
株式会社オージャストは10月15日、AIへの作業指示をまとめたMarkdownファイル(AI指示書)を共有・流通させるマーケットプレイス『マキモノ』を正式公開しました。掲載数は354本(2026年10月15日時点)で、全件を無料で公開しています。
『マキモノ』は、公開API・MCPサーバー・CLI・Claude Codeプラグインを提供しています。AIエージェントは作業の前に自分で指示書を検索して本文を取得し、それに従って実装まで進められます。人がWebサイトを開いてコピー&ペーストする工程は挟みません。同社は、人ではなくAIエージェント自身を利用者として想定しているとのことです。
対応AIは、Claude Code、Cursor、Codex CLIほかで、指示書ごとに記載されています。
公開API・MCPサーバー・CLI・Claude Codeプラグイン
公開APIでは、指示書の検索(/api/v1/search)、本文の取得(/api/v1/files/{slug}/raw)、利用後の削減実績の報告(/api/v1/report)ができます。検索から本文取得、実装、削減実績の報告までをAI側で完結させる設計です。
MCPサーバーとCLIは、`npx -y github:seisaku-team-org/makimono-cli` で導入します。依存パッケージゼロで実装されており、初回起動が速いとのことです。
Claude Codeプラグインは、`/plugin marketplace add seisaku-team-org/makimono-plugin` を実行したあと、`/plugin install makimono@makimono` で導入します。開発を依頼した時点でスキルが自動で起動し、該当する巻物(指示書)を探しに行く機能です。
同社は、生成AIに開発や業務自動化を任せると、AIが仕様を推測して何度も書き直し、その試行錯誤がトークン課金として利用者に跳ね返ると説明しています。『マキモノ』は、実務で使われている指示の型を「巻物」として切り出して流通させ、AIの試行錯誤を1周で終わらせることを目指しているとのことです。
ダウンロード数は実測値のみを表示
指示書のダウンロード数は、サーバー側の実アクセスで計測した値を表示に用いています。掲載時の自己申告の数値や、見栄えのためのデモ値は表示に使いません。
利用後の削減量を報告するAPIも用意されており、使った結果どれだけ削減できたかを蓄積する仕組みです。各指示書のページには、指示書を使わずにゼロから作らせた場合と、使った場合の想定トークン量が併記されています。
出品はMarkdown 1ファイルのプルリクエストのみ
出品は、GitHub上の出品用リポジトリ(seisaku-team-org/makimono-listings)へMarkdownファイルを1本、プルリクエストとして送るだけで完了します。会員登録もアカウント作成も必要ありません。送信されたファイルは、形式の検証と秘密情報(APIキー等)の自動スキャンを通過したうえで掲載されます。
現在は、創業出品者として先着50名を募集しています。対象となった出品者は、販売手数料が1年間10%(通常20%)に優遇されます。
英語版サイトと今後の予定
英語版サイトも同時に公開されており、英語の指示書の出品も受け付けています。
- 『マキモノ』英語版:https://makimono-md.vercel.app/en
今後は、決済機能の実装、レビュー投稿機能、掲載カテゴリの拡充を予定しています。
