ダイソン、次世代のインテリジェントマシンとなる新製品6機種を発表

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ジェイク・ダイソンがロボット掃除機3台とドックを並べて展示する様子

ダイソンのチーフエンジニアを務めるジェイク・ダイソンさんは、2026年9月4日、人工知能やビジョンシステム、機械学習を活用した次世代新製品群を発表しました。ドイツ・ベルリンで開催されたイベント「Dyson Unveiled」に登壇した発表で、機械的な性能を追求してきたダイソン製品が、周囲の環境を見て考え、対応するインテリジェントなデバイスへ進化したことを示す内容になっています。

ジェイク・ダイソンさんは、次のように述べています。「私たちはこれまで常に、機械工学を中核に据え、各製品が本来持つ性能を最大限に発揮できるよう、数十年にわたり技術を磨き上げてきました。そして今、単なる機械的なデバイスから、見て、考え、対応するインテリジェントなデバイスへ進化させています。人工知能、ビジョンシステム、機械学習を活用することで、デバイスが周囲の環境を理解し、それに応じて動作できるようになりました。このアプローチは、口の中で使われる製品であっても、髪に使われる製品であっても、家庭内で使われる製品であっても同じです。」

今回の発表では、ベルリンで公開された製品のうち日本で発売される製品にくわえて、グローバル向けに発表された製品・サービスも参考情報として紹介されています。発表内容の詳細は、以下の特設ページで確認できます。

同社は、この新しいインテリジェンスのコンセプトに基づき、以下の6つの新製品を発表しました。

  • 『Dyson CameraJet™』:カメラで歯間を検知してフロスし、歯垢を除去する電動歯ブラシ
  • 『Dyson Nurovi™』シリーズ:高度なインテリジェンスを備えたロボット掃除機シリーズ
  • 『Dyson W1 PencilWash™』:仕上がりと使いやすさを高めた水拭きクリーナー
  • 『Dyson HushJet™』空気清浄機シリーズ:静音性を備えた空気清浄機シリーズ
  • 『Dyson Corrale CoolShine™』ヘアアイロン:次世代のストレートテクノロジーを搭載したヘアアイロン
  • 『Dyson Airsmooth™』ホットブラシ:デュアルブラシ技術を採用したホットブラシ
目次

『Dyson CameraJet™』:カメラで歯間を検知する電動歯ブラシ

『Dyson CameraJet™』は、ブラッシングと歯間ケア、マウスウォッシュを1台に統合したコネクテッドデバイスです。Gap Optical Targeting™テクノロジーを搭載した10万ピクセルのマクロレンズカメラが歯間をリアルタイムで検知し、マウスウォッシュの精密なジェット水流を噴射します。

661名の同社エンジニアによる6年にわたる開発を経て誕生した製品で、磨き残しが生じやすい歯間や習慣化しにくいフロス、推奨時間に満たない歯磨き習慣といったオーラルケアの課題に着目しています。毎秒28枚の画像を解析し、1,600万行のコードと47万枚以上の歯の画像を用いて学習した機械学習システムが、歯間を検知、追跡、予測し、歯垢が蓄積しやすい箇所を捉える仕様です。

歯ぐきやエナメル質にやさしく歯垢を除去するコニカルジェット、どの角度でも安定したマウスウォッシュ供給を可能にするアンチグラビティタンク、歯の表面を広くカバーするデュアルブリスルブラシヘッド、ブラシの毛の失速を抑える可変式の音波振動といった技術が搭載されています。専用のダイソンの歯磨き粉やマウスウォッシュと組み合わせることで性能を引き出す設計になっていますが、これらの歯磨き粉とマウスウォッシュの日本での発売は未定です。

Wi-FiおよびBluetooth接続に対応し、『MyDyson™』アプリを通じてライブ映像やクリーニングガイドの確認、磨き残しのチェック、パーソナライズされたフィードバック、ブラシモードやジェットモードの設定ができます。撮影した画像は本体やクラウド上に保存されない仕様になっています。

2026年6月までに全世界で公開されていた、ブラシモードおよびオートジェットモードを搭載した電動歯ブラシの競合製品情報の調査に基づき、同社はカメラで歯間を検知してフロスし歯垢を除去する唯一の歯ブラシだとしています。

『Dyson Nurovi™』シリーズ:新世代ロボット掃除機

新しい『Dyson Nurovi™』シリーズは、同社独自のNeural Intelligenceテクノロジーと最新のビジョンシステムを融合したロボット掃除機シリーズです。高度な知能と設計力を兼ね備えた製品として、3つのモデルが発表されました。

『Dyson R1 Nurovi™ Dry』

『Dyson R1 Nurovi™ Dry』は、Dyson Twin-capture™システムを搭載し、大きなゴミと微細なホコリを別々の吸引口から捕集する設計です。21,000Paのモーターの吸引力により、床面のゴミやホコリの取り残しを防ぎます。また、ブラシの圧力と方向を最適に制御する伸縮式サイドブラシを新たに採用し、ゴミやホコリを飛散させることなく吸引口へ導きながら、ブラシへの毛絡まりも防ぎます。サイドブラシは自動で伸長し、壁際や部屋の隅まで掃除する仕様です。

『Dyson R2 Nurovi™ Wash+Dry』

『Dyson R2 Nurovi™ Wash+Dry』は、『Dyson R1 Nurovi™ Dry』の掃除機能に加えて水拭き機能を搭載したモデルです。3つの円弧から成る曲線形状であるルーロー三角形に着想を得て開発された、同社独自の三角ルーロー水拭きウォッシュパッドを採用しています。一定の幅を保ちながら偏心運動を行うことで、壁際や部屋の隅まで届く設計です。円形の回転パッドを採用する一般的なロボット掃除機と比べて、壁際の清掃性能を高めているとしています。ドック内で75℃に加熱した温水が、頑固な汚れの除去をサポートします。

『Dyson R3 Nurovi Spot+Scrub™ UV』

『Dyson R3 Nurovi Spot+Scrub™ UV』は、UVライト、AIビジョン、グリーンLEDに着想を得た照射技術を組み合わせた高度なAI汚れ検知システムを搭載しています。家庭内に存在する約200種類の物体や汚れを認識し、きれいになるまで繰り返し清掃を行う仕様です。

セルフクリーニング機能を備えたウェットローラーには、12個の給水ポイントを搭載したシステムが採用されています。70℃に加熱した清潔な水を継続的に供給しながら頑固な汚れを浮かせて除去し、ローラーは回転するたびに自動で洗浄されます。本体幅いっぱいに設計されたマイクロファイバーローラーは最大40mmまで伸長し、壁際や部屋の隅まで清掃します。30,000Paのモーターにより、フローリングからカーペットまで幅広い床面で、従来比65%向上した吸引力を実現するとしています。さらに、衛生的なサイクロン式の自動ゴミ収集ドックが、掃除後のゴミの自動排出、ローラーの洗浄と乾燥、充電を自動で行います。

日本での発売時期は2027年上半期が予定されています。

『Dyson W1 PencilWash™』:進化した水拭きクリーナー

ベルリンでは、ロボット掃除機に加え、2026年初頭に発売された『Dyson PencilWash™』の進化版となる新しい『Dyson W1 PencilWash™』も発表されました。より高い吸水性能を備えたローラーと、汚水とゴミを分離する衛生的なゴミ捨て機構により、清掃性能が高められています。充電スタンドにはセルフクリーニング機能が搭載され、従来モデルの軽量でスリムなデザインを維持しながら、より手軽な水拭き掃除ができる仕様です。

日本での発売時期は2026年秋が予定されています。

『Dyson HushJet™』空気清浄機シリーズ:新しい気流制御技術を採用

2025年、同社は『Dyson HushJet™』空気清浄機の発売に合わせて、航空工学に着想を得た新しい送風アーキテクチャ「HushJet™」を発表しました。2026年4月には、このHushJet™デザインを採用したポータブルハンディファン『Dyson HushJet™ Mini Cool ファン』が発売され、世界各地で早期完売になったとしています。

HushJet™ノズルは、航空機が高速で気流を生み出しながら騒音を低減する仕組みを研究し、複雑な形状によって乱流の発生源そのものを制御する技術として開発されました。形状によって空気の流れと音の両方を制御するという考え方が、パワフルな送風によって生じる騒音という課題に取り組むうえでの基盤になっています。

今回、この気流制御技術が空気清浄機、ファンヒーター、扇風機の各製品群へ展開されます。新しい前方送風型のデザインが採用され、これまでにない送風性能を実現するとしています。空気清浄機シリーズとしては、以下の3モデルが発表されました。

製品名主な特徴日本での発売時期
『Dyson HushJet™ Big+Quiet Cool Pure+ Ioniser+UV 空気清浄ファン』シリーズ最大かつダイソン史上最もパワフルな空気清浄機2026年冬以降
『Dyson HushJet™ Cool Pure+ Ioniser+UV 空気清浄ファン』コンパクトなサイズで高い空気清浄性能を実現したモデル2026年10月
『Dyson HushJet™ Hot Cool Pure+ 空気清浄ファン』空気清浄・ヒーター・送風を1台に集約した3-in-1モデル2026年冬以降

シリーズ最大の『Dyson HushJet™ Big+Quiet Cool Pure+ Ioniser+UV 空気清浄ファン』は、複数の部屋の空気をすばやく清浄したいニーズに応える設計です。低圧・大風量コンプレッサーが3段階フィルターシステムと連携し、微細な粒子や有害ガスを捕集するとともにホルムアルデヒドを分解します。0.01ミクロンサイズの汚染物質を99.999%捕集する性能を備えています。パワフルな空気清浄性能を発揮しながらも静かな運転音を実現するとしています。

『Dyson HushJet™ Cool Pure+ Ioniser+UV 空気清浄ファン』は、大型モデルを導入せずに広い空間を清浄したいニーズに応える設計です。従来モデルと比較して最大3倍の空気清浄性能を実現するとしており、清浄した空気を部屋の隅々まで送り届けながら、パーソナルクーリング機能としても使えます。

『Dyson HushJet™ Hot Cool Pure+ 空気清浄ファン』は、空気清浄、ヒーター、扇風機の機能を1台に集約したモデルです。HushJet™テクノロジーによってパワフルな気流を部屋全体へ送り届け、室温と空気質を同時にコントロールする仕様になっています。

『Dyson Corrale CoolShine™』ヘアアイロン:冷却アタッチメントで熱ダメージを軽減

『Dyson Corrale CoolShine™』ヘアアイロンは、高精度な温度制御とフレックスプレート、独自の冷却技術を組み合わせたヘアアイロンです。少ないストロークでのスタイリングを可能にする設計になっています。

『Dyson Corrale™』ヘアアイロンで培った技術をもとに、同社独自のフレックスプレートと新しい『Corrale CoolShine™』冷却アタッチメントを組み合わせた製品です。冷却アタッチメントの核となるのは同社初の冷却機構で、内部に精密に制御された量の水を封入したクーリングパイプを搭載し、スタイリング中に髪から余分な熱を取り除きます。

同社の比較によると、冷却アタッチメントを装着した場合、未装着の髪と比較して熱ダメージを最大29%軽減し、ツヤは最大154%向上するとしています。軽量かつコンパクトな設計で操作性も高められており、洗練されたストレートスタイルは最大24時間持続するとしています。

日本での発売は未定です。

『Dyson Airsmooth™』ホットブラシ:デュアルブラシで乾かしながら整える

『Dyson Airsmooth™』ホットブラシは、同社にとって初のホットブラシです。独自の気流技術と新しいPivotFlex™ブラシ、絡まり防止のブラシ技術を組み合わせ、髪を乾かしながらなめらかに整え、自然なボリューム感のある仕上がりに導く設計です。ストレートヘアからウェーブヘア、カールヘアまで、さまざまな髪質に対応するとしています。

特許取得済みのデュアルブラシシステムを搭載しています。独自のループ構造を採用したAnti-snagブラシは、髪をスムーズにリリースすることで引っ掛かりを抑えます。PivotFlex™ブラシはオープンベース構造により高圧の気流を拡散・制御し、浮き毛や髪の乱れを抑える仕様です。最大90度までしなるテーパー形状により、髪を無理なく巻き込みながらスムーズにリリースし、適度なテンションを与えます。

毎秒100回温度を測定するインテリジェントヒートコントロールを搭載し、髪本来のカールパターンや質感を守りながらスタイリングできます。海外でも使用可能なユニバーサルボルテージにも対応しています。

日本での発売は未定です。

ジェイク・ダイソンがロボット掃除機3台とドックを並べて展示する様子

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