
ローランド株式会社は10月20日、『Roland Boutique』シリーズの新製品として、シンセサイザー『JUPITER-08』と『n/vision』を11月7日に発売すると発表しました。『JUPITER-08』はアナログ・ポリフォニック・シンセサイザー「JUPITER-8」の誕生45周年を記念したモデルで、『n/vision』は同シリーズ初のウェーブテーブル・シンセサイザーです。
『Roland Boutique』シリーズは、2015年に販売が開始された、コンパクトなサイズで本格的な音づくりを楽しめる製品群です。
両モデルに共通する設計
『JUPITER-08』と『n/vision』は、どちらもスピーカーを内蔵しています。電源は単3形電池4本の駆動とUSB-C給電に対応し、音楽制作ソフトウェアと連携できるUSBオーディオ/MIDI接続も備えています。いずれも、同シリーズの設計上の特徴を受け継いだモデルです。
25鍵盤のキーボード・ユニット「K-25m」が両モデルに付属します。本体と組み合わせれば、単体で音づくりや演奏ができます。



『JUPITER-08』:1981年発売の「JUPITER-8」を継承
『JUPITER-08』は、1981年に発売された「JUPITER-8」の特徴的なパネル・デザインと直感的な操作性を継承したモデルです。最新のエフェクトと、現代の演奏スタイルに対応する新機能も搭載しています。



音源には、「JUPITER-8」モデリング音源(ABM音源)を採用しました。ローランドは、ピッチの揺らぎや発音特性といったオリジナル機特有のニュアンスまで追求したとのことです。
設定によって、「JUPITER-8」を彷彿とさせる8音/2パート構成で演奏できます。最大32音まで発音数を拡張できるモードも選べます。
そのほか、2パート/64ステップ・ポリフォニック・シーケンサー、アルペジオ機能、17種類のエフェクト、独立したディレイ/リバーブを搭載しています。

『JUPITER-08』の紹介動画
『n/vision』:シリーズ初のウェーブテーブル・シンセサイザー
『n/vision』は、『Roland Boutique』シリーズのオリジナル・モデルとして開発された、ウェーブテーブル・シンセサイザーです。ローランドの最新のウェーブテーブル音源を、つまみやフェーダーといったクラシックなシンセサイザーの操作感で扱えます。

ウェーブテーブル音源は、1周期のさまざまなデジタル波形を格納したウェーブテーブルを用います。内部では異なる波形が連続しており、再生位置を指定することで、時間に応じて波形が変化します。
『n/vision』は、2つのウェーブテーブル・レイヤーを混ぜ合わせる構造です。ウェーブ・シェイパー機能では、新たな倍音成分や複雑な質感を付加できます。

メニュー内には、高機能なステップ・シーケンサーや、ビンテージ・シンセサイザーに着想を得た複数のフィルター・モデルがあります。JUNOコーラスを含む17種類のエフェクトと、独立したディレイ/リバーブも搭載しています。
『n/vision』の紹介動画
価格と仕様
価格は両モデルともオープン価格です。外形寸法は、付属のキーボード・ユニット「K-25m」を含めて、どちらも308(幅)×209(奥行)×54(高さ)mmです。質量は、「K-25m」と電池を含めた値で、『JUPITER-08』が1.6kg、『n/vision』が1.7kgです。
製品の詳細は、それぞれのページで案内されています。
- 『JUPITER-08』:https://www.roland.com/jp/products/jupiter-08/
- 『n/vision』:https://www.roland.com/jp/products/n_vision/
