
TERRAMASTERは10月20日、Mac版『TNAS PC』が「オンデマンド同期」に対応したと発表しました。『TerraSync』2.1.560と『TNAS PC』5.2.560を組み合わせると、TNAS上のフォルダー構成をFinderから確認し、必要なファイルだけをMacへダウンロードできます。
写真、動画、デザイン素材、プロジェクトファイルなどの大容量データをTNASに保管したまま、Macのローカルストレージの使用量を抑えて扱えます。
オンデマンド同期の仕組み
MacのFinderでは、TNAS上のフォルダー構成全体をそのまま確認できます。TNAS上にあるファイルには、専用のプレースホルダーアイコンが表示されます。

すべてのファイルをあらかじめMacへ保存する必要はありません。ファイルを実際に開いたときに、ローカルへダウンロードされます。
取得済みのローカルコピーは、必要に応じて手動で領域を解放できます。空き容量が少なくなった場合は、キャッシュ領域の自動回収にも対応します。
- 『TerraSync』製品情報:https://www.terra-master.com/ja-jp/pages/terrasync
利用手順と必要環境
Macでオンデマンド同期を使う手順は次のとおりです。
1. TNASのアプリセンターで『TerraSync』を2.1.560へ更新し、Macの『TNAS PC』を5.2.560へ更新します。 2. 『TNAS PC』で対象の『TerraSync』同期タスクを開き、同期モードからオンデマンド同期を有効にします。 3. Finderで同期フォルダーを開き、TNAS上のフォルダー構成を確認します。 4. 必要なファイルを開くとMacへダウンロードされます。利用後は、必要に応じてローカルコピーの領域を解放できます。
Mac向けオンデマンド同期には、『TerraSync』2.1.560と『TNAS PC』for Mac 5.2.560が必要です。『TerraSync』2.1.560は、TOS 7.0を搭載したx86アーキテクチャーのTNAS向けに提供されています。
『TNAS PC』はクライアントのアップデート通知から更新できます。『TerraSync』および『TerraSync Client』は、TOSのアプリセンターから更新できます。
- 『TerraSync』使用ガイド(日本語):https://help.terra-master.com/jp/docs/TOS7/backup/terrasync/
同期、バックアップ、バージョン管理
『TerraSync』の同期機能はWindows、Mac、Linuxに対応しています。双方向同期、一方向アップロード、一方向ダウンロードを選択できます。複数の端末からTNAS上の作業フォルダーへ接続でき、TNAS間の同期には『TerraSync Client』を利用できます。

バックアップは同期タスクとは別に、クライアントPCのファイルをTNASへ保存するタスクとして作成できます。実行方法は、即時、手動、スケジュールから選べます。
バージョン管理では、ファイルの変更時に履歴バージョンを生成し、過去のファイルを確認、ダウンロード、復元できます。最大32世代に対応し、保持数や保持期間も設定できます。
ファイル共有とセキュリティ機能
社内共有では、「マイファイル」または「チームフォルダー」から、TOS内のユーザーやグループへファイルを共有できます。用途に応じた権限を設定でき、ローカルネットワーク内で使う内部共有リンクも作成できます。

外部共有は、TNAS.onlineを有効にすると、社外や別拠点向けの共有リンクを発行できます。受信側にTOSのシステムアカウントは不要で、リンクにはパスワードと有効期限を設定できます。
docx、xlsx、pptxなどの文書は、OnlyOfficeをベースとする「Online Office」でリアルタイムに複数人で編集できます。利用前に、Online OfficeをTOSのアプリセンターからインストールする必要があります。
セキュリティ面では、同期・バックアップ通信のSSL証明書による暗号化に対応します。個人/チームフォルダーの権限管理と、ユーザーのファイル操作ログにも対応しています。管理者は、接続クライアント、ユーザー、チームフォルダー、バージョン履歴を確認できます。
『TerraSync』2.1.560では、共有機能のセキュリティが改善されています。なお、これらの機能は、データ消失や情報漏えいの完全な防止を保証するものではありません。
