
3Dプリンターやフィラメント、光造形レジンを扱うECサイト「SK本舗」(運営:フェリデンシア・キャピタル株式会社)は、Bambu Labの55W CO2レーザー加工機『R1』の予約受付を2026年9月23日に開始したと、2026年9月24日に発表しました。
価格は税込449,999円で、標準の短焦点レンズが付属します。発送は2026年11月末の予定で、入荷後に順次発送されるとのことです。
透明アクリルの切断に対応するCO2レーザー機
SK本舗はこれまで、Bambu Labの3Dプリンターと、H2シリーズに搭載する半導体レーザーのモデル『H2C Laser Full Combo』を取り扱ってきました。H2シリーズのレーザーは波長455nmで、透明アクリルを加工できません。

『R1』は、透明アクリルの切断や厚めの板材の切り出しに対応するCO2レーザーの専用機です。3Dプリンターで作る部品と、レーザーで切り出す板材を組み合わせたものづくりが、同じメーカーの機械でそろうことになります。
『R1』は、Bambu Labが2026年9月22日に発表したレーザー加工専用のデスクトップ機です。木材、アクリル(透明を含む)、レザー、布、紙の切断と彫刻に対応するほか、ガラス、セラミック、石材には表面の彫刻ができます。塗装やアルマイト処理をした金属には表面のマーキングが可能です。
加工エリアと切断能力
加工エリアは600×300mmで、別売のライザーベース、コンベア、拡張レールを使うと長さ3,000mmまで加工できます。
最大切断能力は、標準の短焦点レンズでブラックウォールナット合板15mm、アクリル20mmです。別売の中焦点・長焦点レンズを使うと、ブラックウォールナット合板18mm、アクリル20mmを1回のパスで切断できます。
光軸の調整は、付属のセンサーをヘッドに取り付けると、ミラーの光路のずれを測って約1分で自動補正されます。位置決めには、カメラ・レーザー・エンコーダーを組み合わせた「TriSense」が使われており、精度は0.2mm以内とのことです。最高彫刻速度は1,000mm/sです。

これらの性能値はBambu Labの社内試験に基づく公表値で、素材の厚みや表面の仕上げ、使用環境などで加工結果は変わるとしています(2026年9月23日時点)。
安全機能と設置に必要な条件
『R1』は、カバーを閉じた標準の使い方でIEC 60825-1のクラス1に準拠しています。レーザー光は筐体の中で遮られるため、本体だけで使う場合は保護メガネや専用のレーザー作業室は不要です。カバー開放時の停止、炎検知、安全キー、非常停止ボタンが備わっています。
別売のライザーベース(ロータリーの取り付けにも使用)やコンベアを取り付けるとクラス4となり、CO2レーザー対応の保護メガネが必要になるほか、訓練を受けた担当者による業務用途のみが想定されています。加工中は操作する人が常に見守ることがメーカーの使用条件で、炎を検知した後に自動で消火するには、別売の自動消火システムが必要です。

設置にあたっては、次の点を確認する必要があります。
排気は、同梱の排煙ホース(長さ2m)の先を窓などから屋外へ出す方式です。屋外に出せない部屋では空気清浄機が必要で、『R1』と連動する『E1 Pro』は別売で、日本での発売時期は発表されていません。
冷却は水冷式で、同梱の不凍液を別途用意する蒸留水で割った冷却液を使います。
電源はAC100〜240Vに対応し、最大消費電力は780Wです。本体サイズは940×560×200mm、重量は33.5kgで、左右・背面・上に100mmずつ空ける必要があり、設置には幅1,140×奥行860×高さ750mmのスペースが必要とのことです。梱包サイズは1,095×725×310mmで、搬入経路の確認も必要です。

予約方法と法人・教育機関向けの対応
SK本舗はBambu Labの正規代理店として、『R1』の予約を受け付けています。商品ページには、排気・冷却液・設置スペースなど、注文前に確認したい条件がまとめられています。商品到着後10日以内に連絡した初期不良は、確認のうえ交換で対応するとのことです。
法人・教育機関の顧客には、見積書・納品書・請求書の発行に対応するほか(請求書払いは取引実績のある顧客に相談のうえ対応)、補助金を使った導入や、設置場所・排気・電源・搬入の事前相談を受け付けています。Bambu Lab H2シリーズのレーザーと『R1』のどちらが用途に合うかについても相談できるとのことです。
ライザーベース、コンベア、ロータリー、中焦点・長焦点レンズなどの別売アクセサリーは、日本での発売時期が発表されていません(2026年9月23日時点)。
フェリデンシア・キャピタル株式会社の代表取締役である遅沢翔さんは「3Dプリンターで作った部品に、レーザーで切り出した木やアクリルの板を組み合わせる。『R1』はそうしたものづくりを、透明アクリルまで含めて机の上で扱えるようにする機械です。設置や排気の事前相談から導入後の運用まで、正規代理店としてお手伝いします」とコメントしています。
『R1』の予約や関連情報は、次のページで確認できます。
- Bambu Lab『R1』商品ページ:https://skhonpo.com/products/bambu-lab-r1
- 『R1』とBambu Lab H2シリーズのレーザーとの違いを解説する記事:https://skhonpo.com/blogs/blog/bambu-lab-r1-laser-teaser-2026
- 法人のお客様向けページ:https://skhonpo.com/pages/corporate
