
サンテクノロジーは10月15日、スマートフォンで書き換えられる電子ペーパー『EZ Sign NFC』が2026年度グッドデザイン賞を受賞したと発表しました。受賞対象名は『Santek EZ Sign® NFC電子ペーパーディスプレイ』です。
『EZ Sign』は、スマートフォンやPCから表示内容を何度でも書き換えられる、手のひらサイズのデジタル表示端末(電子ペーパー)です。電池やコンセントは使わず、NFC給電で動作します。
NFC給電で書き換える仕組みと本体仕様
スマートフォンをかざした一瞬だけ電力が供給されて表示が切り替わり、書き換えた画面は電源がなくてもそのまま保持されます。電池交換や配線工事は不要です。
書き換えには、無料の専用アプリ(iOS、Android、Windows対応)を使います。アプリで画像や文字を作成し、スマートフォンを本体裏面にかざすと更新が完了します。
本体の厚さは3.4mmです。IP65の防塵防水性能を備えています。
3サイズと2種類の表示タイプ
サイズは2.13インチ、2.9インチ、4.2インチの3種類です。重量は次のとおりです。
| サイズ | 重量 |
|---|---|
| 2.13インチ | 約8g |
| 2.9インチ | 約13g |
| 4.2インチ | 約29g |

用途として、2.13インチは名札、ネームプレート、仕分けタグ、2.9インチは値札、棚札、在庫管理ラベル、4.2インチは受付表示、会議室プレート、卓上POP、注意表示が挙げられています。

表示タイプは、黒・白の2色モデルと、黒・白・赤・黄の4色モデルから選べます。2色モデルは約3秒で書き換わる高速更新タイプで、工場や倉庫の工程札や在庫ラベルでの利用が想定されているとのことです。4色モデルは赤や黄色で目立たせられるタイプで、店舗の価格表示やPOP、受付案内での利用が想定されているとのことです。
作業時間の変化
従来の紙への印刷や差し替えは1枚あたり計3分30秒かかるところ、『EZ Sign』では1分30秒に短縮され、作業時間を57%削減できるとのことです。
月50回の書き換えを行う小規模な現場でも、年間20時間分の労働コストと、紙とインク600枚分の廃棄を削減できるとのことです。
審査員の評価コメントと展示予定
グッドデザイン賞の審査員の評価コメントには、「3.4mmの薄さで空間になじむ佇まいに加え、置く・掛ける・貼るなど多様な設置に応える専用アクセサリーまで整え、現場の使い方そのものを設計対象にしている。」とあります。

2026年度グッドデザイン賞の全受賞対象を紹介するイベントの開催期間は、10月31日から11月4日までです。同社は『EZ Sign』をこのイベントで展示する予定です。
グッドデザイン賞は1957年に創設された、日本の総合的なデザイン評価・推奨のしくみです。2026年度は第70回にあたります。
- グッドデザイン賞:https://www.g-mark.org/
