
ダイソン株式会社は、2026年9月4日、ロボット掃除機の新シリーズ『Dyson Nurovi™』を発表しました。日本向けラインアップとして、掃除機がけと水拭きの両機能を備えた『Dyson R2 Nurovi™ Wash+Dry』と、掃除機能に特化した『Dyson R1 Nurovi™ Dry』の2機種です。『Dyson R2 Nurovi™ Wash+Dry』は2026年9月4日に発売され、『Dyson R1 Nurovi™ Dry』は近日発売予定です。
新シリーズの概要
新シリーズはドイツ・ベルリンで発表され、現地時間9月3日にダイソンのチーフエンジニアであるジェイク・ダイソンさんが新たなロボット掃除機シリーズをお披露目しました。日本に登場する『Dyson R2 Nurovi™ Wash+Dry』は、部屋の隅までしっかり掃除する掃除機がけと水拭きの両機能を搭載しています。一方の『Dyson R1 Nurovi™ Dry』は、フローリングやカーペットのホコリやゴミをパワフルに取り除く掃除機能を搭載したモデルです。


両モデルは、高度なセンサーテクノロジー、インテリジェントなソフトウェア、ダイソンのコアクリーニングテクノロジーを組み合わせることで住環境に適応し、さまざまな床面から微細なホコリから大きなゴミまで取り除く機能を備えています。壁際や部屋の隅まで届き、より徹底した掃除を行う設計とのことです。
ダイソンのチーフエンジニアであるジェイク・ダイソンさんは、次のように述べています。
「ロボット掃除機の性能は、吸引力だけで決まるものではありません。家庭で高い掃除性能を発揮するには、システム全体がどのように連携するかが重要です。『Dyson Nurovi™』は、ゴミの捕集方法、壁際や部屋の隅の掃除、本体が周囲の環境をどのように検知し適応するかに至るまで、根本から見直しました。その結果、あらゆる床面をインテリジェントに、的確に、そして効果的に掃除するロボット掃除機シリーズが誕生しました。」
主な製品特徴
三隅ルーロー水拭きウォッシュパッド(『Dyson R2 Nurovi™ Wash+Dry』のみ搭載)
同社によると、一般的なロボット掃除機の水拭きパッドには円形のパッドが採用されており、部屋の隅を掃除するときに拭き残しが生じることがあるとのことです。『Dyson R2 Nurovi™ Wash+Dry』の三隅ルーロー水拭きウォッシュパッドは、3つの円弧から成る曲線形状のルーロー三角形に着想を得て開発されました。一定の幅を保ちながら円のようになめらかに動く形状で、精密な偏心運動パターンにより、壁際や部屋の隅までしっかり水拭きする機能です。

Dyson Twin-capture™システム
同社は、ロボット掃除機の捕集性能は吸引力だけで決まらず、クリーナーヘッドがホコリやゴミにどのように接触し取り込むかも重要な要素だとしています。大きなゴミは重いため吸引力だけで持ち上げるのが難しい一方、微細なホコリは効率的な気流と安定した吸引力がなければ取り残されることがあるとのことです。
新しいDyson Twin-capture™システムは、ゴミの捕集を2つの役割に分けています。毛絡み防止ブラシバーが大きなゴミを機械的に掃き集めて本体内部へ送り込み、モーターが微細なホコリや小さな粒子の吸引に集中する構造です。大きなゴミと微細なホコリを別々の吸引口から捕集することで、さまざまな種類のゴミを効率よく捕集する設計になっています。
伸縮式サイドブラシ
同社によると、一般的なロボット掃除機のサイドブラシはホコリやゴミを吸引経路へ弾き飛ばす仕組みに頼っており、ゴミが飛散しやすく安定した掃除が難しい場合があるとのことです。また、従来のブラシ形状では髪の毛が絡まりやすく、頻繁なメンテナンスが必要になることもあるとしています。
新しい伸縮式サイドブラシは、精密な角度で設計され、ブラシの圧力や向きを最適に制御し、ホコリやゴミを飛散させることなく吸引口へ導きながら、髪の毛の巻き付きや絡まりを防ぐ構造です。壁際を検知すると自動で最大27mmまで伸長し、汚れがたまりやすい壁際や部屋の隅まで届いて掃除します。
ピエゾセンサーと自動ゴミ収集ドック
ピエゾセンサーを用いたホコリ検知技術とフロアディテクションテクノロジーが、ゴミの量やサイズ、床面の種類をリアルタイムで検知します。オートモード使用時には、この検知結果に応じて吸引力や掃除方法が自動調整される仕組みです。両モデルとも、最大40mmの段差を乗り越え、部屋間の移動をスムーズに行える設計になっています。
サイクロン式の自動ゴミ収集ドックには、8個のダイソンサイクロンが搭載されています。清掃後にゴミを自動で収集し、密閉されたダストビン内にゴミを格納する仕組みで、充電も同時に行われます。同社の試験結果によると、最大90日分のゴミを収集できるとのことです。実際の期間は掃除習慣や使用頻度、ゴミの量、床材によって異なる場合があるとしています。また、自動ゴミ収集ドックの吸引性能は同社の基準に基づき、ダイソンの研究施設で検証されているとのことです。
『Dyson R2 Nurovi™ Wash+Dry』では、掃除後にドックが三隅ルーロー水拭きウォッシュパッドを75℃の温水で自動洗浄し、その後45℃の温風で乾燥させる機能が搭載されています。
アプリでの操作、データ保護とサポート
MyDyson™アプリでは、自宅のマッピングのほか、部屋ごとに異なる掃除モードの設定、進入禁止エリアやスケジュールの設定、リアルタイムレポートや残りの掃除時間の予測をアプリ上で確認・管理できます。外出先からの操作にも対応しています。
データ保護に関しては、AIシステムがロボット内部の安全な処理環境内でのみ動作し、クラウドに依存せず、ロボット掃除機本体にも画像を保存しない仕組みが採用されています。
サポート体制として「ダイソン コンシェルジュ」が提供されています。ダイソンサポートスタッフとの1対1のオンライン相談を予約でき、製品のセットアップや設定方法などの案内を受けられるサービスです。このサービスは現在、ダイソン製のロボット掃除機を対象に提供されています。
価格とスペック
本体のサイズは幅352mm×奥行き352mm×高さ96mmで両モデル共通です。ナビゲーションにはdToF LiDARを搭載し、MyDyson™アプリに対応します。壁際や隅の掃除には伸縮式サイドブラシを採用し、モーターの吸引力は21,000Pa、本体のダストビン容量は150mL、充電時間は約6.5時間です。価格はいずれもオープン価格です。
| 項目 | 『Dyson R1 Nurovi™ Dry』 | 『Dyson R2 Nurovi™ Wash+Dry』 |
|---|---|---|
| 本体質量 | 3.4kg | 3.5kg |
| 水拭き機能 | なし | 三隅ルーロー水拭きウォッシュパッドを搭載。カーペットを避けるためパッドが9mmリフトアップします |
| 本体タンク容量 | なし | 75mL |
| 最長運転時間 | 最長約120分 | 最長約90分 |
| 自動ゴミ収集ドックのサイズ | 幅245mm×奥行き245mm×高さ481mm | 幅415mm×奥行き467mm×高さ516mm |
| 自動ゴミ収集ドックの質量 | 4.7kg | 9.1kg |
| 自動ゴミ収集ドックのタンク容量 | なし | タンク2.1L、汚水タンク1.2L |
| パッド洗浄・乾燥温度 | なし | 洗浄75℃、乾燥45℃ |
最長運転時間は同社の試験データに基づく数値で、実際の使用時間は清掃環境や使用状況によって異なる場合があるとのことです。
『Dyson R2 Nurovi™ Wash+Dry』の詳細はダイソン公式サイトで確認できます。『Dyson R1 Nurovi™ Dry』の公式ページは近日公開予定とのことです。
- Dyson R2 Nurovi™ Wash+Dry 公式サイト:https://www.dyson.co.jp/vacuum-cleaners/robots/r2-nurovi-wash-dry/light-grey
- 2026年9月3日ドイツ・ベルリン発表製品特設ページ:https://www.dyson.co.jp/events/unveiled-2026#r1-nurovi-dry
