
HIKVISION JAPAN株式会社は2026年9月16日、大音量による威嚇と夜間のフルカラー監視を融合した次世代防犯カメラ『SoundMaxシリーズ』を発表しました。
同シリーズは、AIノイズリダクションと新設計のスピーカー構造により、音声の有効到達範囲を従来比4倍に当たる半径20mへ拡大したモデルです。暗闇でも色彩を捉えるColorVu技術と、侵入者を瞬時に警告するアクティブストロボライト「Live Guard」を標準搭載し、アナログ(Turbo HD)カメラとIPカメラ(ネットワークカメラ)の双方でラインナップを展開します。
開発の背景
従来の防犯カメラは事後検証のための映像記録が主な役割で、内蔵スピーカーによる音声警告の到達範囲は5m前後に限られていました。屋外の暗がりや騒音環境下では、十分な抑止効果を発揮できていなかったとのことです。
屋外資材置場や駐車場、商業店舗周辺での侵入・盗難被害が増加する状況を踏まえ、HIKVISION JAPANは「侵入される前に撃退する」能動的セキュリティを追求したとしています。音響工学に基づく新スピーカー設計、AI音声処理、存在感のある大型筐体を融合し、『SoundMaxシリーズ』を開発しました。

SoundMaxシリーズの主要な特長
スピーカー到達範囲を従来比4倍の半径20mへ拡大

音響キャビティの最適化と高出力スピーカー構造の採用により、音声警告の到達範囲を従来の5mから最大20mへ拡大しました。広い敷地や屋外の騒音環境下でも、明瞭な警告音や肉声メッセージを届けられる仕様です。

AIノイズリダクションで過酷な屋外環境でもクリアな肉声を伝達
風切り音、雨音、道路の車両走行音などの環境ノイズをAIがリアルタイムに低減・フィルタリングする機能です。人の声の周波数帯だけを明瞭に抽出して大音量で届けるため、騒がしい屋外現場でも聞き取りやすい双方向通話が可能とのことです。

通常モデル比で約18%大型化した新筐体
バレット型カメラのサイズを通常モデル比で約18%大型化し、全長336.8mmとしました。遠目からでも防犯設備としての存在感を持たせ、視覚的な威嚇効果を高める狙いがあるとしています。

Live Guardとスマートハイブリッドライトによる光と音の威嚇
赤・青のアクティブストロボライトと大音量の音声アラームで侵入者を即座に威嚇するLive Guard機能を備えています。通常時は不可視の赤外線(IR)で監視し、人間や車両の侵入を検知した瞬間に白色投光へ自動で切り替わるスマートハイブリッドライトにより、夜間でも鮮明なフルカラー映像を記録します。

製品ラインナップ
IP(ネットワーク)カメラシリーズ
最新世代のColorVu 3.0(HIKAI-ISPとF1.0スーパーコンフォーカルレンズ)を搭載し、最低被写体照度0.0005 Luxの極低照度環境でも24時間365日フルカラー撮影に対応します。人間と車両を高精度に識別・分類するモーション検知3.0も標準搭載です。
映像・レンズ技術はF1.0スーパーコンフォーカルレンズとHIKAI-ISPを採用し、最低照度は0.0005 Lux(白色光照射時は0 Lux)です。
音響・威嚇機能としてSoundMax大音量スピーカー(最大20m伝播)、AIノイズリダクションマイク、Live Guard(赤青ストロボと音声アラーム)を備えます。
照明・設置性能では、最長50mのスマートハイブリッドライト、最大512GBのMicroSD対応(一部モデルのみ)、内蔵ジャンクションボックス、IP67防塵防水に対応しています。
アナログ(Turbo HD)カメラシリーズ
既存の同軸ケーブルインフラを活用しながら、音声抑止機能やColorVuによる夜間カラー監視、Hik-Connect連携の双方向通話を導入できる高コストパフォーマンスモデルです。
映像・低照度性能は、最低照度0.001 Lux(F1.0、AGCオン時)、白色光照射時は0 Luxで、3D DNRノイズ低減により鮮明でシャープな画質を実現しています。主要機能として、アクティブストロボライト(赤/青)と音声アラーム、Hik-Connect連携の双方向通話、半径20m対応のスピーカー、内蔵型ジャンクションボックス、IP67防塵防水を備えます。
主な推奨導入シーン
屋外資材置場・建設現場・太陽光発電所では、広大なエリアにおいて侵入者を検知した瞬間に、遠隔20mへ届く大音量警告と赤青ストロボで犯行を未然に抑止する用途を想定しています。
商業施設・店舗出入口・搬入口では、従業員の呼び出しや配送業者への受付応対を、AIノイズリダクション付きのクリアな双方向通話機能で実現する用途が挙げられています。
戸建住宅・マンション外周・駐車場では、駐車スペースへの不法侵入や車上荒らしに対し、存在感のある大型筐体と自動投光による防犯効果を想定しているとのことです。
