
MOONDROP株式会社は10月4日、完全ワイヤレスイヤーフック型DAC/アンプモジュール『EVO 2』を日本国内で販売開始すると発表しました。販売開始日は10月5日です。
『EVO 2』は、手持ちのイヤホンを完全ワイヤレス化するイヤーフック型のモジュールです。カスタムBluetooth SoC「MOONDROP TWS-01」と高効率デジタルアンプICを搭載し、LHDC-V、LDAC、LC3などのコーデックに対応します。第2世代ユーザー参加型DSP機能も備えています。

駆動時間とアンプ構成
初代『EVO』は、Bluetooth SoCと従来型のHi-Fi DAC/ヘッドホンアンプICを組み合わせた構成で、バッテリー駆動時間が大きく制限されていました。『EVO 2』では、モバイル機器で小型スピーカーの駆動に使われるClass-DデジタルアンプICを採用しています。
同社によると、動作効率は90%を超え、SoCからデジタルオーディオ経路で信号を受け取る構成です。22nmプロセスのカスタムSoCとあわせ、1回の充電で最大15時間の連続再生が可能です。充電ケースから約3回分の充電ができ、15+45時間の使用に対応します。


この数値は、MOONDROP R&Dセンターの測定によるものです。測定条件は、イヤーフックと充電ケースを満充電にし、AACコーデック、音量50%の設定で通常の音楽を連続再生した場合です。
第2世代ユーザー参加型DSP
10バンド・パラメトリックEQでイヤホンの音を調整できます。周波数特性データベースを参照できるほか、クラウド上のターゲット特性に合わせたワンタッチ自動チューニングにも対応します。

クラウドでは、自分で作成したチューニング設定の共有と、ほかのユーザーが作成した設定のダウンロードが可能です。新たにチューニング設定の共有機能がくわわり、共有リンクを使ってSNSで友人と共有できます。
対応コーデック
対応コーデックはSBC、AAC、LHDC、LDAC、LC3です。
LHDC-V(LHDC 5.0)は、最大24bit/192kHzの音源を伝送できます。電波環境、周囲の干渉、接続デバイスの処理能力に応じて伝送を自動的に最適化する、ダイナミックアダプティブ制御機能も搭載しています。

LDACは最大24bit/96kHzのハイレゾ対応・無損失オーディオ伝送が可能です。LC3(Standard)は、次世代Bluetoothオーディオ規格「LE Audio」のコーデックで、LC3対応デバイスに接続した場合に従来のBluetoothより低い遅延を実現するとのことです。

通話・ゲーム・操作
左右それぞれに2基のマイクを内蔵し、ビームフォーミング技術で音声を指向性収音するデュアルマイク・ビームフォーミングENCを備えています。

左右いずれかのタッチパネルを連続4回タップすると、60ms低遅延ゲームモードが起動します。ゲームと音楽の2モードは、同じ操作で切り替えられます。60msの伝送遅延は、チップの仕様値に基づく数値です。

イヤーフック部のタッチ操作は、MOONDROP専用アプリでカスタマイズできます。

充電ケースと交換式端子
充電ケースは、防水・防塵・耐圧性能を備えた保護ケーススタイルです。充電端子をケース内部で保護し、ダイヤル式の圧力調整バルブを備えています。専用のフェルトとスポンジが付属し、フェイスプレートとの擦れによる傷を抑え、ケース内のがたつきを軽減します。


イヤーフック端子は交換式です。端子部を取り外し、FitEarまたはMMCX規格のイヤーフック端子に付け替えることで、それぞれの端子に対応したイヤホンを使用できます。別売のFitEar/MMCX用イヤーフック端子は、今後発売予定です。

仕様
- 通信方式:Bluetooth 6.0
- 対応プロファイル:A2DP/AVRCP/HFP/HSP
- 対応コーデック:SBC/AAC/LHDC/LDAC/LC3
- 充電ポート:USB Type-C
- 通信距離:最大約10m(障害物のない環境)
- 充電時間:約2時間
- 入力:5V⎓1A
- 出力:5V⎓0.25A
販売情報
価格は税込16,650円で、販売開始日は10月5日です。販売先はAmazon、楽天市場のほか、e☆イヤホン、ビックカメラ、フジヤエービック、ヨドバシカメラの店頭です。
