
パナソニックは11月2日、6畳〜29畳までの全機種で2027年度省エネ基準を達成したルームエアコン『エオリア』Xシリーズを、2027年1月下旬に発売すると発表しました。メーカー希望小売価格はオープン価格です。
『エオリア』Xシリーズは壁掛けセパレート式のルームエアコンで、能力クラスは2.2〜9.0 kWです。今回の新製品では、暖房運転時の最小出力の低減と、新搭載の「ナノイーX(72兆)」によるエアコン内部のカビ抑制が打ち出されています。
- エオリア ハイグレードモデル Xシリーズ:https://panasonic.jp/aircon/Xseries.html
省エネ性能と暖房運転の改良
国内壁掛け型エアコンの3.6 kWクラスで、期間消費電力量は1,016 kWhです。省エネNo.1とのことです。2026年10月1日現在の同社調べです。
暖房運転では、「エコロータリー コンプレッサー」の駆動制御を進化させ、最小出力を従来品比で約25%低減しました。最小暖房能力は、従来品が0.4 kW、新製品が0.3 kWです。
室外機への霜の付着や、設定温度到達後に運転を停止する「サーモオフ」を抑え、排熱を暖房に有効活用する「エネチャージ」の効果を高めるとのことです。
同社の独自条件による測定例では、暖房安定時約1時間の積算消費電力量は、従来品(エコロータリー コンプレッサー、エネチャージ省エネ制御なし)が320 Wh、新製品が272 Whでした。条件はパナソニックの環境試験室(約14畳)、外気温7℃、室温25℃になるように運転した場合です。実際の消費電力量は条件により異なります。
- エオリア コンプレッサーをはじめとするエオリア独自の省エネテクノロジー:https://panasonic.jp/aircon/feature/energy-saving.html#compressor-enecharge
ナノイーX(72兆)とカビ抑制運転
「ナノイーX(72兆)」は、「ナノイーX(48兆)」から進化した新搭載の機能です。ナノイー史上最速のカビ抑制を実現したとのことです。
約8畳の試験空間で付着カビ菌の抑制効果を比較した結果は、ナノイーX(48兆)が約2時間後、ナノイーX(72兆)が約1時間後です。試験機関は一般財団法人カケンテストセンターで、布に付着したカビの成長が抑制されることを確認した試験です。数値は実際の使用空間での試験結果ではありません。
従来の内部クリーンは、エアコン停止後にしか実施できませんでした。新製品には、連続運転中でも深夜3時に約25分間、ナノイーX(72兆)を充満させる制御がくわわっています。加熱乾燥なしでエアコン内部のカビを抑制するとのことです。この制御は、あらかじめ設定が必要です。
一般財団法人カケンテストセンターの試験では、室温30℃、湿度80%の試験室(約30畳)で、カビ菌を滴下した試験片をエアコン内部に設置しました。24時間連続の冷房運転を14日間実施し、内部クリーン運転の「連続時あり」設定がある場合とない場合でカビの発育度を比較しています。JIS Z 2911に準拠した発育度の5段階評価で、発育度は2段階低減しました。
- エオリア 冷暖房しながらナノイーXを放出:https://panasonic.jp/aircon/feature/clean.html#nanoe
