【レビュー】自転車やお風呂でおすすめ! 防水骨伝導ワイヤレスヘッドホン『Aeropex』

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 AfterShokz社の骨伝導ワイヤレスヘッドホンの最新モデル『Aeropex』のサンプルを頂き、2ヶ月ほど試用させてもらったのでレビューで紹介します。

目次

骨伝導ワイヤレスヘッドホンとは?

 まず最初に骨伝導ワイヤレスヘッドホンについて解説します。知ってる人は読み飛ばしてください。

 骨伝導ワイヤレスヘッドホンとは、スピーカーではなく頭蓋骨に振動を与えてそれを聴覚神経で聞く骨伝導と、Bluetooth接続のワイヤレスヘッドホンを組み合わせた製品です。

 「そんなめんどくさいことまでして音楽を聞かなくても……」と思う人もいるでしょうが、骨伝導ワイヤレスヘッドホンを選ぶのは理由があります。

 骨伝導ワイヤレスヘッドホンは普通のヘッドホンと違って耳が開放されているため、周りの音を聞き取れるんです。

普通のヘッドホン/イヤホンだと耳がふさがれてしまう

 もっとわかりやすく言うと、条例で禁止されている自転車でのイヤホン走行とみなされません(とはいえ都道府県や取り締まる警察官による)。

 もちろん自転車だけではなくランニングや散歩にも使えます。

 「運動時に音楽を楽しみたい!」、「でも車に注意したいのである程度は周りの音も聞きたい!」という人のための製品。それが骨伝導ワイヤレスヘッドホンです。

骨伝導ワイヤレスヘッドホン『Aeropex』の使い方

 骨伝導ワイヤレスヘッドホン『Aeropex』の使い方は簡単。

 再生したい端末(スマホ)とBluetoothで接続したあと、頭の後ろというか耳の上にかけるだけです。

 ちょうどこめかみのあたりに振動が伝わるので、そこから音を聞きます。

骨伝導ヘッドホンはこめかみで音を聞く

 耳にかけたあとは、右側にある電源ボタン(音量+ボタン)を長押ししましょう。

一番左のボタンが電源/音量+ボタン

 すると「AfterShokz(アフターショックス)へようこそ。接続しました」と聞こえます。これが聞こえたらあとは音楽を流すだけでokです。

 おわるときは同様に電源ボタンを長押しし、「終了します」と聞こえれば外してokです。

 この終了動作をせずに外してしまうと、スマホの着信音や通知音が骨伝導ワイヤレスヘッドホンの方から流れて気づかないといったことになるので気をつけてください。

 このほか左側にあるマルチボタンを押すと、回数によって次/前の曲へスキップ、電話に出る、通話拒否といったアクションができます。

左耳外側にマルチボタン

マルチボタンの説明書

機能操作方法音声案内
音楽再生/一時停止1回押しビープ音1回
次の曲にスキップ音楽再生時に2回押しビープ音1回
前の曲にスキップ音楽再生時に3回押しビープ音1回
電話に出る1回押しビープ音2回
電話を切る1回押しビープ音1回
現在の通話を切って、二つ目の着信に出る通話時に2秒間長押しビープ音1回
通話を拒否する着信時に2秒間長押しビープ音2回
音声ダイヤル2秒間長押しビープ音
最後に発信した番号をリダイヤルする音楽停止時に2回押し「リダイヤルします」

音量+/電源ボタン(B):音量-(C)の説明書

機能操作方法音声案内
電源オン音量+ボタンを2秒間長押し「アフターショックスへ、ようこそ」
電源オフ音量+ボタンを3秒間長押し「終了します」
ミュート通話時にBとCボタンを約2秒長押し「ミュートしました」
「ミュートを解除しました」
イコライザー切り替え音楽再生時にBとCボタンを約3秒長押し「イコライザーを変更しました」
バッテリー残量チェック音楽静止時に音量ボタン(+/-)のいずれかを1回押し「充電されています」
「およそ半分です」
「残りわずかです」
「充電してください」
音量調整音楽再生時に音量ボタン(+/-)を1回押しビープ音1回

骨伝導ワイヤレスヘッドホンをどんなときに聞いているのか?

 さて、そんな骨伝導ワイヤレスヘッドホンをボクがどんなときに使っているのか? 主な使用シーンは2つです。

 ひとつは自転車、ひとつはお風呂です。

 自転車で利用するのは、上記で少し触れた条例に違反しないためです。まだ条例が制定されていない県もあると思いますが、いずれ全国に広がると思うので自転車でイヤホン使ってる人は骨伝導ワイヤレスヘッドホンに乗り換えましょう。

 “骨伝導”が前にあるので気づいてない人もいるかもしれませんが、“ワイヤレス”ヘッドホンなので乗り降りのときにケーブルが引っかかることもないです。

 昔、有線イヤホンを使っていたこともありましが、あれと比較して安全なのでとても良いです。

 お風呂場はそのままお風呂に入りながら使ってます。

自転車×骨伝導ワイヤレスヘッドホンで聞くのはポッドキャスト

自転車用スマホマウントは必須

 自転車に乗りながら聞いているのは音楽ではなく、おもにポッドキャスト(Podcast)です。

 音楽はごくたまーに聞くくらい。本当にポッドキャストメイン。

 聞いている番組は『ドングリFM』です。インターネットの濃い話が聞けて好き。

 伝わりづらいというか『ドングリFM』リスナーにしかわからないことを言いますが、以前使っていた中華製の激安骨伝導ワイヤレスヘッドホンでは、出演者の鳴海(なるみ)さんの低い声が聞き取りづらいことがありました。

 横をトラックが通ると、鳴海さんの低すぎる声がまったく聞こえなかったんです。

 しかし、なんとこの『Aeropex』なら横をトラックが通っても聞こえます。これは本当にすごい。

 ただしそんな『Aeropex』でも工事中の現場だけはダメでした。あれだけは聞こえなくなります。それでも工事現場以外では移動中に声が途切れることなく聞き取れるので、だいぶ自転車での移動時の質が向上しました。

 もう元に戻れません。

お風呂場×骨伝導ワイヤレスヘッドホンは『YouTube』を聞く

 もうひとつの利用シーン、お風呂場では『YouTube』を聞いています。

 これまでは浴槽の縁にスマホを置いて聞いていたのですが、髪を洗うときは水の音でまったく聞こえなくなります。

スピーカーを洗い場に向けて聞いている

 ボクが観ているのはセリフメインのレビュー動画なので、画面が見えないのはともかく声が聞こえないのはNG。

 そこで骨伝導ワイヤレスヘッドホン『Aeropex』の出番ですよ。

 『Aeropex』を装着した状態で髪を洗えば、どんなに水を頭にかけても音が途切れることなく聞こえます。

 ただまあ骨伝導ワイヤレスヘッドホンはこめかみ部分につけるため、こめかみを洗うときは左右それぞれ洗う手間がかかります(外すと音が聞こえなくなるので両手で同時に髪をワシャワシャできない)。

 でも問題はそれだけなので気にしていません。洗ってるあいだも『YouTube』は聞けているので、髪を洗う時間が1分くらい伸びたところでそれは視聴時間が1分伸びた程度です。

骨伝導ワイヤレスヘッドホン『Aeropex』は防塵・防水

 もうおわかりだとは思いますが、骨伝導ワイヤレスヘッドホン『Aeropex』は防塵・防水です。『iPhone 7』と同じIP67準拠。

 そのため運動時の汗も、お風呂のお湯も大丈夫。シャンプーも、まあいまのところは大丈夫です。壊れていません。

 ただし防水のため充電端子がよくあるmicro USBではありません。磁石でくっつく専用の充電ケーブルを利用します。

充電ケーブルは専用タイプ

 そのため出先で充電したいときなどは、この充電ケーブルを持ち歩いている必要があります。

 ボクは自転車でのちょっとした移動時にしか聞かないのでバッテリー切れになったことはありませんが、ヘビーユースな人は充電ケーブルを持ち歩かないといけないのがちょっと面倒かも。

 バッテリー持続時間は公称8時間です。旅行以外でバッテリーが切れることなさそう。

『Aeropex』はメガネをかけても痛くない

 たぶん気になる人がいると思うので、写真付きで解説します。

 『Aeropex』はメガネをかけても痛くありません。

耳がほぼないのでこのマネキンにメガネをかける方が大変だった

 メガネユーザーでも問題なく使えます。耳にかける順番としてはメガネ→『Aeropex』が良いと思います。

『Aeropex』×メガネ×自転車用ヘルメットもイケる

 さらにこのまま自転車用ヘルメットもかぶれます。もちろん痛くありません。

マネキンからメガネとヘッドホンとヘルメットが落ちないようにするのが大変だった

 さすが自転車アスリートも使っているだけあります。

自転車×骨伝導ワイヤレスヘッドホンに『Aeropex』はおすすめ

 自転車に乗っている人で、移動中に音楽やポッドキャストを聞きたい人には骨伝導ワイヤレスヘッドホン『Aeropex』はおすすめです。

 とくに5,000円くらい激安中華製を使っている人は、乗り換えるとその質の違いに感動すると思います。

 中華製は耳の上にスピーカーがついてる感じですが、『Aeropex』はちゃんと音が骨伝導します。だから耳に大きな音が入っても聞こえます。

 骨伝導ワイヤレスヘッドホンのおすすめを探している人は試してみてください。

 AfterShokz Aeropex Open-Earデザイン骨伝導ヘッドホン – AfterShokzJP

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この記事を書いた人

猫が好き。福岡でライターやって生きてます。
お仕事のご相談は digimaganet@gmail.com まで。
いつもTwitter(@digimaga)に生息しています。

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