
Shisa株式会社は10月28日、日本語にチューニングされたエージェント型コーディングツール『Jouzu』の公式サイトを公開しました。
『Jouzu』は、日本語での指示や音声入力に対応したAIコーディングツールです。作業に応じてモデルを選び、性能とコストを調整しながら、実装・レビュー・検証を複数のAIエージェントに分担できます。
ShisaのLLM・音声APIに直接アクセスできるほか、ChatGPTやDeepseekなど他社のプロバイダーも同じ環境に組み込めます。新規Shisaアカウントには、10米ドル分の無料APIクレジットが付与されます。
日本語UI・音声入力とモデル選択
『Jouzu』のUIはすべて日本語に対応しています。Shisa AIのリアルタイム音声認識を使った音声入力にも対応しており、キーボード入力にくわえて、話しかけることでAIへ指示を入力できます。
Shisaが提供するモデルと他社のプロバイダーは、共通のインターフェースで利用できます。作業の難易度や役割に応じて、開発・レビュー・検証などに異なるモデルを割り当てられるほか、難易度の低い作業には、より安価なモデルを選べます。
複数のAIエージェントによる分担と作業管理
実装・レビュー・検証などの作業は、複数のAIエージェントに分担させられます。計画を管理するエージェント、実装を担当するエージェント、レビューや検証を行うエージェントといった、役割別の構成で開発を進められます。
最終目標と作業リストを記録し、複数のAIエージェントが進捗を共有しながら、実装からテストまでを進める仕組みです。目標にはトークン上限を設定でき、上限に達すると処理を一時停止します。
指標や検証コマンドに基づいて結果を評価するループ機能と、定期的に作業を実行するスケジュール機能も備えています。テストなどをバックグラウンドで実行しながら別の作業を続けることができ、処理が完了すると結果がまとめて報告されます。
ジョブやサブエージェントからの報告などを調整するフロー制御機能では、自動処理が停止した理由や再開方法を確認できます。
外部ツール連携とテキストの事前チェック
『Jouzu』はMCPに対応しており、MCPサーバーを通じて社内ドキュメントや外部ツールに接続できます。別途検索APIキーを用意しなくても、Web検索やJavaScriptで描画されるページの取得を利用できます。
「TextGuard」は、スキルやWeb検索結果をモデルに渡す前にローカルでスキャンする機能です。悪意のあるコマンドからデータを守るとのことです。
コンパクションについては、VCC ベースのコンパクションがほぼ一瞬で完了し、すべて検索できるとのことです。
利用開始の手順
『Jouzu』は、次の3ステップでShisaアカウントに接続できます。APIキーを手動でコピーする必要はありません。
1. 「npm install -g jouzu」でインストールします。 2. 「jz login」を実行し、表示されたQRコードまたはリンクから接続ページを開きます。 3. ブラウザーでShisaアカウントにサインインし、ワークスペースを選択して承認します。
npmで利用する場合は、Node.js 22.19以上が必要です。Windows向けのインストーラーも、公式サイトで案内されています。
Shisa経由の『Jouzu』利用は、通常のShisa API利用として計上されます。残高とダッシュボードは共通で、そこで管理できます。ソースコードはGitHubで公開されています。
- Jouzu公式サイト:https://platform.shisa.ai/ja/jouzu/
- GitHub:https://github.com/shisa-ai/jouzu
