『Apple Watch Series 12』発表、新ヘルスセンシングシステムとS11チップを搭載。9月18日販売開始、価格は71,800円(税込)から

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Apple Watch Series 12 とブロンズ色のミラネーゼループ、心拍数62BPM表示

Appleは9月9日、新しいヘルスセンシングシステムとS11チップを搭載した『Apple Watch Series 12』を発表しました。価格は71,800円(税込)からで、予約注文は同日に開始され、9月18日(金)から販売されています。

『Apple Watch Series 12』は、心拍数と心拍変動(HRV)の測定頻度を高め、新機能「準備度」を備えます。S11チップは年内に登場するオーディオインテリジェンスの機能も実現し、watchOS 27ではApple Intelligenceを利用した『Siri AI』に対応します。

目次

心拍数と心拍変動の測定

新しいヘルスセンシングシステムは、新しい光学式心拍センサーと電気心拍センサーを搭載しています。光学式心拍センサーは、より大きく電力効率に優れたグリーンLEDを備え、一日を通して5秒ごとに心拍数を測定します。

Apple Watch Series 12の心拍数画面。62BPMと2分間の履歴を表示

文字盤には新しい心拍数のコンプリケーションを表示でき、心拍数をリアルタイムに確認できます。この継続的かつ受動的な測定により、「エクササイズ」と「ムーブ」のアクティビティリングもより正確になるとのことです。

Appleは、2026年6月時点で市販されていた販売台数の多いウェアラブルデバイスを使い、2026年7月と8月に1,000人を超える参加者を対象として心拍数の精度に関する調査を実施しました。この調査では、新しい心拍数センサーが比較対象のデバイスの中で最も高い精度を示しました。

心拍変動(HRV)は最大24倍の頻度で測定され、心拍数アプリの新しいセクションで確認できます。HRVは2種類あり、回復時HRVはストレスと回復に関する毎日の兆候を特定するのに最適、全体的HRVは心血管系の健康を含む健康状態をより広範に理解するのに最適とのことです。一般的に、変動値が大きいほど回復しており、小さいほどストレスを受けていることを示すとのことです。

夜間バイタル値には、個人の基準値と比較して分析した回復時HRVの測定値が含まれます。新しい日中バイタル値の表示では、夜間と日中の指標を切り替えられ、夜間の指標を確認する前に変化に気づける可能性があるとのことです。バイタルアプリはウェルネスのみを目的とし、医療での使用を目的とするものではありません。

0〜10のスコアで示す「準備度」

「準備度」は、『Apple Watch Series 12』で導入された新機能です。最近のアクティビティ、トレーニングの負荷、バイタル、睡眠スコアを分析し、0〜10の範囲のスコアを毎日示します。あわせて「休養」「無理せずに」「準備完了」「絶好調」のいずれかのおすすめが表示されます。

Apple Watch Series 12の準備度画面。4 Pace Yourself、7 Ready、8 Go For Itの3台

激しいワークアウトや日中のバイタル値の変化など、新しいデータが記録されると、準備度は一日を通して随時更新されます。スコアに影響している要因も示され、詳細を確認できます。スコアリングアルゴリズムは、Apple Heart and Movement Studyのデータを使い、Appleの運動科学者および医師と共同で開発されました。

Apple Watch Series 12を手首に着けワークアウト中の汗をかいた女性

バッテリー駆動時間、充電、歩数計測

バッテリー駆動時間は、日常使用時で引き続き最大24時間です。屋外ワークアウトでは最大10時間で、前世代のモデルより25%長くなったとのことです。

充電も高速になり、わずか15分間で最大12時間分のバッテリー駆動時間が延長されます。前世代のモデルより50%多いとのことです。

これらの値は、Appleが2026年7月と8月に試作ハードウェアとリリース前のソフトウェアで測定したものです。

日常使用のテストは、24時間の間に300回の時刻チェック、90回の通知、15分間のアプリ使用、Bluetooth経由で音楽を再生しながらの60分間のワークアウト、6時間の睡眠記録を含みます。

屋外ワークアウトのテストは、iPhoneに接続せず、屋外ランニング中に心拍センサーをオンにして実施しました。

陸上競技場のトラックを走る、黄色い服とゴーグル姿の人物

充電のテストには、『Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブル』の試作モデルとApple 20W USB-C電源アダプタを使っています。バッテリー駆動時間は使用条件、構成、モバイル通信ネットワーク、信号強度などで変わり、充電時間はアダプタ、地域、設定、使用開始時のバッテリー残量、使用状況、環境条件で変わるため、実際の結果は異なる場合があります。

歩数計モデルは、新しい機械学習アルゴリズムで完全に再設計されました。屋内ウォーキングまたはランニングのワークアウト中の距離を、より正確に測定できます。S11チップにより、一日を通した歩数の記録もより正確になり、新しい歩数のコンプリケーションで文字盤から歩数をリアルタイムに確認できます。

Apple Watch Series 12の文字盤に歩数5,253を表示した画面

Appleは、ビデオによる歩数のカウントで検証した1,000歩の精度テストを行い、2026年7月時点で市販されていた業界主流の歩数計測ができるスマートウォッチと比較しました。その結果、スマートウォッチの中で最も正確な歩数計測を実現しているとのことです。

オーディオインテリジェンス

S11チップと内蔵マイクを使うオーディオインテリジェンスの機能は、年内に登場します。サウンド認識と、より速くアクセスできる『Shazam』を利用するには、『Apple Watch Series 12』または『Apple Watch Ultra 4』が必要です。

「サウンド認識」は、iPhoneが手元になくても、聴覚に障がいのある方に重要な音を検知して知らせる機能です。サイレン、アラーム、ドアベル、赤ちゃんの泣き声などの音を聞き取り、検出するとデバイス上の知能でユーザーに通知します。

Apple Watch Series 12のサウンド認識で「Doorbell」通知を表示した画面

『Shazam』は、周囲で流れている音楽を検知し、スマートスタックのミュージック認識ウィジェットに曲名とアーティスト名を自動で表示します。

Apple Watch Series 12のShazamがスマートスタックで曲名を表示した画面

これらの機能では、音声が録音されたり保存されたりすることはありません。処理に使う生の音声データには、OS、アプリ、ユーザー、Appleのいずれもアクセスできません。音声はS11チップ内のハードウェアで隔離された専用の区画で処理され、その後すぐに削除されます。各機能は、ユーザーが管理し、利用するかどうかを選択できます。

watchOS 27

『Apple Watch Series 12』はwatchOS 27を搭載し、『Siri AI』への対応をはじめとするアップデートがくわわります。

Siri AI

watchOS 27により、『Apple Watch Series 12』は、Apple Intelligenceを利用した新バージョンのSiriである『Siri AI』に対応します。

新しいSiriアプリでは、外出先でも会話を続けられ、パーソナルコンテクストの理解や幅広い知識といったApple Intelligenceの機能を利用できます。

新しいSiriモジュラー文字盤からも、Siriにアクセスできます。

『Siri AI』は、9月15日(火)からwatchOS 27でベータ版として提供されています。利用するには、対応するデバイスを英語に設定する必要があります。10月には、日本語、フランス語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語にも対応する予定です。

EUでは、初期段階でwatchOS上の『Siri AI』を利用できません。13歳未満の方は利用できません。『Siri AI』などサーバサイドモデルに依存する一部のApple Intelligenceの機能には、1日の使用回数の制限があり、これらの機能へのアクセスは今後、有料で拡大する予定です。

そのほかのアップデート

「ダイナミックなアプリグリッド」には、Siriが提案する5つのアプリのアイコンが表示されます。いずれも、ユーザーが最もよく使ったアプリや最近使ったアプリです。「スマートスタックのウィジェットの提案」は、駐車した場所に関するマップからの提案や、親しい人の誕生日に贈るメッセージの提案などが、最も関連性の高いタイミングで表示されます。

新しい片手の「タップジェスチャー」では、人差し指と親指をタップして、スマートスタックからウィジェットを開けます。ダブルタップでスマートスタックをスクロールし、シングルタップで個々のウィジェットを選択でき、すべて片手で操作できます。利用には、『Apple Watch Series 9』以降、『Apple Watch SE 3』、または『Apple Watch Ultra 2』以降が必要です。

『Apple Watch』の周期記録とiPhoneのヘルスケアアプリは、閉経周辺期と閉経期に対応します。閉経周辺期を含む周期の偏差の通知は、40歳以上の方が対象です。注意書きでは、周期記録アプリを妊娠調節の目的や健康状態の診断に使用しないよう求めています。

『Workout Buddy』は、iPhoneを近くに置いていなくても『Apple Watch』で利用できます。

より多くのフィットネスのデータを取り入れてモチベーションを高める洞察を提供し、英語にくわえてスペイン語でも利用できるようになります。

Apple Intelligenceを有効にしたiPhoneをBluetoothヘッドフォンとペアリングし、デバイスとSiriの言語を英語またはスペイン語に設定する必要があります。

iPhoneが近くにない状態で使うには、Wi-Fiまたはモバイル通信接続が必要です。

サイズ、仕上げ、バンド

『Apple Watch Series 12』のサイズは、42mmと46mmです。

ケースの仕上げ

アルミニウムの仕上げは、新色のダークブロンズ、ブラック、ライトゴールドと、スペースグレイです。チタニウムの仕上げは、ナチュラルに新色のラディアントゴールドがくわわります。セラミックモデルは、パールホワイトとナイトブルーの仕上げです。

セラミックモデルに付属するサンドとネイビーブルーのスポーツバンドは、ピンをはめ込むセラミックバックルを採用しています。

アルミニウムモデルは、ガラスにCeramic Shield 2を採用しています。『Apple Watch Series 11』のIon-Xガラスと比べて60%頑丈で、どのスマートウォッチのガラスよりも頑丈とのことです。

バンド

スポーツバンドには、オリーブ、バーガンディ、ワイルドフラワーブルー、ペールサキュレントなどの新色がくわわります。

スポーツバンド 4色(オリーブ系、バーガンディ系、青、淡い色)の並び
Apple Watch Series 12。クリーム色のスポーツバンドと文字盤表示

スポーツループは、シャンブレーブルーやマゼンタなどの新色がくわわり、インクジェット印刷技術を使った新しいプラッドパターンのバーガンディプラッドとライトアンバープラッドも選べます。

グレー、ダークバーガンディ、オリーブ系、ピンクの織り素材ループバンド4本

NikeスポーツバンドとNikeスポーツループには、エッセンシャルホワイト、チョークカーム、ペイブメントグレー、アフターダークブラック、グリーンスパークの5つの新しいカラーが登場します。

ミラネーゼループは、ラディアントゴールドのチタニウムケースに合わせたラディアントゴールドと、ダークブロンズのアルミニウムケースと組み合わせられるダークブロンズから選べます。ミラネーゼループに耐水性能はありません。

Apple Watch Series 12。メッシュ状の金属バンドと心拍数表示の文字盤

モダンバックルバンドは、新しいウーブン素材を採用しています。ナチュラルのハードウェアにくわえて、ラディアントゴールドのチタニウムケースに合わせたゴールドのハードウェアが、今回初めてくわわります。モダンバックルバンドにも耐水性能はなく、マグネットを含むため、『Apple Watch』のコンパスと干渉する可能性があります。

モダンバックルバンド。新しいウーブン素材の4色、金色と銀色の金具
Apple Watch Series 12。ゴールドのケースと紫のモダンバックルバンド

『Apple Watch Hermès Series 12』

『Apple Watch Hermès Series 12』では、Hermès限定のシルバーチタニウムにくわえて、ラディアントゴールドチタニウムの仕上げが今回初めてくわわります。ラディアントゴールドのモデルには、ゴールドの仕上げのクラスプとサドルスタッズが付いた、新しい黒のサテン・クルー・ド・セルストラップが付属します。

ゴールドケースに黒いバンドのApple Watch Hermès Series 12

Apple Watch Hermèsコレクションには、新しいストラップのロカバール・クラブもくわわりました。魅力的なカラーのコントラストを特徴とし、細長い「H」を、馬術競技からインスピレーションを得た立体的なグラフィックパターンに編み上げています。

Apple Watch Hermèsのロカバール・クラブ。紺地に緑とオレンジの2本のバンド

予約と対応条件

予約注文と販売開始の対象は、日本、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、インド、アラブ首長国連邦、英国、米国、その他50以上の国と地域です。

新しい『Apple Watch』バンドは、apple.com/jp/store/とApple Storeアプリで、9月9日に注文受付が開始され、9月18日(金)から販売されています。

watchOS 27は、9月15日(火)に利用可能になっています。対象は『Apple Watch Series 9』以降、『Apple Watch SE 3』、『Apple Watch Ultra 2』以降で、iOS 27以降を搭載したiPhone 11以降またはiPhone SE(第2世代以降)が必要です。一部の機能は、国や地域またはデバイスによって利用できない場合があります。

Apple Intelligenceも同日に、watchOS 27で利用できるようになっています。Apple Intelligenceを有効にしたデバイスを対応言語に設定する必要があり、日本語にも対応します。地域や言語によっては一部の機能を利用できない場合があります。

日本では、初期段階で『Apple Watch Series 12』と『Apple Watch Ultra 4』の高血圧パターンの通知機能を利用できません。これらのモデルでの利用は、規制当局による追加承認を申請中で、2027年に利用可能になる予定です。

『Apple Watch Series 12』、『Apple Watch SE 3』、または『Apple Watch Ultra 4』を購入してサブスクリプションに新規で登録すると、『Apple Fitness+』と『Apple Music』を3か月利用できます。

『Apple Music』の利用にはサブスクリプションが必要で、『Apple Fitness+』の利用にはサブスクリプションと対応するハードウェアおよびソフトウェアが必要です。

キャンペーンやサービスの提供状況は、地域によって異なります。

Apple Watch Series 12 とブロンズ色のミラネーゼループ、心拍数62BPM表示

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