
株式会社ゼロキョリは10月8日、基礎高350mmの住宅に対応するロボット床下収納『ENNOSHITA 350』を発表しました。11月18日から20日に東京ビッグサイトで開催されるジャパンホームショーで発表する予定です。
『ENNOSHITA 350』は、住宅の床下をロボットによる収納空間として活用する住宅デバイスです。ロボットとエレベータが連携して荷物を運び、床下にしまう自動収納システムで、収納と取り出しを人が行いません。高さが低くデッドスペースになりがちな床下を、収納スペースとして使えるようにするとのことです。
導入は新築住宅だけでなく、既存の建物も想定されています。例として、既存のモデルハウスに導入して体験の場にすることも可能とのことです。
64個のパケットを収納する床下の仕組み
収納ボックスにあたる「パケット」は、2Lのペットボトルが6本入る箱(宅配便80サイズ)を想定したサイズです。4人家族のモデルケースでは、床下にパケットを64個収納できます。このモデルケースは、床下の収納スペースを6.75坪と想定したものです。

床下に収納したパケットは、キッチンのカップボードなどに設けた取り出し口へ呼び出せます。食器や飲料のほか、パスタ鍋のようにかさばるものや使用頻度の低いものの保管に適しているとのことです。
床下を大容量の収納空間にすると、居住空間に設けていた収納の一部を床下へ移せます。例として、パントリーを小さくしてキッチンを広くするなど、間取りの選択肢が広がるとのことです。

置き配の受け取り口との連携と新築時の準備
置き配用の受け取り口と『ENNOSHITA 350』を組み合わせると、配達された荷物をロボットとエレベータが連携して床下へ搬送し、収納します。受け取りから収納までが自動化されます。

将来は、自動運転車両などによる配送と住宅内の収納をつなぎ、食品や飲料などの在庫を管理して、必要なものを自動で補充できる住まいへの発展を目指しているとのことです。
既存の建物への導入も想定していますが、新築時から「ENNOSHITA 350対応住宅」として準備しておく方法もあります。エレベータの取り付けスペース、コンセント、大きめの点検口を新築時に設けておくと、改修して設備を追加する場合に比べ、導入時の工事やコストの軽減につながるとのことです。

同社が運営する住宅デバイス共創機構では、ハウスメーカーや工務店などのビルダーとともに、住宅デバイスに対応した住まい「住宅デバイス対応住宅」の普及を進めています。
ジャパンホームショーとCEATEC 2026での展示
第48回ジャパンホームショー
同社は2026年11月18日から20日まで、東京ビッグサイト西展示棟で開催される第48回ジャパンホームショーに出展します。ブース番号は西1ホールのW1-J35で、主催は一般社団法人日本能率協会です。
会場では『ENNOSHITA 350』をはじめとするロボット床下収納-ENNOSHITA-や、ロボット小屋裏収納-AOTENJO-など、住宅の空間をロボットで活用する住宅デバイスを紹介します。

- ジャパンホームショー公式サイト:https://www.jma.or.jp/homeshow/tokyo/
CEATEC 2026
同社は2026年10月13日から16日まで、幕張メッセで開催されるCEATEC 2026にも出展します。展示エリアはネクストジェネレーションパーク(展示ホール4)、ブース番号は4H322で、主催は一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)です。
ブースでは、1/1サイズのロボット床下収納のデモを展示します。あわせて、住宅の空間をロボットやAIで活用する「フィジカルスマートホーム」の考え方を紹介します。「フィジカルスマートホーム」は商標登録出願中です。

CEATECピッチステージには、10月13日の14:30から14:45まで、展示ホール4のPステージで登壇します。テーマは「ラストワンマイル問題の抜本的解決に向けた住宅インフラの再設計」です。
