
エリーパワー株式会社は10月14日、V2H対応家庭用蓄電システム『POWER iE Connect』のラインナップに、容量10.7kWhの蓄電池ユニットを追加すると発表しました。発売は2027年1月初旬を予定しています。

新しい蓄電池ユニットには、国内の自社工場で製造する大型リチウムイオン電池『HYバッテリー Lシリーズ』の新型を搭載しています。従来品比で電池容量が約10%向上しており、より長時間の電力供給やバックアップに対応します。
容量の選び方と電池の仕様
『POWER iE Connect』は、従来の6.4kWhモデルに10.7kWhの蓄電池ユニットがくわわります。ユニットの組み合わせにより、最大17.1kWhまでの4つの容量パターンから選べます。蓄電池ユニットの増設やV2Hスタンドの追加も、後から可能です。

『HYバッテリー Lシリーズ』の新型は、電極構造を改良しています。外形寸法を変えずに、容量を約10%高めました。

使用温度の面では、−20℃の寒冷地でも屋外に設置できます。
保証と安全認証
『HYバッテリー Lシリーズ』は、22,000サイクルの充放電後も60%の電池容量を維持するとされています。これは同社の条件で充放電を繰り返し、定格容量の60%に低下するまでの回数です。使用状況や設置環境で変わる目安の数値で、サイクル数を保証するものではありません。
保証として、無償の長期容量保証「20年60%」が標準で付きます。無償対応を受けるには、『ごあんしんサービス』への登録(無償)と、システムのインターネット接続が必要です。条件を満たさない場合は有償での対応になります。
安全面では、一般財団法人電気安全環境研究所(JET)の第三者認証制度「S-JET認証」の取得を予定しています。同社は電池セル単体だけでなく、製品全体の安全確保を目的に挙げています。
設置環境
標準仕様でも、一部の塩害地域で使用できます。海岸から300m以内の重塩害地域には、耐重塩害仕様を用意しています。

見守りとクラウドサービス
『ごあんしんサービス』は、製品の稼働状況を遠隔から24時間365日見守り、異常が発生するとお知らせするサービスです。異常を検知した場合は、利用者への連絡や状況確認を行います。ソフトウェアのアップデートも、インターネット経由で自動的に実施されます。
『エリークラウド』では、スマートフォンやタブレットから、登録した製品のモード変更や、発電量・蓄電率の確認ができます。気象予報と連携すると、台風や大雨による停電に備えて自動で蓄電池に充電し、停電の可能性がある場合はメールで知らせます。
『ごあんしんサービス』と『エリークラウド』は、ユーザー登録のうえインターネットに接続すると利用できます。気象予報連携機能の利用には、『ELIIY CLOUD AI-SOLA』への申し込みが必要です。
