© 2008 Valve Corporation. All rights reserved. Valve, the Valve log o, Left 4 Dead, Source, and the Source logo are trademarks or registe red trademarks of Valve Corporation in the United States and / or oth er countries.
昨日23時53分頃より、『Left 4 Dead』製品版予約者に対してDEMOが公開された。ジリジリとしか数値が上がらないファイルの複合化バーにイライラしつつ、どうにか24時05分頃に初めてのゲームスタート。
選べるゲームはシングルとマルチ(キャンペーン)のみ。早速マルチを選択。というよりマルチ以外やる気なし。ゲームロビーに入るとすでに2名ほど入室しており、余っていたキャラから指揮官のオッサンっぽいビルを選択。ここでのキャラクター選択は見た目が変わるだけで性能差はないので安心して欲しい。しいて言うなら女性キャラのゾーイだと仲間が助けてくれやすくなるかもしれない。大抵は野太い声で話すゾーイばかりだが……。
このようにキャラの上にプレイヤー名が表示される。僕のプレイヤー名である“KiDD”がビル役として表示されている。もし同じ部屋になったら気軽に声をかけて欲しい。
ゲームは以前公開されたイントロムービーで逃げ込んだ屋上からのスタート。それぞれショットガンかマシンガンのどちらかの武器を拾ってビルから脱出していく。絶対にヘルスパックを忘れないように。体力がなくなって倒れても仲間が蘇生してくれるが、3回倒れるとアウト。ゲームオーバーとなり別室に閉じこめられてしまう。こうなるとその場での復活はできず、仲間が助けに来るまで待ちぼうけをすることになる。ヘルスパックは2回倒れた時点で使用すると、それまでの2回ダウンが帳消しとなるためうまく使えば4回は倒れられることになる。
ゲーム内容を一言で表すなら『ゾンビ無双』。四方八方から迫って来るゾンビの群れをばったばったと撃ち殺していく。弾丸が感染者(ゾンビ)への唯一の特効薬とはよく言ったもの。
武器の好みはいろいろあるだろうがオススメはショットガン。遠距離からでも当たる上に、近距離ではゾンビを一撃で葬り去る。サブマシンガンでは頭に数発撃ち込んでやっとという状態。常に複数から狙わている状況では悠長に頭など狙ってられるはずもなく、結果としてすぐに目の前をクリアにできるショットガンが便利だった。参考になれば幸いだ。
基本的にゾンビはこちらに気付くまでは無害な存在。それもあちらこちらに分散しているため、4人がうまく協力すれば無傷のまま進むことだって可能だ。ただし、それもThe HunterとThe Smokerに合うまでだが……。
ゲーム内には、通常のゾンビとは違う特別なゾンビが存在する。The HunterとThe Smoker、そしてThe Boomer。The Hunterは遠くから飛び掛ってきてプレイヤーを取り押さえる。The Smokerは長い舌を伸ばしてプレイヤーを捕獲する。この2匹に共通しているのは、一度捕まったら自分ではどうしようもなくなるという点だ。仲間が助けてくれない限り抜け出すことはできず、助けられるまでどんどん体力が削られていく。誰も助けてくれなければもちろん死んでしまう。初プレイ時には誰も気付いてくれず、死んでから助けられるという有様だった。
The Boomerはお腹がふくらんだゾンビ。特に強力な攻撃をしてくるわけではないが、死んだ時に爆発してまわりに胆汁をぶちまける。この胆汁をかぶってしまうと、ゾンビが大量に襲ってくるボーナスタイムが発生。胆汁をかぶると視界が黄色にそまって見えなくなるため、ほかの3人が頑張って大量のゾンビを退治しなければならない。
このThe Boomerの胆汁以外にもゾンビのボーナスタイムは設定されているようで、特定の条件を満たすとゾンビがワラワラと沸いてくる。間違っても車を撃って警報を鳴らしたりしないようにして欲しい。
ゲームはキレイなのに意外と軽く、GeForce 8600GTでもヌルヌルと動く。Frapsで録画しながらプレイしても30fps程度になるだけで全くプレイに支障がない。支障になるとしたらラグの方だろう。Pingなど無視で自動マッチングされるせいか、たまにとんでもないラグゲームに遭遇することがある。そうなるとお手上げで自分から切断するか、もしくはサーバーから自動的に落とされてしまう。
これ以外にも画面外からの攻撃が確認しにくいことや、通路が狭いためにFriendly Fireをよく起こることなど、それなりに不満点はあるがその他はおおむね良好だ。ただこれに$44.99の価値があるかと聞かれるとウーンと唸ってしまうのが本音。このあたりは製品版が登場したときに判断したい。
『Left 4 Dead』は、仲間との協力が不可避なゲームだ。身勝手な行動は仲間の死と、そして自分の死を招く。ラジオチャットとボイスチャットを有効に使い、上手く連携しながら進んでいくと良いだろう。襲われている仲間を助け、窮地に陥った自分を仲間がフォローしてくれ、そうやって協力してクリアした時の達成感はなかなかのものだ。チームプレイが好きだという人はぜひ遊んで見て欲しい。DEMOの一般公開は11月11日から。