
株式会社焦点工房は2026年9月25日、Thypoch(タイポック)『Ksana』(クシャナ)シリーズのライカMマウント対応距離計連動交換レンズ「Ksana」35mm f/2 ASPH. ブラックペイントを、同日から販売しています。メーカー希望小売価格は117,000円(税込)です。
Thypochは2023年に中国深センのシネレンズ専門メーカーから登場したブランドで、焦点工房は同ブランドのレンズを日本国内で取り扱っています。
使い込むほど真鍮が覗く鏡筒
「Ksana」35mm f/2 ASPH. ブラックペイントは、鏡筒に真鍮素材を採用し、その上に深みのあるブラック塗装を施したレンズです。
カメラバッグからの出し入れや絞りリングの操作、ピント合わせを繰り返すうちに塗装が少しずつ摩耗し、下地の真鍮が覗き始める構造になっています。変化の仕方は使い方や保管環境によって一本ごとに異なるとのことです。


操作面では、ローレット加工を施した絞りリングと三日月形のフォーカスレバーを採用しています。

35mmという焦点距離とサイズ
35mmはスナップや旅先、日常の記録まで幅広く使える焦点距離です。鏡筒長は約27mm、質量は約199gで、真鍮鏡筒を採用しながらもコンパクトなサイズにまとめられています。
独自コーティング「Epoch Coating ’84」
このレンズには、Thypoch独自の多層コーティング「Epoch Coating ’84」が採用されています。1980年代のレンズが持つ光の表情から着想を得て、当時見られたゴールドパープルのフレアやシネマライクな描写を現代の光学技術で再構築したコーティングです。
順光ではコントラストと階調を保ちながら、光が差し込む状況では黄金色のフレアが現れる描写になるとのことです。

光学構成と最短撮影距離
光学系には非球面レンズ1枚、EDレンズ1枚、高屈折レンズ2枚を含む5群8枚構成を採用しています。絞りはF2からF16まで、絞り羽根は10枚です。

最短撮影距離は0.5mで、テーブルフォトや小物、旅先のディテールなど被写体に近づいた撮影にも対応します。ただし距離計連動は0.7mまでとなっており、フォーカスリングの0.7m位置にはわずかな抵抗が設けられています。0.5mから0.7m未満の範囲では距離計が連動しないため、この範囲で撮影する際はライブビューでピントを確認する必要があります。



主な仕様
- 対応マウント:ライカMマウント
- 対応撮像画面サイズ:35mmフルサイズ
- 焦点距離:35mm
- レンズ構成:5群8枚(ASPH非球面レンズ1枚、EDレンズ1枚、高屈折レンズ2枚)
- フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)※距離計連動型
- 絞り:F2-F16
- 絞り羽根:10枚
- 最短撮影距離:0.5m
- フィルター径:39mm
- サイズ:約Φ52×27mm(マウント部・突起部除く)
- 質量:約199g
- 付属品:前後キャップ
- メーカー保証:1年間(自然故障が対象)
購入情報
「Ksana」35mm f/2 ASPH. ブラックペイントは2026年9月25日から販売されており、以下の販売ページから購入できます。
