
ガーミンジャパン株式会社は10月22日、GPSサイクルコンピューター『Edge 1060』とスマートトレーナー『Tacx Nera』を発表しました。予約開始は10月29日、発売は11月6日の予定です。
価格は『Edge 1060』が128,000円(税込)、『Tacx Nera』が189,000円(税込)です。
『Edge 1060』の特徴
『Edge 1060』は、同社のGPSサイクルコンピューターの最上位モデルです。ボイスコントロール機能は、Garmin製サイクルコンピューターとして初の搭載です。

ボイスコントロールと操作系
内蔵マイクにより、ナビゲーション操作、走行データの呼び出し、危険箇所の報告を音声で実行できます。音声コマンドは約76種類に対応し、タイマースタート、輝度調整、地図のズームアップ・ズームアウト、目的地までの距離表示なども含まれます。
音声でのルート・目的地の検索は、アップデートによる後日対応の予定です。ハンドルから手を離さずに操作できる点を、同社は特徴に挙げています。
ディスプレイはタッチスクリーンとボタンの両方で操作でき、ボタンは7つに増えました。タッチスクリーンをロックした状態でもボタン操作が可能です。
内蔵スピーカーはナビゲーション案内とワークアウトガイダンスに対応し、自転車ベル機能も備えます。
ディスプレイと本体
ディスプレイは3.5インチのカラーLCDで、解像度は480×800ピクセルです。環境光センサーと昼夜モードを備えます。
『Edge 1050』比で、ディスプレイサイズはそのままに、本体は縦1.1cmコンパクトになり、重さは19g軽くなりました。本体サイズは58.5×107×16.3mm、重量は142gで、防水性能はIPX7です。
バッテリーとナビゲーション
稼働時間は、バッテリー節約モードで最大約60時間です。ナビや通知機能など多数の機能を併用した高負荷稼働時は、約20時間です。
GNSSマルチバンドにより、L1信号とL5信号の2周波数帯を受信できます。選択によっては稼働時間に影響します。衛星測位はGPS、GLONASS、Galileo、みちびき(補完信号)、BeiDouに対応します。
地図には「昭文社シティナビゲーターPlus 2026年版(全国主要自転車道対応)」を収録しています。バイクショップ、コンビニエンスストア、パーキングなどの情報を検索できます。
デバイス上でコースを作成でき、信号停止や低速になりやすい区間を避けてルートを計算する「フリーフロールーティング」を新たに採用しました。
「この先(アップアヘッド)」では、コンビニや公園など好みのPOIを選んでおくと、現在地からの距離がデータ画面に表示されます。
ナビゲーション中にルートを外れた場合は、ナビの一時停止とオフコース警告の停止が可能です。ルート上に戻ると、目的地までのルートが再び表示されます。
トレーニング機能
分析機能には、走行中のエネルギー使用量を見える化する「リアルタイムスタミナ」、走行データから走行タイプを指標化する「サイクリング能力」、ヒルクライム向けの「ClimbPro」があります。
距離、標高、地形、位置、パワーカーブ、FTPなどの項目で分析し、パワーターゲットを割り振るガイダンスを表示する「パワーガイド」と、MTBライダー向けの「MTBダイナミクス」も搭載します。
「おすすめワークアウト」は、その日の予定ワークアウトを優先度順に提示し、見逃した主要なワークアウトを完了するよう促します。パワーカーブワークアウトターゲットとデュアルワークアウトターゲットも表示できます。
ワークアウト画面は、全体の進捗をバーグラフで把握できるデザインになりました。「Garminサイクリングコーチ」では、目標のマイルストーンやレースを設定すると、FTPなどの能力に応じたトレーニングプランが作成されます。
通信・決済・安全機能
内蔵マイクを使い、連絡先に登録された相手へボイスメッセージを直接送信できます。送受信には、互換性のあるスマートフォンで『Garmin Messenger』アプリとのペアリングが必要です。
グループライド機能は、「クライムリーダーボード」と「ライドチャレンジ機能」を備えたプログラムがアップデートされました。BLE通信で、付近でグループライドを実行しているデバイスがあると自動で参加を促す「グループライド検知」が新たにくわわりました。
クライムチャレンジで他の参加者の現在位置を確認できる「ライブリーダーボード」も新搭載です。利用には、互換性のあるスマートフォンで『Garmin Connect』アプリとのペアリングが必要です。

キャッシュレス決済機能「Garmin Pay」を搭載し、『Edge 1060』のみで決済できます。VISAタッチを登録でき、対応銀行との連携が必要です。
衛星コミュニケーター「inReach」シリーズとペアリングすると、『Edge 1060』上でメッセージの送受信と通知の確認ができます。inReachの衛星サブスクリプションに加入していれば、携帯電話の通信圏外でもコミュニケーション機能を使えます。inReachデバイスとサブスクリプションサービスへの加入が必要です。
リアビューレーダー「Varia」やライトと連動します。デバイスが衝撃を検知すると、登録された緊急連絡先にアラートを送信し、メカトラブルなどの際には手動で援助要請も送れます。事故検出と援助要請には、Bluetooth対応スマートフォンとの接続が必要です。
以前使っていた『Edge』デバイスから、アクティビティプロフィール、ライドタイプ、データ項目、ペアリング済みのセンサー情報を自動で引き継げる「イージーセットアップ」にも対応します。
接続機能と同梱品
接続機能はANT+、Bluetooth、Wi-Fiで、内蔵メモリは64GBです。内蔵センサーは気圧高度計、環境光センサー、磁気センサー、Gセンサー、ジャイロセンサーです。
同梱品は、ハンドルステムマウント、フラッシュアウトフロントマウント、ストラップ、USBケーブル(Type C to Type C)、製品保証書です。
- 『Edge 1060』製品情報:https://www.garmin.co.jp/products/intosports/edge-1060/
『Tacx Nera』の特徴
『Tacx Nera』は、モーションポッドを内蔵したミドルレンジのスマートトレーナーです。自分の自転車を取り付けて、インドアトレーニングを行えます。


モーションポッドと負荷性能
内蔵モーションポッドにより、前後・左右方向の自然な動きを再現し、インドアトレーナー特有の固定感を大幅に軽減するとのことです。別売りの『Tacx Alpine』にも対応します。
スルーアクスルとクイックリリースの自転車に対応し、最大負荷は2,200Wです。シミュレーション可能な最大勾配は20%、パワー測定精度は±1%です。
フライホイール重量は6.13kg(慣性質量35.9kg)です。通信を高速化する「レースモード」を搭載し、バーチャルレースでの利用をサポートします。
付属品とサイズ
シマノ11速カセットが付属し、自転車を取り付けてすぐにトレーニングを始められます。アダプターは、クイックリリース(130mm/135mm×5mm)とスルーアクスル(142mm/148mm×12mm)の2種類が付属します。
脚部を収納すると横幅は37cmです。設置面積は629×779mm、高さは502mm、重量は24.7kgで、電源は100-240V AC 50/60Hzです。
対応アプリと接続
『TACXトレーニングアプリ』は、100種類以上の実写映像をそろえたライブラリです。アルプスの急な坂道やミラノの石畳の道を走る体験をしながら、トレーニングできます。
無線通信はANT+、Bluetooth、Wi-Fiに対応します。BLUETOOTH Smart テクノロジーとANT+ FE-Cプロトコルで通信するため、『ZWIFT』『mywhoosh』などの一般的なトレーニングアプリと連携します。
複数のデバイスへ同時に接続でき、Tacxソフトウェアを使いながら、サイクルコンピューター「Garmin Edge」でもトレーニングを記録できます。
アプリに接続していないスタンドアロンモードでも使え、その場合は平坦路をシミュレートし、スピードが上がるほど抵抗も大きくなります。
『TACXトレーニングプラン』では、フィットネスレベルに合わせたトレーニングプランを利用できます。ライブの対戦レース、GPSデータのアップロード、3Dマップの使用など、さまざまなコンテンツにも対応します。
- 『Tacx Nera』製品情報:https://www.garmin.co.jp/products/intosports/tacx-nera/
