
ハイアール ジャパン セールス株式会社は9月29日、日本国内市場で同社初となるハイエンドシリーズ『Haier Supreme Line「A.M.U.」』を立ち上げると発表しました。ラインナップは冷凍冷蔵庫『月夜 Tsukiyo』の2機種と、ドラム式洗濯乾燥機『奏 Kanade』の1機種です。
『月夜 Tsukiyo』は10月15日、『奏 Kanade』は2027年夏の発売予定です。いずれも全国の家電量販店、ホームセンター、GMS、WEB通販などで順次発売する予定です。

冷凍冷蔵庫『月夜 Tsukiyo』
『月夜 Tsukiyo』は、496L冷凍冷蔵庫と508L冷凍冷蔵庫の2機種です。本体サイズはどちらも幅650mm×奥行650mmです。

冷却方式と鮮度保持
2機種とも、冷蔵室・野菜室用と冷凍室用で冷却ユニットを分離した「ダブルクーリングシステム」を採用しています。さらに、冷却器を底面に配置し、冷凍室全体を下から包み込むように冷やす「ボトムクーリングシステム」を搭載しました。食材に直接冷風を当てない冷凍方式で、名称は「うる鮮キープ冷凍」です。

同社の調べでは、家庭用冷凍冷蔵庫として2026年9月時点で業界初のシステムとのことです。周辺技術を含め、5件の特許を出願中です。
乾燥や霜付きを抑え、冷凍した食材のおいしさをより長くキープし、解凍時のドリップも防ぐとのことです。
冷却器を底面に配置したことで、従来機種と比べて冷凍室の収納位置が高くなり、深くかがまずに食品を取り出せるとのことです。
この点について、一般社団法人 人間生活工学研究センターの調べ(報告書番号:26-026)があります。496L冷凍冷蔵庫と2025年モデルを比較対象に、30〜40歳代女性を想定した体格のデジタルヒューマンモデルを使い、最下段冷凍室の引き出しを開けて収納容器の底部へ手を伸ばす動作での両膝の負担を評価しました。結果は、取り出し時の膝への負担が約70%軽減されるとのことです。

496L冷凍冷蔵庫には、約-2℃を保つ独自の冷却技術「うまみ熟成氷室チルドルーム」を搭載しています。食材の鮮度を守りながら、うまみの熟成をサポートするとのことです。
野菜室には「野菜しゃきしゃきゾーン」を装備しています。買いたてのようなみずみずしさを保つとのことです。
冷蔵室と野菜室には「Wきれいエアー除菌(Oxiきれいエアー除菌+Agきれいエアー除菌)」を採用しました。508L冷凍冷蔵庫はAgきれいエアー除菌のみの搭載です。野菜室には、20,000K(ケルビン)のLED光を使う「野菜室CLEAN LED」も採用しています。菌の増殖を抑制するとのことです。
容量と収納
断熱構造や庫内レイアウトを見直した「マキシマムフィット設計」により、容量は496L冷凍冷蔵庫が496L、508L冷凍冷蔵庫が508Lです。
フルオープンレールを採用した「まるごと見えるらくらく冷凍室&野菜室」は、奥行き方向に広く、高さ方向に浅い構造です。496L冷凍冷蔵庫は野菜室と下段冷凍室、508L冷凍冷蔵庫は下段冷凍室に採用しています。まとめ買いや作り置きにも対応するとのことです。
デザインと操作性
天面には、上質で落ち着きのある質感の「LUXソリッドガラストップ」を採用しました。
496L冷凍冷蔵庫には、両手がふさがっていてもドアを軽く押すだけで自動的に開く「プッシュオープンドア」があります。人が近づくと冷蔵室の扉にブルーの光が点滅する「スマートアプローチイルミライト」も備えています。

庫内を奥から照らす照明は、496L冷凍冷蔵庫が「シアター照明」、508L冷凍冷蔵庫が「ハーフシアター照明」です。
2機種とも無線LAN機能を標準搭載し、スマート家電アプリ『Haismart App』に対応します。スマートフォンから運転状況の確認、遠隔操作、各種設定変更ができます。
ドラム式洗濯乾燥機『奏 Kanade』
『奏 Kanade』は、10kg容量のドラムを上下に2基搭載したダブルドラム構造「DUOドラム」を採用した洗濯乾燥機です。最高60℃のお湯洗いで洗濯しながら、もう一方のドラムで10kgのヒートポンプ乾燥を同時に行えます。

同社の調べでは、家庭用乾燥機市場で10kgのヒートポンプ乾燥は、2026年9月時点で日本唯一とのことです。
洗濯機能
洗濯終了15分前に乾燥槽の予熱を開始する「乾燥機プレヒート機能」を備えています。従来は順番に行っていた洗濯と乾燥の工程を同時に進め、家事時間を大幅に短縮するとのことです。
洗剤と水を混ぜ合わせて作った濃密な泡を衣類に吹きつける「濃密泡づつみ洗浄」を搭載しました。繊維の奥の汚れをやさしく包みながら落とすとのことです。「液体洗剤・柔軟剤自動投入」も搭載しています。
乾燥と仕上げ
乾燥は、約60℃のヒートポンプ乾燥です。衣類内部の湿度をリアルタイムで測定する「3D湿度センサー」とダブルモーターを組み合わせた「3Dふわシャキ速乾」を採用しています。

厚手の衣服の生乾きや乾かしすぎを防ぎ、タオルはふんわり、シャツはシワを抑えて仕上げるとのことです。ダブルモーターは、衣類のダメージを抑えながら絡まりを解消するとのことです。
「ミストケアコース」は、超音波ミストデバイスで発生させたミストを衣類の繊維に浸透させるコースです。「シワのばし」「ふんわり仕上げ」「消臭」に対応します。
消臭の試験依頼先は近江オドエアサービス(株)です。タバコ臭を付着させた試験布を対象に、6段階臭気強度表示法で評価しました。対象部分はドラム内の衣類で、結果は初期が4、自然放置60分が3、ミストケアコース60分が2でした。
操作パネルとアプリ連携
洗濯機と乾燥機を共通のタッチパネルで集中制御できる統合操作パネルを採用しています。人間工学に基づき、女性でもラクに操作できるとのことです。

『Haismart App』との連携にも対応します。「除菌コース」や「タオルコース」など、洗濯乾燥の新規コースをダウンロードして実行できるアプリ機能を搭載しました。スマートフォンから外出先での運転開始や、終了通知の受け取りも可能です。

