『Apple HomeView』発表、7インチLiquid Retinaディスプレイ搭載。米国価格は299ドル

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Apple HomeViewのラインナップ。5台が並び、各画面に異なる表示が見える

Appleは10月13日、7インチのLiquid Retinaディスプレイを備えた『Apple HomeView』を発表しました。同日からオーストラリア、カナダ、インド、ニュージーランド、英国、米国で予約注文が開始されており、これらの国では11月13日(金)に販売を開始する予定です。

『HomeView』は、音楽の再生、FaceTime通話、ホームモニタリング、音声コントロールによるハンズフリーのオートメーションを一か所でまとめて行えます。ユーザーの顔を認識し、メッセージ、FaceTime、カレンダー、リマインダー、「探す」などのアプリで、各ユーザーが自分のコンテンツにアクセスできるようにします。

家の中心としてテーブルの上に置くことも、玄関や廊下などの空間に合わせて壁にかけることもできます。

テーブルでノートに書く女性と、横に置かれた白いドーム型ベースのディスプレイ端末
目次

7インチディスプレイと4色展開、壁掛け式も用意

『HomeView』はアルミニウムのデザインで、7インチのLiquid Retinaディスプレイがステンレススチールのヒンジでドーム型のスピーカーベースに取りつけられています。このヒンジにより、どんな高さのテーブルに置いても、ディスプレイをスムーズに傾けて画面を見られます。

カラーはシルバー、スターライト、ローズピンク、スペースグレイの4色です。それぞれにボディに合わせたカラーのUSB-Cケーブルが付いています。

シルバー、スターライト、ローズピンク、スペースグレイのHomeView 4色

ディスプレイにはTrue Toneなどのアダプティブディスプレイテクノロジーを採用しています。明るさの自動調節は500ニトから0.3ニトまでの範囲です。また、インターフェイスはユーザーとの距離に応じて表示が変わります。離れた場所にいるときはよりシンプルな情報を、近づくとさらに詳しい情報を表示します。

別売りの壁掛け式モデルは、スペースグレイとシルバーの2色です。同じく7インチのLiquid Retinaディスプレイを備えています。

壁掛け式のHomeView。サーモスタットや照明などのホーム画面を表示

Schneider Home製の3つの専用マウントで壁に取りつけられ、自分で設置することも、専門業者に依頼して設置することもできます。

素材面では、筐体ベースと壁掛け式モデルの筐体に100%再生アルミニウムを使用しています。さらに、同社設計のすべてのプリント回路基板のメッキに100%再生金、はんだ付けに100%再生スズ、すべてのマグネットに100%再生希土類元素を使っています。

最大6人を認識するマルチユーザー機能とSiri AI

『HomeView』は最大6人のユーザーの顔を認識します。それぞれのユーザーが、アプリやウィジェットでパーソナライズした自分のホーム画面を使えます。個人のコンテンツはほかの人からは見えませんが、共有している写真アルバムや音楽は、ゲストも含めて家中で楽しめます。設定とマルチユーザー機能の利用には、最新のソフトウェアを搭載した対応するiPhoneまたはiPadが必要です。

HomeViewのホーム画面。おはようEricaの表示とアプリ、周囲にユーザーのミー文字

『HomeView』にはSiriの新バージョンであるSiri AIが搭載されています。Apple Intelligenceと、Appleシリコンを活用したもので、これまでより自然な会話ができるようになったとのことです。パーソナルコンテクストの理解とオンスクリーン認識に対応し、家の中で誰でもあらゆるトピックについて質問できます。

Apple HomeViewの画面に解説文と青い印画が表示された様子

Apple Intelligenceを有効にしたiPhoneまたはiPadとペアリングすると、Siri AIは各ユーザーのパーソナルコンテクストを活用します。

アプリ間でのアクション実行や、メッセージ、カレンダー、Apple Musicのプレイリストなどからの関連情報の表示ができます。

HomeViewの画面に今後の誕生日の予定が表示された様子

これらiPhoneやiPadを持っていないユーザーも、Siri AIの幅広い知識、自然な会話、進化した音楽検索を利用できます。

ペアリングした対応デバイスでは、Siriの声の表現や話す速さをカスタマイズでき、設定は『HomeView』にも引き継がれます。この声のカスタマイズには、iPhone Duo、iPhone 18 Proの各モデル、iPhone Air、iPhone 17 Proの各モデル、またはM4チップ以降で12GB以上のユニファイドメモリを搭載したiPadモデルが必要で、英語でのみ利用できます。

『HomeView』で始めた会話は、iCloudを使ってSiriアプリで同期されます。iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple Vision Proで会話を続けられます。

HomeViewの画面とiPhoneに表示されたSiri AIの回答とメモ一覧

Siri AIは、HomeViewソフトウェアのバージョン27.2でベータ版として利用できます。地域や言語によっては一部の機能を使えない場合があります。パーソナルコンテクストのリクエストには、Siri AIをオンにした最新のソフトウェアを搭載し、Apple Intelligenceを有効にしたiPhoneまたはiPadで、対応言語を設定している必要があります。

サーバサイドモデルに依存する一部のApple Intelligence機能には、1日の使用回数の制限が適用されます。当該機能へのアクセスは今後、有料で拡大する予定です。

Siri AIは、米国、オーストラリア、カナダ、インド、ニュージーランド、シンガポール、南アフリカ、英国で英語で利用できます。カナダのフランス語には、無料のソフトウェアアップデートで後ほど対応します。

音響システムと対応するメディア

ディスプレイ内の2つのカスタムフルレンジドライバーが、空間オーディオを再生します。ベースには、ダウンファイアリングウーファーと2つのフォースキャンセリングパッシブラジエータを内蔵しています。

Apple HomeViewのディスプレイとドーム型スピーカーベースの下部

Appleシリコンとリアルタイムで動作するシステムセンサーを活用したコンピュテーショナルオーディオが、音量と低音域のレスポンスを調整します。壁掛け式モデルは、2つのカスタムドライバと、壁面への設置用にチューニングしたコンピュテーショナルオーディオで音を出します。

Apple Musicではアルバムアートのアニメーションや歌詞が表示されます。

Apple HomeView 3台。音楽の歌詞やアルバム画面を表示

Apple Podcast、Apple News、Apple TV、対応する他社製のオーディオアプリやビデオアプリも利用できます。

Apple Newsはオーストラリア、カナダ、英国、米国で利用できます。

一部のコンテンツやサービスにはサブスクリプションが必要な場合があり、地域によっては利用できないアプリがあります。

一部のアプリでは、ペアリングした対応するiPhoneが近くにある必要があります。

Handoffにより、iPhoneを『HomeView』のディスプレイの前に置くと、車の中や散歩中に再生していた曲の続きを聴けます。複数の『HomeView』、HomePod、HomePod mini、AirPlay対応スピーカーを設置すれば、マルチルームオーディオで家全体に音楽を流せます。

文字盤とコミュニケーション機能

文字盤は複数用意されています。「写真」文字盤はポートレートスタイルの深度エフェクトで写真を表示します。共有アルバムを選ぶと、『HomeView』を写真フレームとして使え、ほかの人と一緒に写真を追加できます。

「フロー」文字盤は、人の存在や動きに反応するインタラクティブな表示です。スヌーピーの文字盤では、時刻、天気、スポーツイベントに合わせたアニメーションが表示されます。

HomeViewの文字盤のコレクション。天気、スヌーピー、写真、カレンダー、時計など12種類

FaceTime通話では、センターフレームが、参加者が部屋の中を動き回っても全員をフレーム内に収めます。通話には、FaceTimeを搭載したデバイス(発信者と受信者の両方)とWi-Fi接続が必要です。

HomeViewの画面に3人の笑顔とFaceTime通話の映像が映る

メッセージの読み上げと返信は、音声またはオンスクリーンキーボードで行えます。インターコム機能では、1つの部屋にも家全体にもメッセージを伝えられ、別の『HomeView』やHomePodのほか、iPhone、iPad、Apple Watchにも届けられます。

キッチンでは、インターネット上のレシピを順を追った説明に変換できます。ハンズフリーのタイマー操作と食材管理の支援にも対応します。

キッチンカウンターのHomeViewの横で食材を扱う黄色いシャツの人物

「探す」では、位置情報を共有している相手の到着確認ができます。iPhoneやAirPodsの充電ケース、AirTagをつけた持ち物の追跡も可能です。ライブアクティビティにより、再生中の曲、作動中のタイマー、別の部屋からのインターコムのメッセージが『HomeView』に表示されます。

スマートホームの操作とカメラ連携

タッチ操作またはSiri AIの音声で、カメラ映像の表示、サーモスタットや照明の調節、ドアのロック、ブラインドを閉じる操作ができます。「ホーム」モジュラー文字盤ではお気に入りのアクセサリにすぐアクセスでき、「ホームカメラ」文字盤では最大9台のカメラ映像を同時にライブストリーミングできます。

木製の棚の上に置かれたApple HomeViewの画面に68とホーム操作が表示
HomeViewの「ホーム」モジュラー文字盤。時計と照明、ドアロック等のタイル

対象となるiCloud+サブスクリプションがあれば、対応するカメラと連係し、人物、親しい人の顔、ペット、荷物、車両をエンドツーエンドで暗号化して認識します。誰かが玄関に来ると、家にいる人に通知します。

HomeKitセキュアビデオのビデオ説明は、ビデオクリップを見なくても何が起きたかを把握できる機能です。利用には、Apple Intelligenceを有効にしたiPhoneまたはiPadによる設定と、対象となるiCloud+プランへの登録が必要です。ビデオの要約など、ホームアプリで使える一部のApple Intelligence機能には、iCloud+プランに応じたカメラ台数の制限があります。

煙と一酸化炭素の警報音も検知し、iPhone、iPad、Apple Watchに通知します。

『HomeView』は、Works with Apple HomeおよびMatter対応のアクセサリに対応しています。利用にはHomeKit対応またはMatter対応のアクセサリが必要で、スマートホームアクセサリは別売りです。

Apple Home Collectionにも対応します。LG ElectronicsおよびSchneider Electricとの協力で設計された、スマートホームカメラ、サーモスタット、ロックの新ラインナップです。発売は12月の予定で、一部のアクセサリは2027年初頭に発売予定です。

Apple Home Collectionのスマートホームカメラ、サーモスタット、ロックなどの製品ラインナップ

Apple Home Collectionのアクセサリを使うには、NFCペアリング用に最新のオペレーティングシステムソフトウェアを搭載したiPhoneが必要です。追加の機能はアクセサリによって異なり、『Apple HomeView』、HomePod、Apple TVなどの対応するホームハブも必要です。

プライバシーに関するデータ処理

『HomeView』とA18チップにはSecure Exclaveが内蔵されています。保護され、区画化されたランタイムで、カメラとマイクのデータをシステムのほかの部分から切り離して処理します。Secure Exclave内で処理・分析されたデータには、HomeViewソフトウェアも、アプリも、ユーザー自身も、同社もアクセスできないとのことです。

メッセージやカレンダーなどのアプリ内のコンテンツは、登録済みユーザーの顔が認識され、ペアリングしたiPhoneまたはiPadが近くにあって最近ロックが解除されている場合に表示されます。

Siriへのリクエストは、デバイス上か、プライベートクラウドコンピューティングで処理されます。プライベートクラウドコンピューティングで処理する場合、データが保存されることも、同社やほかの誰かにアクセスされることもないとのことです。

価格・予約・販売

米国価格は、シルバー、スターライト、ローズピンク、スペースグレイの『Apple HomeView』が299ドル、スペースグレイとシルバーの『Apple HomeView(壁掛け式)』も299ドルです。

予約注文は、オーストラリア、カナダ、インド、ニュージーランド、英国、米国で10月13日からapple.com/storeとApple Storeアプリで可能です。シンガポールでは10月15日(木)午前9時(シンガポール時間)からです。どちらのモデルも、これらの国では11月13日(金)に販売を開始する予定です。

南アフリカでは、Apple製品取扱店で予約注文でき、11月13日(金)に販売を開始する予定です。現在iOSでSiri AIがEU域内で利用できないため、『Apple HomeView』はEU域内では販売されません。

『HomeView(壁掛け式)』用には、Schneider Home製の専用マウントが3種類あります。

電源マウントUSB-Cウォールコネクタは59.95ドル(米国)から、電源マウントAC有線は79.95ドル(米国)からで、予約注文はapple.com/storeとApple Storeアプリで10月13日から可能です。

電源マウントPoE有線は2027年初頭に販売を開始する予定で、価格は129.95ドル(米国)です。

予約注文のページは次のとおりです。

iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。

Apple HomeViewのラインナップ。5台が並び、各画面に異なる表示が見える

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