
株式会社INFORICHは8月4日、モバイルバッテリーのシェアリングサービス『CHARGESPOT』の国内累計レンタル回数が2018年のサービス開始から1億回を突破し、この間の発火・破裂などの重大事故が0件だったと発表しました。今回発表された実績は、8年間にわたる安全な運用体制の徹底によって支えられているとのことです。
同社はこの節目を機に、安全性への取り組みを広く伝える「CHARGESPOTで、安全を借りよう」プロジェクトを開始すると発表しました。屋外広告の掲出や不要バッテリーの回収を促す取り組みなど、複数の安全啓発活動が展開されます。
モバイルバッテリー事故が急増する背景
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)によると、リチウムイオン電池搭載製品の事故は2025年までの5年間で2,140件発生しており、事故は6月から8月にかけてピークを迎えるとのことです。同機構のデータでは、モバイルバッテリーの事故件数は2021年比で3倍以上に急増しているとされています。
INFORICHによると、スマートフォンをはじめとするモバイル機器の普及に伴い、1人あたり平均2.3個のデバイスを携帯する「マルチ充電」時代が到来しており、低品質な製品や経年劣化したバッテリーによる発火事故は身近なリスクになりつつあるとのことです。
発火事故0件を支える3つの安全設計
INFORICHは、国内累計1億回という利用実績から得られる膨大なフィードバックをもとに、8年間で安全性の精度を高めてきたと説明しています。発火事故0件という実績は、CHARGESPOT独自の3つの安全設計によって支えられているとのことです。

作る安全:世界基準の高品質バッテリー
スマートフォンでも採用される評価の高いメーカーのバッテリーセルが採用されています。日本国内のPSE適合にくわえ、中国の「3C認証」、米国の「UL」、欧州の「CE」など各国の安全規格に準拠しているとのことです。
見守る安全:24時間365日のIoT監視
すべてのバッテリースタンドとバッテリーが24時間365日リアルタイムで監視されています。劣化の兆候や異常を検知すると、該当バッテリーには即座にロックがかかり、バッテリースタンドからの排出が防止されるとのことです。該当スロットへの電力供給を強制遮断するオフライン制御機能も備えており、追充電やさらなる発熱連鎖を未然に防ぐとしています。
駆けつける安全:全国を網羅する回収体制
全国24,000人以上のオペレーションワーカーによる回収網が構築されており、異常の兆候を検知したバッテリーは迅速に回収されるとのことです。投入から1年以内で約80%のバッテリーが回収されるほか、状態に問題がない場合でも最長3年で回収する運用が徹底されているとしています。
不要バッテリーの回収キャンペーンを東急歌舞伎町タワーで実施
自宅で使わなくなった古いモバイルバッテリーは、劣化による発火リスクを抱えたまま保管され続けるケースが少なくないとINFORICHは説明しています。同社が実施した調査では、「半年以上使っていない放置バッテリーが1個以上ある」と回答した人が約4割、廃棄方法を「正しく知らない」と回答した人が約6割にのぼったとのことです。
こうした課題を背景に、モバイルバッテリーの正しい廃棄方法の周知と回収促進を目的とした施策が実施される予定です。
- 日程:2026年8月8日(土)・9日(日)10:00〜18:00
- 実施会場:東急歌舞伎町タワー2階(東京都新宿区歌舞伎町1丁目29-1)
- 回収対象:リチウムイオン電池使用のモバイルバッテリー(破損・膨張しているバッテリーは対象外)
期間中に廃棄するモバイルバッテリーを持ち込むと、『CHARGESPOT』の利用クーポン(3時間未満利用相当)がもらえます。クーポンとの引き換えは1人1回限りとのことです。今後は常設カウンターの設置など、展開が拡大される予定です。
渋谷エリアで安全啓発ビジュアルを掲出
モバイルバッテリー事故が過去最多ペースで増加する中、多くの人が行き交う渋谷の街頭で、CHARGESPOTの安全性を訴求したビジュアルが掲出されています。日常的にモバイルバッテリーを利用する若年層への注意喚起を図る狙いとのことです。

- 日程:2026年8月3日(月)〜8月9日(日)
- 掲出場所:東急田園都市線渋谷駅道玄坂キラキラ☆ボードA
文化服装学院と連携した安全啓発プログラムを実施予定
充電インフラ『CHARGESPOT』は、多様な人々が集まる東急歌舞伎町タワー、ファッションスクールの文化服装学院との3社連携による啓発プログラムを実施する予定です。次世代を担う学生とともに、バッテリーの安全な使い方を社会へ伝えるコミュニケーション戦略を考える取り組みとのことです。詳細は追って発表されるとしています。
- 時期:2026年9月初旬〜10月初旬(予定)
- 演習コマ数:90分×10コマ(予定)
『CHARGESPOT』のサービス概要と利用方法
『CHARGESPOT』は日本全国47都道府県に約63,000台が設置されているモバイルバッテリーのシェアリングサービスです(2026年6月時点)。香港、台湾、中国、タイ、シンガポール、マカオ、イギリス、イタリア、オーストラリアでもエリアが拡大されているとのことです。
レンタル方法は、『CHARGESPOT』対応アプリでバッテリースタンドのQRコードをスキャンするだけの操作です。アプリはこちらからダウンロードできます。
