EIZOが『ColorEdge』シリーズ初のOLEDモニター『ColorEdge CG3200X』を12月1日に発売。EIZOダイレクト販売価格は495,000円(税込)

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ColorEdge CG3200Xの前面と背面。OLED 4K HDR表記と遮光フード付きモニター

EIZO株式会社は10月20日、31.5型のカラーマネージメント対応OLED(有機EL)モニター『ColorEdge CG3200X』を12月1日に発売すると発表しました。価格は標準価格を定めないオープン価格で、参考価格となるEIZOダイレクト販売価格は495,000円(税込)です。

『CG3200X』は4K UHD(3840×2160)解像度のモニターで、『ColorEdge』シリーズで初めてOLED(QD-OLED)パネルを採用しています。HDR表示にも対応し、同社が新規開発した独自のABL制御を搭載しています。

目次

QD-OLEDパネルの輝度とコントラスト比

『CG3200X』の輝度はピーク時1000cd/m²、全画面白時300cd/m²で、コントラスト比は150万:1です。パネルは非光沢・低反射のAGLR(Anti-Glare, Low-Reflection)タイプで、映り込みを抑えて安定した視認性を確保するとのことです。

画面サイズの31.5型は『ColorEdge』シリーズで最大です。フルHDの4倍にあたる4K UHD(3840×2160)の解像度で表示します。

新開発のABL制御とOLED向けの機能

OLEDモニターは各画素が自発光するため、高輝度表示時の消費電力や発熱が増えます。パネルを保護するために、画面の平均輝度に応じて輝度を制限するABL(Automatic Brightness Limiter)が使われています。同社は、従来のABL制御では画面全体が意図せず暗くなり、階調や色の評価に影響するという課題があったとしています。

『CG3200X』が搭載する独自のABL制御は、従来のABL制御で顕著になる急激な輝度低下を抑え、画面全体の見え方の変化を最小限にするとのことです。

オリジナル映像、EIZO独自のABL制御、従来のOLEDモニターのABL制御の比較

ABLの2方式と作動表示

ABLの方式は、コンテンツの内容や制作意図に応じて2つから選べます。

「ハイライト」は、明るい領域のみを判別して抑制する方式です。ABL作動時でも、中間および低輝度領域のディテールや階調を維持します。「全階調」は、画面全体の輝度を均一に下げ、全体のトーンを保持する方式です。

ABL方式:ハイライトと全階調の表示比較図(オリジナル映像との対比)

ABL作動中は、モニター前面のインジケータが青く点灯します。さらに輝度警告表示によって、輝度の上限超過やABLによる輝度低下領域を画面上で可視化します。

ColorEdge CG3200Xの前面下部で、ABL作動を示す青いインジケータが点灯

OLEDパネル特有の課題に対応する機能

「ABL Safe View」は、画面を縮小表示して画面全体の平均輝度を下げ、ABLの作動を抑制する機能です。ABLによる輝度制限の影響を抑えた表示を確認できます。

「カラーフリンジ除去」は、QD-OLED特有のサブピクセル配列に起因するエッジの色付き(カラーフリンジ)を低減する補正機能です。高コントラスト表示時の文字や図形の視認性を向上するとのことです。

「カスタムコントラスト設定」では、コントラスト比を500:1~2000:1の範囲で調整できます。OLEDモニターはコントラスト性能が非常に高く、SDRコンテンツをそのまま表示すると制作者の意図と大きく異なる場合があるため、液晶モニターやプロジェクタに近い見え方を再現できるとのことです。このほか、複数のパネル保護機能も搭載しています。

色域、キャリブレーション、接続

HDRのガンマ(EOTF)は、HLG方式とPQ方式の両方に対応します。色域はデジタルシネマ規格のDCI-P3を99%カバーします。

CG3200Xの色域をDCI-P3やBT.2020等と比較したxy色度図

カラーモードには、「DCI-P3」や「BT.709」など映像制作規格の色域・ガンマを再現するモードがあります。MacBookシリーズやiPhoneなどApple製品の基準となる「Display P3」のモードも搭載しています。モードの切替えは、モニター前面のボタンで行います。

「Sync Signal機能」は、入力信号のメタデータに連動してカラーモードを自動で切り替える機能です。複数のプロジェクトを同時に進める際に、手動で切り替える必要がなくなります。

キャリブレーションセンサーはモニター筐体に内蔵されています。経時変化による表示のずれを定期的に自動で補正します。センサーの駆動機構を改良し、従来モデルと比べて作動時の動作音を低減したとのことです。

モニター上部の内蔵キャリブレーションセンサー部分を拡大した黒い画面

USB Type-C®ケーブル1本で、ノートPCへの60W給電、映像表示、USB信号の伝送ができます。入力端子はDisplayPort™、USB Type-C、HDMI®です。

ColorEdge CG3200XとノートPCをUSB Type-Cケーブル1本で接続する図(60W給電)

デザインは左右フレームレスです。ワンタッチで取り付けられる遮光フードが付属します。

左右フレームレスデザインを採用したモニターと、画面端の拡大図

保証と展示、製品ページ

『CG3200X』の保証は5年間で、これにくわえて購入から6か月の無輝点保証があります。パネル保証は購入から2年間かつ使用時間10000時間以内です。

同社は、11月18日から20日に開催される「Inter BEE 2026」の同社ブース(ホール4 No.4510)で、『CG3200X』を国内初展示する予定です。

製品の詳細は、次の製品ページで案内されています。

EIZO、EIZOロゴ、ColorEdgeはEIZO株式会社の登録商標です。その他記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。DisplayPortは、Video Electronics Standards Associationの米国およびその他の国における商標です。HDMI、HDMI High-Definition Multimedia Interfaceという語、HDMIのトレードドレスおよびHDMIのロゴは、HDMI Licensing Administrator, Incの商標または登録商標です。USB Type-Cは USB Implementers Forum, Inc.の登録商標です。MacBookはApple Inc.の商標です。iPhoneはApple Inc.の商標です。アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
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ColorEdge CG3200Xの前面と背面。OLED 4K HDR表記と遮光フード付きモニター

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