いわゆる“かた麺”のなかで最強クラスの“ハリガネ”を超す最硬のかたさをほこる麺“剛鉄(ごうてつ)”が、とんこつラーメン専門店『一蘭』の西新店と天神店限定で登場したとのことで早速食べてきました。
やってきたのは一蘭 西新店。西新店の近くにはコインパーキングがいくつもあるので立ち寄りやすいです。
ハリガネを超す最硬のかたさ、その麺の名は剛鉄!
「かた麺文化が根付くこの福岡に一蘭が新たに送り込む新麺!!」だそうです。これは強そう。
西新店のメインメニューはラーメン(790円)とラーメン+替え玉(1,000円)の2種類。替え玉が210円、半替え玉が160円とほかのお店より少し高めです。
食券を購入して中に入るといつもの一蘭の半個室席がズラリ。この席を見ると「一蘭に来たぞ!」って感じがします。
そして席に着くと替え玉が高い理由が分かりました。西新店では麺は自家製生麺の剛鉄麺しか使っていないようです。
さらに麺のかたさも“最硬”と“かた”の2種類しかありません。つまり“はい”か“YES”のどちらかしか選べない状態。もちろん“最硬”を選択!
待つこと3分ほど。
キタキタキタ! これがハリガネを超す最硬のかたさをほこる麺、剛鉄か!!
と言っても見た目はいつもの一蘭のとんこつラーメンとあまり変わりません。
ワクワクしながら麺を持ち上げてみました。
いつもより、少し、重い?
まあいちいち考えていてもしょうがありません。ラーメンは頭で食べるものじゃない。喉で食べるものだ! というわけでいただきます!
もぐもぐ……いつも食べる一蘭の“超かた”とは違う歯ごたえ、噛んでも噛んでも口のなかに麺の存在が残ります。そうか、お前が剛鉄か。
その後も歯ごたえはなくなることなく、「お前はいま麺を噛んでいるのだ!」と口の中から剛鉄が訴えてきます。
あっという間に完食。もちろん替え玉を注文します。
だって目線の高さに「替え玉だとスープをすっていないので、一杯目と比べて麺の歯ごたえ、食感、風味が際立つんです」とのメッセージがあるんだもの。これはかた麺好きとしては頼まないと。
剛鉄のプレートを置くと「チャラリ~ララ♪チャラララララ~♪」のいつものチャルメラ音が。
良いよねぇ、こういうの。早く来い! 剛鉄!
すぐに新しい剛鉄が来ました。剛鉄麺の真骨頂、見せてもらおうじゃないか。
どんぶりに替え玉を投入し、麺を持ち上げた瞬間に違いはすぐに分かりました。
一杯目では少し重いぐらいだった麺が、スープをすっていないのに重いんです。これはスープをすってツルリとまとまった麺ではなく、麺の一本一本が自己主張しているかのようにパラパラのせいでしょう。つまんだ麺の動きが箸をとおしてダイレクトに伝わってきます。
もちろん噛んだときの麺のかたさも一杯目とは比べものになりません。
さらにすごいのが麺の香りです。生の小麦の強烈な香りが口のなかから漂ってきます。麺が、小麦小麦している。これほどまでに強烈な小麦香は『ラーメン二郎』以来です。
ごちそうさまでした。
ラーメン一杯+替え玉という一蘭でのいつものコースでしたが、いつもより「麺を食ったぞ!」という満足感が残りました。剛鉄、やるじゃないの。
福岡に住んでてかた麺好きならこれは食べる価値アリです。
一蘭 西新店、天神店の場所はこちら。