液晶ディスプレイメーカーのBenQさんから、子供向けに作られたアイケアディスプレイ『GW2480T』を2週間ほどお試しで使わせて貰いました。大人なんですけど、これ、見やすくておすすめです。
BenQさんからはこれまでも27インチのアイケアディスプレイ『EW2770QZ』や、27.9インチの4KHDR対応ゲーミングモニター『EL2870U』をお借りしたことがあるんですが、試用後に我慢できなくなってまた買ってしまいそうです……(ゲーム用の『EL2870U』は体験した美しい映像が忘れられなくてモニター終了後に購入しました)
。
なぜ、BenQのアイケアディスプレイ『GW2480T』が良いのか?
大人が使ってみての話と、子供と一緒にゲームで遊んでみての話を紹介します。
狭額ベゼル&24インチで見やすい『GW2480T』
BenQアイケアディスプレイ『GW2480T』の良さ、それは見やすさです。
『GW2480T』はアイケアディスプレイの名のとおり、画面のちらつきによる目の疲れを減らすための「フリッカーフリー」技術や「ブルーライト軽減」機能、部屋の明るさに応じて自動的に画面の輝度を調整する「ブライトネスインテリジェンス(B.I.)」機能が搭載されています。
それぞれの機能を簡単に説明すると……
ちらつきを抑える「フリッカーフリー」
通常の液晶ディスプレイは1秒間に250回の割合でフリッカーしており(ちらついており)、この点滅は目の健康に重大な影響を及ぼすと言われています。このフリッカーを抑え、目の疲れを減らす機能が「フリッカーフリー」です。
目の健康を守る「ブルーライト軽減」
「ブルーライト軽減」についてはもはや説明もいらない気がしますが、青色系の可視光線は目にダメージを与えるため、可視光線のうちブルーライトを除去する機能のことです。ブルーライトはメラトニンの生成を抑制するため、睡眠障害にもなる可能性があるとか。
輝度を自動調整する「ブライトネスインテリジェンス(B.I.)」
「ブライトネスインテリジェンス(B.I.)」は明るい場所、暗い場所に応じてディスプレイの輝度(明るさ)を自動で調整してくれる機能です。これによりどの時間帯でも映像が見やすくなり、目の疲れも減らせます。
とまあ、このあたりがアイケアディスプレイの機能です。ただ、それにくわえて良かったのが23.8インチサイズのちょうど良さ。
ボクはいまデュアルディスプレイ環境なんですが、片方が27インチ、もう片方が27.9インチと少し大きめです。この大きさには慣れているつもりでしたが、23.8インチの『GW2480T』に交換すると、これがめっちゃ見やすいんです!
最初持ったときは「小さいかな?」と思ったんですが、それはベゼルが狭いからであって画面そのものは大画面。というか首を動かすことなく画面の端までチェックできるのでちょうど良い大きさと言えます。
こっちが『GW2480T』のベゼル。
そしてこっちが『EL2870U』のベゼルです。
全然違うでしょ!?
『GW2480T』は小さいのに画面が大きいんです。
もちろん全体的な画面の大きさで言えば『EL2870U』の勝ちです。ただ23.8インチ、つまり24インチくらいの大きさが普段の作業使いにはちょうど良いと確信しました。たぶん、またディスプレイを買い直します……。
あとは単純に画面が見やすいです。
写真に撮るとカメラが勝手にホワイトバランスを調整してしまうのでわかりづらいのですが、複数種類の画像モードが用意してあり、自分が見やすいと感じる好みの色合いで作業できます。
この色合いは数値で細かく調整することもできます。
子供に『GW2480T』を体験して貰うと?
ここまでが大人の意見。次はターゲットユーザーである子供の感想です。
子供には『GW2480T』と他社製27インチディスプレイでゲームを交互にプレイして貰いました。遊んだタイトルは子供に大人気のゲーム『Minecraft(マインクラフト)』です。
液晶ディスプレイのスペック比較表
比較に必要そうな仕様表は次のとおり。
GW2480T | 他社製 | |
---|---|---|
サイズ | 23.8インチ | 27インチ |
パネル | IPS非光沢 | VA非光沢 |
解像度 | 1,920×1,080 | |
表示色 | 約1677万色 | 1670万色 |
輝度 | 250 cd/㎡ | 300 cd/㎡ |
応答速度 | GtoG 5ms | GtoG 4ms |
リフレッシュレート | 60Hz | |
視野角 | 178°/178° | |
フリッカーフリー | ○ | |
ブルーライト軽減 | ○ | |
B.I.+ | ○ | – |
大きな違いはパネルがIPSかVAか、それと『GW2480T』のみ「ブライトネスインテリジェンス(B.I.)」機能があるところです。
子供「理由はわからないけど見やすい。ヌルヌル動く」
父「で、液晶ディスプレイを変えて遊んでもらったけどどうだった?」
子「こっち(『GW2480T』)の方が見やすい」
※以下、全部「こっち」なので『GW2480T』と他社製で置き換えます。
父「どう見やすいの?」
子「他社製で始めたときはまだ操作になれてないってのもあったけど、『GW2480T』でやると同じ木でもきれい。あと、他社製だとずっとやってると目が痛くなる感じがある」
父「ふーん、ほかに違いは?」
子「うーーーん。『GW2480T』だと動きがヌルヌルしててやりやすかった。画面(視点)を動かすときにやりやすい。理由はわかんない」
同じリフレッシュレートなのに動きがヌルヌルする、というのは驚きです。異なるPCでプレイさせましたが、『GW2480T』はCore i7 3770+GTX1650、他社製はRYZEN 7 3700X+GTX1070です。どう考えても他社製ディスプレイの方がPCのスペックは高い。
続いて『YouTube』の動画を見て貰いました。
父「なんか違い感じる?」
子「『GW2480T』の方が色が濃い。はっきり映ってる。他社製の方が白くて鮮やかだけど、『GW2480T』は色が違う。(ブルーライト軽減機能を切ると)同じくらい。標準モード以外を使うと色が濃くなる。でも、動画だとあんまり気にならないかな」
ということでした。
もっとパソコンを使っている子供であれば操作方法がわかるので調べ物やプログラミングで話も聞けたと思いますが、我が家はスマホと電子辞書で完結してしまっているのでゲームと動画の感想です。
もう少し大きくなったらデジタル学習の一環としてパソコンを使わせることになると思います。そのときはたぶん、『GW2480T』にします。実売価格で2万円を切っており、それで子供の目を守れるなら安いものです。
同じようにお子さんにパソコンを使わせようと思ってる方は参考にしてください。良いディスプレイだと思いますよ。
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アイケアディスプレイ『GW2480T』の紹介
ここからは写真でざっくり紹介していきます。
正面です。
背面です。
背面にはケーブルを通すための穴があります。
接続方式はD-sub、HDMI(1.4)、DisplayPort(1.2)と少し古め。パソコンとゲーム機の両方をつなげたい場合はHDMI→DisplayPort変換ケーブルとか必要かも。
モニター台座には昇降機能もついています。これが下限(高さ比較用『iPhone』付き)。
これが上限です。
傾きです。手前。
奥。
奥にしたときの見え方はこんな感じ。ここまで倒さなくても見えやすく調整できると思います。
左右の傾きです。左。
右。
IPSパネルということもあって、視野角は良いです。こんな角度から見ることはありませんが、見えるでしょ?
液晶ディスプレイを縦にするピボット機能も標準でついてます。
ただしピボットするとHDMIケーブルなどの映像系が引っ張られるので、余裕をもった長さのケーブルを接続しましょう。
操作ボタンは液晶ディスプレイの右下についてます。
あと一点、気をつけたいところとしてはモニター台との固定です。モニター台の底についているネジを締めて、液晶ディスプレイと固定するのを忘れないようにしましょう。
固定せずに液晶ディスプレイを動かそうとするとスっぽ抜けます。必ずネジを締めましょう。
写真での紹介は以上です。
BenQアンバサダープログラム
最後に、BenQさんの液晶ディスプレイをモニター試用したい方は、「BenQアンバサダープログラム」に参加すると良いですよ。モニター企画に応募できます。
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