JBL『Summit EVEREST』登場。創立80周年記念フラッグシップは1本1,210万円、2026年秋発売

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Summit Everestの側面と正面外観

ハーマンインターナショナル株式会社は、アメリカカリフォルニア発祥の世界最大級のオーディオブランドJBLより、創立80周年の集大成として開発したブランド最高峰のフラッグシップモデル、デュアル380mm径3.5ウェイ・フロアスタンディング型スピーカー『Summit EVEREST(サミット エベレスト)』を2026年9月8日に発表しました。

2026年秋の発売を予定しており、標準価格は1本1,210万円(税込)です。

『Summit EVEREST』はJBL Summit Seriesのフラッグシップモデルで、1985年に初代Project EVEREST DD55000が登場して以来、40年以上にわたり受け継がれてきたProject EVEREST開発の歴史と、創立80周年を迎えたJBLの音響技術を投入したリファレンススピーカーです。

Project EVERESTの系譜を継承しながら、現代の最先端技術によって新たな到達点を示すモデルとして開発されました。

Summit EverestのD2820ドライバーとミッドバス、ウーファーユニット
目次

中高域ユニットの構成

中高域には、新たに開発されたシステムを採用しています。特許取得済みの2インチ(50mm)デュアルダイアフラム/デュアルモーター構造のD2820コンプレッションドライバーを3基搭載し、専用設計の3-into-1マニフォールドによって統合する構造です。

D2820は環状リング型Teonex®ダイアフラムを採用した2基のコンプレッションドライバーを向かい合わせに配置し、一体化させた独自構造を持つコンプレッションドライバーで、3基のD2820 D2ドライバーをバランスの取れた対称配置で統合する3-into-1マニフォールドと組み合わせることで、高い出力音圧と効率を維持しながらさらなる低歪み化を実現しています。

D2820コンプレッションドライバーと3-into-1マニフォールドの構造
D2820ドライバー3基と3-into-1マニフォールドの金属製構造

さらに大型のSonoGlass®製HDI(High-Definition Imaging)ホーンと組み合わせることで、クロスオーバー帯域から可聴帯域を超える高域まで、指向性制御と情報量、解像度を高めた高域再生システムを構成しています。

Summit EverestのD2820ドライバーとHDIホーンの3D構造図

低域ユニットの構成

低域には、JBL独自のHC4(Hybrid Carbon Cellulose Composite)コーンを採用した250mm径ミッドバスユニット「JMW250SC」を2基、380mm径ウーファー「JW380SC」を2基搭載しています。

HC4コーンは、カーボンファイバーを配合したピュアパルプ製コーン紙2枚の間にクローズドセルフォームコアを組み合わせた3層構造で、高剛性と軽量性を両立させています。Differential Drive構造やネオジム磁気回路、デュアルボイスコイルを組み合わせることで、高出力時においてもリニアリティと低歪再生を実現しているとのことです。

JMW250SCは、3インチデュアルボイスコイルによるDifferential Drive構造を採用した10インチ(250mm)ミッドバスドライバーです。デュアル・ネオジムマグネット、デュアルインバーテッド・ダンパー、ダイキャストアルミニウムフレーム、アコーディオンクロスエッジを組み合わせ、高出力、低歪み、耐入力性能を高めています。

JMW250SCミッドバスユニットの内部構造を示す断面図

JW380SCは、4インチデュアルボイスコイルによるDifferential Drive構造と、内外に配置したマルチプル・ネオジムマグネットによる磁気回路を採用した15インチ(380mm)ウーファーです。

モーター前後に配置したインバーテッド・デュアル・スパイダーにより振動系を制御し、大振幅時における安定性と低歪み性能、耐入力性能を高めた、Summit Seriesのフラッグシップモデル向けに開発された新世代の15インチウーファーとのことです。

JW380SCウーファーの内部構造を示す断面図

ネットワークと接続性

ネットワーク部には、MultiCap™クロスオーバーネットワークを採用しています。複数の小容量コンデンサーを並列構成することで等価直列抵抗(ESR)を低減し、エネルギーロスを抑える構造です。接続方式は、シングルワイヤ接続に加え、バイワイヤ/バイアンプ、さらにはトライワイヤ/トライアンプ接続にも対応しています。

キャビネットと振動対策

筐体には、内部オフセット構造と多重補強、ダンピング処理を施した高剛性キャビネットを採用しています。JBL | IsoAcoustics®カスタムアイソレーションフットが不要振動を抑制する構造で、サウンドステージの再現と音像定位の安定に寄与しているとのことです。

Summit Everestの背面。木目調のキャビネットと2つのバスレフポート、端子部が写る

主な仕様

項目内容
製品名Summit Everest(サミット エベレスト)
タイプ380mm径×2/3.5ウェイ・フロアスタンディング型スピーカー
構成50mm径×2 D2コンプレッションドライバー(D2820)×3 + Sonoglass®製HDI™ホーン、250mm径ミッドバス(JMW250SC)×2、380mm径ウーファー(JW380SC)×2
インピーダンス
感度(2.83V/1m)96dB
周波数特性(-6dB)20Hz~23kHz
クロスオーバー周波数270/550/850Hz
外形寸法(W×H×D)992×1,443×695mm
本体質量237kg
Summit Everestの側面と正面外観

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