【レビュー】テレビ用トランスミッター付き骨伝導ワイヤレスヘッドホン

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 2020年4月に骨伝導ワイヤレスヘッドフォンのレビューしたAfterShokz社の、テレビ用トランスミッター付き骨伝導ワイヤレスヘッドホンのサンプルを頂いたのでレビューで紹介します。

目次

骨伝導ワイヤレスヘッドホンとは?

 まず最初に骨伝導ワイヤレスヘッドホンについて解説します。知ってる人は読み飛ばしてください。

 骨伝導ワイヤレスヘッドホンとは、スピーカーではなく頭蓋骨に振動を与えてそれを聴覚神経で聞く骨伝導と、Bluetooth接続のワイヤレスヘッドホンを組み合わせた製品です。

 「そんなめんどくさいことまでして音楽を聞かなくても……」と思う人もいるでしょうが、骨伝導ワイヤレスヘッドホンを選ぶのは理由があります。

 骨伝導ワイヤレスヘッドホンは普通のヘッドホンと違って耳が開放されているため、周りの音を聞き取れるんです。

普通のヘッドホン/イヤホンだと耳がふさがれてしまう

 ランニングや散歩時に周りの音を聞き取れるため、安全に外で使うことができます。

骨伝導ヘッドホンはこめかみで音を聞くため、ほかの音を聞き取れる

 「運動時に音楽を楽しみたい!」、「でも車に注意したいのである程度は周りの音も聞きたい!」という人のための製品。それが骨伝導ワイヤレスヘッドホンです。

 でも、今回の製品はテレビ用トランスミッター付き。そう、家でも使うことを考えた骨伝導ワイヤレスヘッドホンなのです。

テレビ用トランスミッター付き骨伝導ワイヤレスヘッドホンの使い方

 テレビ用トランスミッター付き骨伝導ワイヤレスヘッドホンには、テレビと接続するための様々なケーブルが同梱されています。

 音声出力は「Optical OUT」、「AUX/3.5mm」、「ラベルの付いたRCAジャック AUDIO OUT」の3種類に対応しています。

 「その他のRCAジャック」には対応していません。これはラベルなしのRCAジャックは基本的に出力ではなく入力だからです。

 テレビ用トランスミッターの使い方としては、まずはじめにトランスミッターにmicroUSBケーブルを挿して給電します。

 続いてトランスミッターの後ろ側にあるボタンを「ON」にします。

 最後に再生したい端末とオーディオケーブルを繋げば準備okです。

 どんなテレビにも「AUX/3.5mm」、いわゆるイヤホンジャックはついているため、基本的にはそこに付属のオーディオケーブルを差し込めば繋がります。

 その後、骨伝導ワイヤレスヘッドホンの電源ボタンを長押しすれば自動的にトランスミッターと骨伝導ワイヤレスヘッドホンがペアリングされ、音声が流れるようになります。

骨伝導ワイヤレスヘッドホンの使い心地は?

 テレビ用トランスミッター付き骨伝導ワイヤレスヘッドホンですが、テレビ用トランスミッターが付いているだけで普通の骨伝導ワイヤレスヘッドホンとしても使えます。

 骨伝導ワイヤレスヘッドホンの使い心地については前回のレビューを参照してください。

 前回のレビューを読むのがめんどくさいという人は、音声を聞き取りやすい低音もしっかり聞こえる耳が解放されているため外の状況がわかるの3点セットを覚えて帰ってください。

 テレビ用トランスミッターを使うことで、テレビの前を離れても音声が途切れずに聞こえます。少し部屋を離れるくらいなら余裕です。

 あと、聞いている音声がほかの人の耳を邪魔しないため、テレビを見たくない家族も一緒にいることができます。

 個人的には「リビングのテレビでゲームをやっている子ども」に使わせるのがベストだと思いました。ゲームの音ってプレイしない人には意外と耳に障りますし、ゲームに夢中な子どもも骨伝導ワイヤレスヘッドフォンだから声をかければ気づいてくれます。

トランスミッター経由での遅延は0.2~0.3秒ほど

 テレビ用トランスミッター付き骨伝導ワイヤレスヘッドホンは、Bluetoothの音声コーデックにaptX方式を採用しています。

 そのため高音質・低遅延の音を楽しむことができます。

 ただ、このレビューを読む人が気になるのは「その低遅延がどれくらいなのか?」というところでしょう。

 試しにPCでゲームをプレイしながら音を聞いてみましたが、遅延はほぼ感じませんでした。「少し、音が遅れて聞こえてくるかも?」くらいの印象です。

 でもそれだけでは印象論でアレなので、イヤホン二股分配ケーブルを使って片方は有線イヤホン、もう片方は骨伝導ワイヤレスヘッドホンでその再生音と同時に聞く方法で検証しました。

片方をイヤフォン、片方をトランスミッターに分岐させて接続
これを両方耳につけて聞く。骨伝導ヘッドホンだからできること。

 その結果、たしかに少し遅延が存在することがわかりました。具体的には声にエコーがかかっているように聞こえます。

 ただしその遅延は短いもので、1秒もありません。0.5秒でもありません。数字にすると0.2~0.3秒ほどだと思います。それくらい遅延としては短いです。

 骨伝導ワイヤレスヘッドホンだけで音を聞いた場合、ほぼ違和感なく楽しめると思います。テレビ用として考えるとまったく問題のない遅延レベルです。

普通の骨伝導ワイヤレスヘッドホンとしても利用可能

 続いて気になったのは「テレビ用トランスミッター付きだけど、普通の骨伝導ワイヤレスヘッドホンとしても使えるのかどうか?」です。

 同梱されている骨伝導ワイヤレスヘッドホンの電源を入れると、こちらが何もしなくても自動的にテレビ用トランスミッターに接続されてしまいます。

 そのため同梱の骨伝導ワイヤレスヘッドホンはトランスミッター専用のものかと思いましたが、電源を入れたあと電源ボタンから指を離さずにいるとほかの機器とのペアリングモードにできます。

iPhoneのBluetooth接続に登場させられた

 その状態のときにスマホから接続すると、普通の骨伝導ワイヤレスヘッドホンとしても利用できます。

複数の骨伝導ワイヤレスヘッドホンを登録できる

 そして使用後はスマホから登録情報を解除し、骨伝導ワイヤレスヘッドホンの電源を再起動するとまたトランスミッターに自動的に接続されます。

 つまりこのテレビ用トランスミッター付きを購入すれば、運動時の骨伝導ワイヤレスヘッドホンとしても共用できるというわけです。

 運動中に使える骨伝導ワイヤレスヘッドホンを探しており、テレビでも使ってみたい人はテレビ用トランスミッター付き骨伝導ワイヤレスヘッドホンを試してみてください。

 骨伝導ワイヤレス ヘッドホン テレビ用 トランスミッター付き – AfterShokzJP

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この記事を書いた人

猫が好き。福岡でライターやって生きてます。
お仕事のご相談は digimaganet@gmail.com まで。
いつもTwitter(@digimaga)に生息しています。

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