
シャープは10月8日、髪の過乾燥を抑える「ドライアシスト」モードを搭載した『プラズマクラスタードレープフロードライヤー<IB-WX903>』を発表しました。ドライアシストは、国内で販売されているドライヤーで髪から蒸発した水蒸気を検知して温度や風量を切り替える機能として業界初とのことです。発売は2026年10月22日の予定です。
高濃度プラズマクラスターによる静電気オフと過乾燥の抑制を組み合わせ、枝毛・切れ毛を約87%抑制するとのことです。価格は現時点で発表されていません。
搭載する4つの機能
『IB-WX903』の主な機能は次の4点です。
- 高濃度プラズマクラスターによる静電気オフ
- 乾かしすぎを防ぐ「ドライアシスト」モード
- 4つの吹き出し口から送風する速乾技術「ドレープフロー X4」
- 髪を55℃以下にキープする「センシングモード」
高濃度プラズマクラスター
静電気を帯びた髪にプラスとマイナスのイオンバランスが整ったプラズマクラスターを当てることで、静電気を約99%オフします。静電気による摩擦ダメージを抑え、キューティクルを保護する機能です。枝毛・切れ毛を修復するものではありません。

同社の試験では、ブラッシングで50kVに帯電させた毛髪に5秒温風を当て、送風前後の静電気を比較し、52kVから0.077kVになりました。
水分子に包まれたイオンが髪内部まで浸透し、うるおいが約8時間続くとのことです。これは冷風を約5分間当て、使用直後から約8時間後の水分量変化率を比較した同社の試験に基づきます。
枝毛・切れ毛の約87%抑制は、同社がイオンなしで過乾燥した髪と、プラズマクラスターありで過乾燥を抑えた髪に180回ブラッシングして比べた結果です。発生本数はイオンなしが142本、プラズマクラスターありが18本でした。


静電気の試験とブラッシングの試験は『IB-P802』(2024年)、うるおいの試験は『IF-PB1』(2011年)で実施されています。『IB-WX903』は、前者の試験機種より性能が同等以上、後者の試験機種よりイオン濃度が同等以上です。使用環境(季節・温湿度など)や個人差で、効果は異なります。
ドライアシストモード
「水分バランスセンサー」が、髪周辺の水蒸気量を毎秒5回測定します。乾燥状態に応じて、温風と弱冷風を自動で切り替える仕組みです。

乾燥が進むにつれて弱冷風の時間が長くなるため、その変化を乾かし終わりの判断の目安にできます。髪に適度な水分を残した状態でヘアドライを終えることで、過乾燥によるダメージを抑えるとのことです。
ドレープフロー X4
「ドレープフロー X4(エクスフォー)」は、4つの吹き出し口から風を送る同社独自の速乾技術です。大風量にくわえ、髪表面を押し分けて根元まで風を届ける気流を採用しています。


ドライ時間は、同社従来機比で約35%短縮したとのことです。同社の試験はHOT/TURBO運転で、水分を含ませたマネキンの毛髪の水分が約75%減少するまでの平均乾燥時間を測定しました。『IB-RP9』(2022年、ドレープフロー技術非搭載)の8.38分に対し、『IB-WX901』(2023年、『IB-WX903』と性能同等機種)は5.47分でした。
センシングモード
「距離センサー」がドライヤーと髪との距離を毎秒20回測定し、「環境温度センサー」が室内温度を検知します。この2つのセンシングにより、温風による髪の温度上昇を抑え、55℃以下にキープする機能です。
髪を近づけすぎたときに過度に熱くなることを防ぎ、熱ダメージを低減するとのことです。ここでの熱ダメージは、濡れた髪のケラチンの変性が始まる55℃以上に髪がさらされる温度と時間を指します。


そのほかの機能と形状
穏やかな風量・温度の「ソフトモード」も搭載しています。アプリ連携でモードをカスタマイズでき、ワンボタンで冷風へ切り替えることも可能です。形状は後頭部も乾かしやすいコンパクトなもので、セットノズルが付きます。髪とブラシに発生する静電気もオフするとのことです。







製品情報は、シャープの製品サイトで案内されています。
プラズマクラスターロゴ(図形)およびプラズマクラスター、Plasmaclusterはシャープ株式会社の登録商標です。
Bluetoothは、Bluetooth SIG, Inc.の登録商標です。
