
株式会社シグマは10月23日、フルサイズセンサーを搭載したコンパクトなカメラ『Sigma FP2』を発表しました。発売は11月11日の予定で、価格はオープンプライスです。
同社調べでは、フルサイズミラーレスカメラとして2026年10月時点で世界最小のボディとのことです。初代fpのコンセプトを受け継ぎ、撮影機能とUIを見直したモデルです。ボディ上面の専用スイッチで、STILLモードとCINEモードを切り替えられます。
フルサイズセンサーと静止画の撮影機能
撮像素子は2,450万画素の部分積層型CMOSセンサーです。ローリングシャッター歪みを低減する高速読み出しにより、高速連写や高フレームレートの動画撮影に対応します。
連写は1回の撮影で最高約20コマ/秒、最大200コマまで可能です。AFの被写体認識機能は、人物や動物にくわえて新たに鳥にも対応しました。
背面にはチルト液晶を備え、角度は上向き90度、下向き45度まで調整できます。専用の「Color」ボタンからは、13種類のカラーモードを選べます。
バッテリーは静止画約370枚、動画約130分の撮影が可能です。初代fpより約30%向上したバッテリーライフとのことです。
記録メディアはSDカードスロットにくわえ、高速書き込みに対応した70GBの内蔵ストレージを備えます。
STILL/CINEモードとシネマ機能
STILLモードとCINEモードは、それぞれに最適化された機能、ユーザーインターフェース、ワークフローが実装されています。CINEモードでは、フルサイズセンサーの情報を余さず記録できる6Kオープンゲート収録に対応します。
ダイナミックレンジは、4K FF L-Logの場合で最大14.1ストップです。ISO 1250以上では7段のヘッドルームを確保しています。
編集用の形式として、ProRes RAWとライカ社のL-Logに対応します。
音声は32bit Float録音に対応します。条件は、オプションのホットシューユニット HU-21を装着し、Panasonic社製DMW-XLR2およびDMW-DMS1を使用した場合です。
各社シネマカメラの撮影範囲をシミュレートできるディレクターズビューファインダー機能も搭載します。アナモフィックレンズ使用時のデスクイーズ表示モードにくわえ、新たにARRI ALEXA 35とSony VENICE 2 / BURANOにも対応しました。
FP2向けのアクセサリー
ボディ左右側面のストラップホルダー用ネジ穴と、底面の三脚用ネジ穴は、いずれも1/4インチサイズです。これにより、純正・外部のさまざまなアクセサリーを装着できます。FP2では専用アクセサリーも新たに追加されました。
電子ビューファインダーとLCDビューファインダー
電子ビューファインダー EVF-21は、FP2専用の外付けタイプです。0.5型、約576万ドットの有機ELパネルを使用し、アイセンサーを搭載して大型アイカップが付属します。
USB-Cポートでカメラに着脱でき、チルト機構は上方向に最大90度まで可動します。
LCDビューファインダー LVF-21(別売)は、カメラの液晶モニターに装着して外光をカットするFP2専用品です。−2~+1(dpt)の視度補正機構を内蔵し、液晶モニターを2.5倍に拡大してピント確認や構図検討を補助します。この倍率は、ルーペの倍率計算で一般的に用いられる定義により算出された数値です。
ユニット・プレート・電源まわり
ホットシューユニット HU-21は取り付け式で、OM SYSTEM / LUMIX共通のフラッシュ通信端子を備えます。
ベースプレート BPL-21はFP2専用で、LVF-21の取り付けに使います。3/8インチネジを使えば、一般的な映像撮影用アクセサリーも接続できます。
バッテリーチャージャー BC-91は、カメラ同梱のリチウムイオンバッテリーパック BP-91専用の充電器です。市販のUSB PD対応ACアダプターを使えば、約175分で充電できます。DCコネクター CN-91は、本体をACアダプターや外部電源に接続するためのコネクターです。
予約開始日と製品ページ
Sigma公式オンラインショップでの予約は、10月29日10時に開始する予定です。製品の詳細は、公式の製品ページで案内されています。
- Sigma FP2製品ページ:https://www.sigma-global.com/jp/cameras/fp2/
