
11月5日、常圧低酸素トレーニングスタジオ『SOLERA』(京都・四条烏丸)を運営する株式会社オリーブの木は、会員向けAIコーチアプリ『SOLERA+(ソレラプラス)』のリニューアルを発表しました。SOLERAのプラン会員は無料で利用できます。
『SOLERA+』は、会員ごとの低酸素トレーニングのプランをAIが設計するアプリです。年齢・体格・運動経験・けがの状態・競技目標と、体組成計InBodyの測定値から、使うマシン、目標心拍数、目標SpO2、メニュー構成までを約30秒で組み立てます。

今回はスマートフォンでの使いやすさを一から見直しました。プラン作成にかかる時間は従来の約半分に短縮され、トレーニングの記録は約10秒で終わるとのことです。
プランの作成とマシンの選択
利用者はアンケートに答え、InBodyの結果用紙を撮影します。数値はAIが画像から自動で読み取ります。
アスリートには、競技の特性(長距離・中距離・短距離・球技・HYROXなど)に合わせた強度と構成のプランを設計します。健康や体力づくりが目的の人には、専門用語を使わない続けやすいプランを設計します。試合が3日以内に迫っているときや疲れを感じている日は、自動で回復を優先した内容に切り替わります。
対応するマシンは、スタジオにある自走式トレッドミル、傾斜式ステッパー、エアロバイクの3種類です。推奨マシン以外を使いたい場合は、ボタン1つで別のマシン向けにプランを作り直せます。このとき目標の心拍ゾーンや強度は保たれ、速度、ワット数、負荷など、マシンごとの単位で具体的な設定値が示されます。
安全面の設計
『SOLERA+』は、AIの柔軟さと設計ルールによる確実さを組み合わせています。強度は、運動処方で広く用いられる心拍ゾーン(最大心拍数に対する割合)をもとに、目的に合わせて設定されます。
目標SpO2は安全な目安とされる88〜92%に限定されています。AIがこれより低い目標を出した場合は、アプリが自動で安全側に置き換えます。記録したSpO2が85%を下回ると、スタッフへの相談を促す表示が出ます。けがは「治療中」「違和感あり」「完治」に分けて扱い、負担の少ないマシンを優先します。
代表取締役の村松正憲さんは、「安全に関わる基準だけは、AIに全てを任せず、仕組みとして守る設計にしています。」とコメントしています。
プランの計算方法と安全制御の仕組み、各基準に対応する参考文献をまとめた技術資料は、専門家および導入を検討する事業者向けに用意されています。
記録と継続の機能
記録は、トレーニングの種類と時間を選ぶだけです。心拍数やSpO2は任意で入力できます。屋外のランニングや筋力トレーニングも、ひとつの履歴にまとめて確認できます。
独自の「低酸素適応スコア」は、継続の回数と心拍の変化から取り組みの度合いを表示します。記録ごとにXPとポイントが貯まり、連続記録や毎週のチャレンジも用意されています。
利用条件
利用できるのはSOLERAのプラン会員です。料金は無料で、プラン会費に含まれます。対応端末はスマートフォンのブラウザで、アプリストアからのダウンロードは不要です。
『SOLERA+』はトレーニングの計画と記録を支援するものであり、医療行為や診断を行うものではありません。
