SATELLAI、IFA 2026でAIペットインテリジェンス『SATELLAI Sense AI』の次世代構想を発表。日本市場参入は2027年上半期予定

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IFA 2026のSATELLAI出展ブースと来場者

ペットテクノロジー企業のSATELLAI (HK) CO., LIMITEDは2026年9月9日、ドイツ・ベルリンのMesse Berlinで2026年9月4日(金)から9月8日(火)まで開催された「IFA 2026」において、AIペットインテリジェンス『SATELLAI Sense AI』の次世代構想を発表したことを明らかにしました。

会場では、猫向けスマートウェアラブル『SATELLAI Cat Tag』と、衛星通信に対応した犬向けウェアラブル『SATELLAI Tracker Ultra』も紹介されました。同社は、2027年上半期をめどに日本市場への正式参入を予定しているとのことです。

目次

AIが行動データを言葉にする『SATELLAI Sense AI』

SATELLAI Sense AIのアプリ画面と、首輪にデバイスをつけた犬の画像

『SATELLAI Sense AI』は、デバイスから得られるペットのデータ、飼い主が入力した情報、犬種・猫種などの文脈情報を組み合わせ、ペットごとの行動傾向を把握するAIです。位置情報や活動量を数値で示すだけでなく、日々の行動パターンや経時的な変化を自然言語による分かりやすいインサイトに変換します。

同社は、『SATELLAI Cat Tag』から順次、次の3つのAI体験を提供する予定です。

  • 「ペット・パーソナリティ・ポートレート」:行動パターンと飼い主が提供する情報を基に、ペットの個性や好みを把握する機能です。
  • 「ペット・ダイアリー」:日々の活動データを基に、その日のペットの様子をストーリー形式で振り返る機能です。
  • 「バーチャル・ペット・ナニー」:普段と異なる習慣や活動量の変化に着目し、飼い主の気づきを支援するAI体験です。

SATELLAIでFounder & CEOを務めるMao Hanyongさんは「スマートセンサーはデータを収集できますが、そのデータに文脈を与えるのがAIです。次世代のペットテクノロジーは、ペットの居場所や運動量を知らせるだけではありません。毎日の生活では捉えにくい行動の傾向や変化を、飼い主が理解できるよう支援するものになると考えています」と述べています。

なお、『SATELLAI Sense AI』は、ペットの行動やウェルビーイングに関する情報や気づきを提供することを目的とした機能であり、疾患その他の医学的状態を診断するものではないとしています。

IFA 2026でのSATELLAI紹介動画

グローバル接続と測位技術での協業

IFA 2026では、Deutsche Telekom IoTおよびSwift Navigationとの協業も紹介されました。

Deutsche Telekom IoTとの協業では、グローバルIoT接続を活用した海外展開と、次世代コネクテッドペット製品の可能性を検討するとのことです。

Swift Navigationとの取り組みでは、コネクテッドペットデバイスにおける位置情報の信頼性向上を目指し、測位技術の進化に取り組むとしています。

これらの協業を通じ、同社は位置情報、活動量、行動データを統合するグローバルなペットインテリジェンス体験の実現を目指すとしています。

軽量設計の猫向けウェアラブル『SATELLAI Cat Tag』

『SATELLAI Cat Tag』は、同社初となる猫向けスマートウェアラブルです。本体は約4gのコンパクトな設計で、首輪に装着した状態では約8gとなります。主に室内飼いの猫を想定し、活動量および行動傾向のモニタリングに対応します。

SATELLAI Cat Tagを首輪に装着した猫のアップ画像

Bluetoothで接続し、狭い場所を行き来することの多い猫の安全性と動きやすさに配慮した、外れやすい仕様の首輪に装着できます。収集したデータは『SATELLAI Sense AI』に活用され、猫ごとの生活リズムや活動パターン、行動変化の理解を支援します。

同社は、屋外で過ごす猫にも対応する次期モデル『SATELLAI Cat Tag Pro』も予告しました。同製品はLTE通信およびGPS機能の搭載を予定しています。『SATELLAI Cat Tag』と『SATELLAI Cat Tag Pro』は、2026年末までに米国、欧州、日本での発売を予定しているとのことです。

『SATELLAI Cat Tag』シリーズの紹介動画

通信圏外でも位置情報を送信する『SATELLAI Tracker Ultra』

『SATELLAI Tracker Ultra』は、ハーネスに装着する犬向けウェアラブルです。Qualcomm 9205Sモデムを搭載し、Skyloの衛星ネットワークを活用することで、GPSによる位置情報と衛星通信を組み合わせます。

地上の携帯電話ネットワークが届きにくい環境でも位置情報を送信できるよう設計されており、アウトドア環境など、より広い行動範囲でのペットの安全・見守りを支援する構造です。衛星通信の活用は、ペットとの接続性を高めるとともに、将来的により多様なデータを活用したAIペットインテリジェンス体験の基盤となることを目指しているとのことです。

ドイツの専門メディアでの評価

『SATELLAI Cat Tag』は、ドイツの消費者向けテクノロジーメディアCOMPUTER BILDがIFA 2026で授与する「Messe Highlight Award 2026」を受賞しました。

COMPUTER BILDは2026年9月2日付のIFA Award Highlightsの記事でこの受賞を伝えています。

またドイツの専門メディアPC-WELTも、2026年9月8日更新のIFA 2026注目技術特集で『SATELLAI Cat Tag』を取り上げました。同記事では、猫の活動・休息・睡眠・習慣などのデータを、飼い主への具体的な気づきへ変換するAI活用のアプローチが紹介されているとのことです。

IFA 2026の出展ブース

IFAは、ドイツ・ベルリンで開催されるコンシューマーエレクトロニクスや家電、デジタル技術分野の国際展示会です。2026年は1,900社超の出展者・ブランドが参加したとのことです。

IFA 2026開催地のMesse Berlin外観と来場者

同社は、IFA 2026の会場内に出展ブースを設け、『SATELLAI Sense AI』『SATELLAI Cat Tag』『SATELLAI Tracker Ultra』を紹介しました。

IFA 2026のSATELLAI出展ブースでスタッフ5名がポーズをとる様子

ブースでは、ペットの行動データをAIが読み解き、飼い主の理解につながるインサイトとして提示する『SATELLAI Sense AI』の体験のほか、Deutsche Telekom IoTおよびSwift Navigationとの協業に関する取り組みも紹介されたとのことです。

ブースの詳細は、IFA 2026公式サイトの出展者ページで確認できます。

日本市場への参入計画

同社は、2027年上半期をめどに日本市場への正式参入を予定しています。国内の販売や流通、通信、サービス、ペット関連事業者などを含む現地パートナーとの協業機会を検討し、製品・サービスの提供体制の構築を進めるとしています。

IFA 2026のSATELLAI出展ブースと来場者

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