4つのプリントヘッドを備えた3Dプリンター『Snapmaker U1』を国内展開。価格は165,000円(税込)

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Snapmaker U1の外観。上部に4つのプリントヘッド、側面に黄色と白のスプール

Snapmaker社の日本正規代理店である株式会社マイクロボード・テクノロジーは11月5日、Snapmaker社が開発したマルチカラー・マルチマテリアル3Dプリンター『Snapmaker U1』の日本国内での販売とサポートを発表しました。価格は165,000円(税込)、販売開始日は11月6日です。

『Snapmaker U1』は4つの独立したプリントヘッドを搭載し、プリントヘッド自体を物理的に交換する「SnapSwap™」システムを採用しています。造形中は、色や素材ごとにフィラメントをセットしたヘッドへ切り替えながら印刷を進めます。

目次

ヘッド交換方式の仕組みと廃材削減

従来のマルチカラー3Dプリンターでは、1つのノズルを共用して色や素材を切り替える方式が一般的だったとのことです。この方式では、切り替えのたびにフィラメントの排出、交換、パージが必要になります。

『Snapmaker U1』は素材ごとに専用のプリントヘッドを用意するため、フィラメントを何度も押し出して入れ替える必要がありません。ヘッド交換は約5秒で、各素材を専用ヘッドにセットしたまま造形できます。

ヘッドの位置決めには、キネマティックカップリング機構を採用しています。スチールボールによる位置決めと機械式ロックで、交換後の位置を維持します。Snapmakerの耐久試験では、100万回を超えるツール交換を実施しました。

廃材については、Snapmakerの社内比較試験で、従来の共通ノズル方式と比べてフィラメント廃材を最大85%削減した実績があります。

マルチマテリアル造形の組み合わせ

4つのヘッドには、色だけでなく特性の異なる素材も割り当てられます。同社は、次の3つの組み合わせを挙げています。

  • 硬質素材と柔軟素材:PETGとTPUを組み合わせ、硬い構造部分と柔らかい部分を一体化したパーツを製作できます。
  • 水溶性サポート材:PVAなどを使うことで、複雑な内部構造やオーバーハングを持つモデルの造形をサポートし、サポート材の除去作業の負担も軽減します。
  • 異なる硬度のTPU:複数のTPUを使い、硬度や色の異なる柔軟なパーツを製作できます。

造形性能と自動化機能

速度と造形サイズ

モーションシステムはCoreXY方式で、X軸には軽量なカーボンファイバー製の構造を組み合わせています。ツールヘッド速度は最大500mm/s、加速度は最大20,000mm/s²です。ホットエンドの流量は最大32mm³/sに対応します。

造形サイズは270×270×270mmです。

調整・供給・監視の自動化機能

プリントヘッドごとの位置調整や振動補正などを自動化する、複数の自動キャリブレーション機能を搭載しています。

フィラメントについては、自動送り込み、RFIDによる認識、フィラメント切れ検知に対応しています。Backup Modeにも対応し、対応する設定・条件のもとで予備のフィラメント供給を利用できます。

本体には2メガピクセルのカメラを内蔵し、造形中の状態を確認できます。異常検知機能で空中印刷などの問題を検出するほか、フィラメント切れやツールヘッド交換時のエラーも検知します。

オプションのTop Coverで対応材料を拡大

オプションのTop Coverを追加すると、ABS、ASA、PA、PCといったエンジニアリング材料に対応します。Top Coverは温度管理機構と3段階のフィルターシステムを備えています。

硬化鋼ノズルと組み合わせると、カーボンファイバーやガラスファイバーを含む強化フィラメントにも対応します。

想定用途と国内サポート

想定する用途は、製品開発・試作、製造現場での治具や保護パーツの製作、教育・研究、デザイン、ホビー・DIYなどとのことです。

同社は日本正規代理店として、購入前の製品案内から導入後の操作案内、不具合発生時の対応まで、日本国内でサポートします。製品情報は次のページで確認できます。

Snapmaker U1の外観。上部に4つのプリントヘッド、側面に黄色と白のスプール

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