べて最大5倍の転送速度を実現するとされています。

スマートフォンで簡単初期設定、AI機能で写真を自動管理

 同社によると、TNAS Mobileアプリを使えば、PCを使わずに『F4 SSD』の初期設定が簡単に行えます。スマートフォンで撮影した写真や動画は、Wi-Fiまたはモバイルネットワーク経由で自動的にNASにバックアップされるため、端末の容量を気にせず安心して撮影が可能になります。

 さらに、AI搭載のアルバム機能が人物・ペット・風景を自動で分類し、思い出の写真が整理された状態で保存されるとのこと。

ローカル暗号化とアカウント分離でデータ主権を強化

 また、『F4 SSD』は、ローカルのハードウェア暗号化とアカウント分離技術が採用されています。これによりクラウドストレージに依存することがなくなります。

 20以上の独立アカウントに対応し、共有デバイスとしての利用と完全なデータ分離を両立しているとか。

 家庭内の各メンバーはそれぞれ重要な仕事のファイルや家計簿、学習資料、成長の記録写真を保存可能で、同一デバイスを共有していても、ユーザーごとにアカウントを作成し適切な権限を設定することで、データは完全に分離される設計です。

4Kビデオ対応と多様なメディアサーバーをサポート

 『F4 SSD』は4Kビデオのデコードに対応し、uPnP/DLNAプロトコルによりテレビやタブレットなどへシームレスにストリーミング配信が可能となっています。同社の「Multimedia Server」アプリにくわえ、PlexやEmby、Jellyfinといった人気メディアサーバーにも対応しています。

 また、TNAS.onlineクラウドプラットフォームにより、自宅NASのデータへ外出先からでも安全にアクセス可能で、旅行先のホテルでも重要な資料や写真にアクセスできるとのことです。

工具不要の筐体設計と静音性を実現

 『F4 SSD』は工具不要の筐体構造により、SSDの取り付けやメモリの増設がスムーズに行えるようになっています。上下の対流式エアフローと静音ファンにより、待機時の動作音はわずか19dBを実現し、書斎や寝室でも気にならない静かさだとか。

 『F4 SSD』は、TERRAMASTERの「TRAID」柔軟アレイシステムによりディスク容量の利用を自動で最適化し、ディスク障害時の冗長性とオンライン拡張に対応しています。また、「CloudSync」アプリを通じて、Google Drive、OneDrive、Amazon S3、Dropboxなどの主要クラウドサービスと双方向同期が可能とのことです。

 新製品は公式ストアおよび正規販売店で購入可能で、2年間のメーカー保証が提供されます。すでにAmazonでの先行予約も開始されています。

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