
SUPERPETER Technology Co.,LTD.は、2026年9月14日、リチウムイオン電池搭載製品用の「難燃ソフトポーチ」を傘下ブランドSOUL POWERより発売すると発表しました。
リチウムイオン電池火災の急増が背景に
東京消防庁のデータによると、リチウムイオン電池による火災は気温の高い夏場に多く発生する一方で、秋から冬にかけても多発しているとのことです。とくに10月は夏場に次いで火災件数が多く、11月・12月も高い水準で推移しており、年末にかけて油断できない状況が続くとしています。
2026年は5月末時点ですでに前年同期比1.5倍のペースで火災が急増しており、これからの秋冬シーズンに向けた対策が急務となっているとのことです。リチウムイオン電池発火時の表面温度は700〜800℃程度に達すると言われており、一般的な収納袋では炎の拡大を防ぐことができないといいます。
SUPERPETER Technology Co.,LTD.は、自社ブランド「SOUL POWER」で充電式エアブラシをはじめとするリチウムイオン電池搭載製品の企画・販売を行ってきました。同社は、リチウムイオン電池による事故急増のニュースを憂慮し、製品を安全に使用してもらうための対策を模索してきた結果、今回の難燃ソフトポーチの開発・販売に至ったとのことです。
シリコンコーティングガラス繊維の五層構造
難燃ソフトポーチは、シリコンコーティングされたガラス繊維素材を五層構造で縫製した難燃ポーチです。構造は、外布(シリコン層+ガラス繊維)と内布(シリコン層+ガラス繊維+シリコン層)で構成されています。

国際的な第三者試験機関SGSによるグローワイヤ燃焼性試験(IEC 60695-2-11: 2021)において、検査可能な最高温度960℃での試験をクリアしています。この試験では960℃で着火しなかったことが確認されています。

さらに、製造元独自の性能試験では、1000℃の高温炉(マッフル炉)で1時間の加熱処理に耐える実績を持つ高耐熱素材が採用されているとのことです。
同社は、ポーチ内に20,000mAhの大容量モバイルバッテリーを収納し、外部から衝撃を与えて意図的に破壊(熱暴走)させる実証試験を自社で実施しました。この試験では、激しい熱暴走が発生した際にも、ポーチ外への火炎の噴出や急激な燃え広がりを抑制することを確認したとのことです。

高強度のワイヤー縫製糸とロック機能付きファスナー
縫製用糸にはワイヤーが使用されており、強度を飛躍的に高めているとのことです。万が一内部でバッテリーが膨張した場合でも、縫い目から裂けたり破裂したりしにくい設計になっているといいます。
サイズについては、他社の既存製品を研究し、大きめサイズのモバイルバッテリーでもゆとりを持って収納できるサイズに設計されました。また、持ち運びの際にファスナーが勝手に開いてしまうのを防ぐ目的と、充電時にケーブルの位置を固定できるようにする目的の2つから、ロック機能付きのファスナーが採用されています。


対象製品と販売情報
対象製品は、モバイルバッテリー、スマートフォン、ラジコン用バッテリー、電動工具用バッテリーなど、リチウムイオン電池搭載製品全般としています。
販売チャネルはAmazon Japanで、販売は2026年9月11日に開始されています。
よくあるご質問(FAQ)は、SOUL POWERの公式ページで確認できます。
- 難燃ソフトポーチ よくあるご質問(FAQ):https://soulpowerjp.com/pages/flame-resistant-pouch-faq
