ボクが参加しているブログネットワークAMNの関係で、Lenovoさんから2週間だけ『IdeaPad S10-3(ワインレッド)』をモニターとして貸し出して頂けました。そのレビューです。
一昔前にネットブックというジャンルのパソコンが流行りましたよね? ボクも流行りに乗って『Eee PC 1000HE』を買いました。今はOSにUbuntuをインストールしたまま机のすみで冬眠しています。たぶんこのまま永眠すると思います。
で、この『IdeaPad S10-3』もそんなネットブックのなかの一つです。じつを言うとあんまり期待していなかったのですが……ちょっと、コレけっこういいですよ。
ニコニコ動画が字幕つきでもカクつかず再生できる
みんな大好きニコニコ動画。『Eee PC 1000HE』でも寝る前の布団の中や外出先でちょっと時間があるときなどに見ていたのですが、とにかくカクつくのが不満でした。字幕を消してギリギリです。それでもカクつきます。
ところがこの『IdeaPad S10-3』では字幕をつけていてもカクつきません! ほぼスムーズに流れます。弾幕が流れた時はさすがにちょっと止まりますが、それ以外は問題なしです。これは嬉しかったですね。
また、Youtubeでも480pの動画までは問題なく再生できました。720pになるとさすがにキビしく視聴に耐えませんが、480pであればこちらもスムーズに再生されます。
ボクは動画サイトをよく利用しますができれば作業環境の視界には入れたくないタイプなので、こうしてデスクトップとは別に再生できる環境ができたのはかなり嬉しかったです。まあもうお別れなんですけども。
キータッチは深め。反応が早いのでガンガン打ち込める
ネットブックを何に使いたいかと言えばもちろん文章の打ち込みです。取材に行く時や外出する時って移動時間なんかも含めるとけっこう時間があるんですよね。
そこで『IdeaPad S10-3』を使ってみたのですが、打ち込みに関しても良いです。さすがに愛用の『REALFORCE』に比べると打ちにくいのですが、押した時の深みもそれなりにあってスムーズに打てます。
反応も早く、変換に手間取ったりある程度の文字を打ち込んでから画面に表示されるなんてこともないのでガンガン入力できます。少なくとも文章作業においては満足です。
iPadとIdeaPad、持ち歩く時は用途にあわせて
ネットブックに変わる新しいジャンル、タブレットPCであるiPad。イロイロと作業できるみたいな感じで言われていますが、ボクに言わせると作業には向いてません。これは遊ぶ用のガジェットです。
2つを比べてみて改めて認識させられるのはやっぱりパソコンの方が便利だということ。たしかに起動には時間がかかりますが、やりたいことをやれるのはパソコンです。これは誰も否定しないと思います。
電車の中でちょっと作業するならiPad。新幹線の中やカフェでじっくり作業するならIdeaPad。その時々にあわせてどちらを持って行くのかを選ぶと良いです。ちなみに両方を持ち歩くのはオススメしません。一度iPadとIdeaPadの両方をカバンに入れてでかけましたが重くてしょうがなかったです。肩の悲鳴を聞きたくなければどちらか片方にしておきましょう。
唯一の不満点は起動時間が遅いこと
これまで『IdeaPad S10-3』をボクなりの使い方でベタ褒めしてきましたが、やっぱり不満点もあります。それはOS、アプリともに起動時間が遅いことです。
メモリが少ないのがいけないのか、それともOSがWindows 7だからなのか。とにかく起動が遅いです。起動後の動作はネットブックにしてはキビキビなので問題ないのですが、起動の遅さはみんなが気になると思います。
そう考えると『IdeaPad S10-3』はやっぱり落ち着いた環境で作業するためのパソコンと言えます。それなりに動くスペックで、でも重くはない。そんな持ち歩きのためのパソコンが『IdeaPad S10-3』だと思います。
まとめ
たった2週間なので感想としてはこんなものですが、ボクの中でちょっとネットブックの評価が変わりました。今は実用に耐えるレベルになってます。『Eee PC』も買うのをもうちょっと遅らせれば良かったかな?
『IdeaPad S10-3』はLenovo公式サイトで42,798円で、Amazonだと34,005円(6月18日時点)で販売されてます。えっ? Amazon安いじゃんコレ!